猫が一匹おりま“した”

日本の某所でPIとしてスタート

ルツェルン

フライブルクからさらに南下して向かった先は、ドイツではなくスイスのルツェルン。スイスの山にでも登って、アルプスを眺めながらひっそりと黄昏ようと思ったわけです。しかし現実、ルツェルンはスイスの代表的な観光地なため、観光客だらけでした。

 

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フライブルクから2時間ぐらいでルツェルン駅に到着します。いや晴れてくれー、と思っていたものの、空はどんより曇り空。フライブルクまでは、青空見えてたんですけど。

 

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駅前には、広大なルツェルン湖が広がっており、数々のクルージング船が出ています。下の写真を見るとわかりますように、ルツェルンアルプス山脈近くの街なので、奇麗な山々を街の背後に拝むことが出来ます。

 

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ルツェルン駅前から歩くとすぐに目に入るのが、このカペル橋。ヨーロッパで最も古い木造の橋らしく、過去に火災で損傷するものの再建され、いまだ形を保っているようです。橋のそばには塔がありますが、かつてここは監獄や拷問部屋として利用されていたそうです。

 

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カペル橋の天井部分には、ルツェルンの歴史について描かれた一連の画が飾られています。

 

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カペル橋の近くには、大きなイエズス会教会があります。教会前では、小規模の市場が開かれていました。教会の目の前を通ると、これが教会だと気付かずにスルーしてしまいがちですがまた、教会内は白を基調とした明るい内装になっており、一見の価値ありです。

 

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イエズス会教会から少し歩くと、Nadelwehrという堰があります。水が青々としてて奇麗でした。

 

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このNadelwehrの横には、シュプロイヤー橋というカペル橋よりは短めの橋があります。

 

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シュプロイヤー橋の天井には、カペル橋と同じく絵が飾られています。が、こちらは「死の舞踏」をテーマとして描かれているため、カペル橋の画よりはやや不気味な感じになっております。

 

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シュプロイヤー橋を渡り、少し坂を上るとムーゼック城壁という9つの塔がくっついた城壁があります。このうちいくつかの塔には登ることができ、ルツェルンの街を見渡すことが出来ます。下の写真奥に見えている高い山は、ピラトゥス山という山です(後述)。

 

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ムーゼック城壁を降りると旧市街が広がっており、ここはショッピング街だったりレストラン街だったりします。いくつかの建物には、見事な壁画が描かれていました。

 

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旧市街からちょっと歩くと、この記事の2枚目の写真でも目に入る2つの尖塔をもつHofkircheという教会に着きます。ルツェルン駅をでて、湖の対岸によく目立つ尖塔があるため、ここが気になる人も多いはず。残念ながら、内装は特に目を見張るほどのものではありませんでしたが。

 

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Hofkircheからやや北上すると、「瀕死のライオン像」という彫刻がある小さな公園があります。フランス革命時に、ルイ16世の警護を担当していた多くのスイスの傭兵が命を落とすことになったのですが、これら兵士の鎮魂のために刻まれた彫刻です。ここに訪れるまでは、小さい彫刻なのだろうと思っていたのですが、実際目にしてみるとかなり大きくて驚きました。

 

 

街の紹介はこれぐらいにして、本来の目的は山に登りたいということだったので、それについての紹介です。

 

当初はルツェルンから少し離れたところにある「ユングフラウ」という山を見に行きたかったのですが、どうにもこうにも現地の天候が優れないため、予定を変更してルツェルンのすぐそばにあるピラトゥス山に登ることに。

ピラトゥス山に登る方法の一つに登山鉄道を使うという方法があり、この登山鉄道は世界一の急勾配であるということで有名なため経験してみたかったのですが、調べてみると運行は5月からでした・・・

 

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というわけで、もう一つの方法であるケーブルカーを使って登ることに。まず、ルツェルン駅前のバスターミナルから1番のバスに乗ると、10分ぐらいでルツェルン郊外にあるKriensという街に着きます。写真は、バス停Zentrum Pilatusを降りてすぐの所。ここをまっすぐ歩いていきます。

 

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5-10分ぐらいすると、こちらのケーブルカー乗り場にたどり着きますので、ここからピラトゥス山頂を目指します。ケーブルカーは小さめで大人4人しか座れません。ちなみに、チケットは往復で70€ぐらいとやや高め。

 

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30分ぐらいすると、Fräkmünteggという中継駅にたどり着きます。ここで一度降りて、今度は数十人は入れる大きめのケーブルカーに乗ります。山頂まではすぐで、3分ぐらいで到着します。

 

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山頂にはちょっとしたお土産屋さんなどがあり、またホテルもあります。ここに泊まれば、奇麗な街の夜景とか夜空とかが拝めるのでしょう。天気さえよければ。あ、あとお金さえあれば。

 

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こちらは、山頂からみたルツェルン湖およびルツェルンの街です。山頂は標高2132mなので、それなりに目前に広がる景色も奇麗です。

 

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ルツェルンと反対方向には、アルプス山脈を望むことができます。3000m級の山ばかりです。やっぱスイスと言えばアルプス山脈だよね、という感じ。遠巻きですが、それでも奇麗です。

 

ぼーっと山をずっと眺めていたいところでしたが、まだ4月ということもあったせいかかなり寒く(たぶん体感0度付近)、体調不調も重なってしんどくなってきたので2時間ぐらい滞在してから下山することに。

しかし、下山完了したとたんに山頂は雲で覆われてしまったので、タイミング的には正しかったのかなと。下山途中でかなり多くのこれから登頂を目指す観光客とすれ違いましたが、あの方々はおそらく真っ白な景色を拝むことになったのでしょう・・・

なお翌日は山頂は吹雪になり、再び雪で覆われてしまったようです。

 

 

スイスに来たのはこれで2度目ですが、やはり街並みよりは自然が素敵な国ですね。訪れるなら天気のいい時がベストです。

 

 

 

(続く)

 

 

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