JAPAN2019-03
3月は学会等の用事で、日本に1週間ほど帰っていました。
フライトはフランクフルト→ウィーン→羽田というルートです。オーストリア航空でしたがANAとコードシェア便のため機内サービスはほぼ日本の空気が漂ってました。
これまたどうでもいい、機内で見た映画について。
「くるみ割り人形と秘密の王国」
ディズニーの映画。雰囲気や世界観はよかったとおもいますが、如何せんストーリーが平凡でした。完全に子供向けと言うほどでもないし、どの層をターゲットにしたのだろう。
ハリポタと共通の世界観であるファンタスティック・ビーストシリーズの1作目。正直、ハリポタより面白いと思いました。
ファンタスティック・ビーストシリーズの2作目。1作目がよかったので続けて見ました。ストーリーがややヘビーな感じになりましたが、次回作が気になるところ。
「ヴェノム」
スパイダーマンの敵であるヴェノムに焦点を当てた作品。寄生獣的な感じがありますが、そこまで寄生生物と宿主の繋がりを描いているわけでもないので、軽い感じで見れました。
映画を見てたら、無事羽田に着きました。朝7時に着いたので空港で朝食を食べようと思ったものの、あんまりお店が開いてなかった。
その後空港から目的地まで、高速バスで移動。行き先は、つくば市。今まで一度も行ったことなかったので、今回初上陸です。
つくば駅およびつくばバスターミナル周辺。通常、駅前ともなると、もっとにぎわっているもんですが、人の気配がほとんどない・・・人口は20万人以上のはずなのに。
数日つくば市に滞在して思いましたが、なんていうか生活感が無い無機質な街ですね。。。街外れにはモールがあるようなので、みんな車でそちらへ行くのでしょうか。
最初に行ったのは、日本のNASAであるJAXAの、筑波宇宙センター。
人工衛星打ち上げ用のロケットであるH-IIロケットが展示されています。背後のJAXAのビルと共に、記念撮影スポットです。
スペースドームと呼ばれる一般見学者向けの展示館があります。入場無料です。
内部では、実物大の人工衛星などが展示されています。
国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」の実物大モデルがあり、実際に中に入ることが出来ます。
打ち上げロケットの縮小スケールモデル。このそばには、ロケットエンジンの展示もありました。
スペースドームの隣の建物では、小さいながらもお土産コーナーがありました。また、有料でガイドツアーもやっている模様です。
長く滞在する場所ではないですが、宇宙やロケット好きなら訪れる価値があるかも。
次に行ったのは、筑波山。つくばやま、ではなく、つくばさん。駅前のバスターミナルから、30分毎にシャトルバスが出ていました。
バスから見た筑波山。男体山と女体山の二つの山からなり、それぞれ標高が871mと877mとなってます。
シャトルバスは、ここ筑波山神社前か、ここより先にあるつつじヶ丘と言う場所に停まります。とりあえず今回は、神社前で降りました。
筑波山神社前には大きな鳥居が。この鳥居を通って歩いていきます。
しばらく歩くと、筑波山神社の拝殿に到着します。
拝殿からちょっと離れた所には、筑波山山頂へ向かうケーブルカーの駅があります。歩いて登る気力は無いので、こちらでお手軽に山頂まで。
こちらは、筑波山山頂駅前です。多くの登山客がいました。この写真の奥のほうに向かって歩いていくと、女体山の山頂に着くようですので、歩いてみました。男体山の山頂はこの写真の背後の方角ですが、時間の都合で行きませんでした。
歩いて15分ぐらいで、女体山の御本殿に到着します。こじんまりとした、小さな社です。
女体山の御本殿の奥が山頂になっています。絶えず人がいました。日本百名山なるリストがあるようで、そのうちの一つがここ筑波山とのことです。
たしかに、山頂からの景色はきれいでした。天候がよければ富士山も見えるらしいです。
女体山山頂から男体山山頂を見たのがこちら。ふもとがケーブルカーの山頂駅で、そこから徒歩10分ぐらいで男体山山頂の御本殿に行けるそうです。
女体山のはるか下には、つつじヶ丘という場所があり、女体山山頂からここまでロープウェイが出ています。
山頂から歩いておりる気力は無いので、ロープウェイで降りてきました。
ロープウェイの駅は、お土産やさんと直結してます。お土産の種類も豊富で、ここで買っとけばいいかなという感じ。
ここはまぁいたって普通のお土産屋さんでしたが、そばにもう一つ、不思議なスポットが。
それがこの、「筑波ニュー三井谷」というお店とその横に位置する「ガマランド」。なんでしょう、遠巻きでも見た瞬間に漂う場末感で、ここは絶対に見逃せないという雰囲気を放ってます。
厳つい顔をした巨大蛙が座ってます。奉納は300円らしいです。筑波山名物ガマの油なのでカエルなのはわかりますが、お願いするのに、何故こんなでかいしかめっ面したカエルなのか・・・
山中より出土とあるが、どう見ても人間が作ったとしか思えないような、拳の形をした石。
ガマ洞窟なる怪しい場所。入場券は500円とのことで、高いしいらん、と思ったものの、今思えば入っとけばよかったと後悔してます。
階段を登って上に行くと、いつの時代からタイムスリップしてきたのかと思うような遊具が多数ありました。どれも、動く気配は微塵もありません。
唐突に謎の怪文章が展示されており、なんのこっちゃと思っていると、
その先には確かに、屋上で佇むカエルがいました。背中にシマウマみたいなのが乗っていますが、どういうことなのかはもはや考えないようにしました。
一番上にはガマ大明神という大きなカエルがいました。こちらのカエルは割りとかわいらしい。どうやらここらへんから女体山山頂への登山口になっているようで、無事の登山をここでお祈りしていくのでしょうか。
などなど、突っ込みどころのあるレトロな雰囲気をぷんぷん漂わせてました。お土産やさんや食堂もあったのですが、利用はしませんでした。中に入ってみればよかったなぁ。
その後、つつじヶ丘から、つくばセンターまでのシャトルバスがありますので、それに乗って戻りました。
つくばでの用事が終わった後は、新幹線で京都へ。京都は完全に私用での滞在です。翌日の朝に関空からフランクフルトへの直行便で帰りました。
以下、帰りの機内で見た映画について。
「ザ・プレデター」
1作目のプレデターが好きなので、この最新バージョンのやつを見てみました。展開が軽かったり、グロさを強調してたり、主人公にいまいち魅力を感じないあたりが、なんとも。やはりシュワちゃんは偉大だった。
「オデッセイ」
火星調査に来てたグループが、調査を中断して火星を脱出するも、アクシデントにより一人だけ火星に取り残された人の話。 火星での孤独や不安などを描くのかと思いきや、サバイバルの過程が中心となり、そしてなんだかんだで脱出してしまうという、サクセスストーリーに。それほど絶望感が無いので、気軽に見れる一方、せっかくの設定なのに浅い気がする。
中年おばさんと半魚人との愛を描くと言う、異種恋愛もの。なかなか設定がぶっ飛んでる上に、アダルトな描写もあるが、ストーリー展開自体は王道。半魚人がハイエロファントグリーンみたい。 いろいろ異質すぎて、今回で一番記憶に残った映画。
「The Darkest Minds」
突如超能力を発症した子供たちが、管理しようとする大人から逃げて安定の地を探すような話。主人公の能力は、絶対遵守のギアスですねこれ。ストーリーの3分の2ぐらいまでは楽しめたのだけど、最後の方がよくある展開になった上に、いろいろ未消化のままきっちり完結せずに続編やる気満々な終わり方をしたのが残念。
ドイツに到着するとなぜかテンションが下がりますが、生活の基盤があるのでほっとします。
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古城ホテル
既にだいぶ前の話ですが、昨年末はドイツの古城ホテルに泊まってまいりました。
泊まったのは、アウフシェーンブルクという古城ホテルです。ライン川沿いのオーバーヴェセルという小さな町の山の上にあります。駅の目の前の山の上にあるので、歩いて行けるやろと思って歩いて行ったら結構しんどくて、失敗した感がありました。坂道を20分ぐらい歩いてのぼる羽目になるので、タクシーの方がよいかも。
外部からだとわかりにくいですが、中に入ってみるとなかなか城っていう感じがしてます。
ホテルからはこのように目の前にライン川が見えます。なかなかいい眺め。
建物の内部もかなりのおしゃれ感。
泊まったお部屋はリビングと寝室とバスルームの3部屋構成でした。リビングの家具はなんともエレガントなソファと椅子が。。机にはウェルカムドリンク的な洋酒が置いてありました。
こちら寝室です。天蓋ベッドでした。このカーテンは寝るとき閉めて使うらしいです。ただの飾りだと思ってましたが、閉めると真っ暗になり、また若干の遮音性もあるのか、思いのほか熟睡出来て快適です。
十分に広いお風呂。ロウソクや泡だらけにするやつも置いてありました。
お城にはお庭もついていて、宿泊者はお散歩できるようになっています。夏だと奇麗なのでしょうが、時期が冬なのでさびれた感じでした。
泊まったのはハイシーズンかつ一番ランクの上の部屋で、370ユーロでした。宿泊代は朝食・ディナー(4品)込です。部屋代も一部屋当たりの値段なので、そう考えると思ったほど高くないような。
とまぁ、古城ホテルにあこがれのある方々には、とてもおすすめです。ただここアウフシェーンブルクはドイツでも屈指の人気を誇る古城ホテルで、そして部屋数も少ないので、予約はかなり前からしておいたほうがよいでしょう。
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その他近況
結婚したものの、一人だけでドイツに帰ってきたので、結婚した実感無し。しばらくのちに相手もやってくるので、それまでダラダラしとこうと思ったものの、特にやることもないなぁ。
そんなこんなしてるうちに、論文が世に出ました。まぁまぁ見られているのか、それともそうでもないのか、いまいちよくわからない。Article metricsというので、SNSでの取り上げは把握できるようですが。昔はN系は論文ごとのページビューとかpdfのDL数をカウントしてたような記憶があるけど、もう一掃されてなくなってしまったのかな。
論文はレビュアーへの対応より、その後のエディターからの論文体裁を正すリクエストへの対応の方がはるかにだるかったです。これN系全般そうらしいのですけど、編集プロセスが長すぎじゃね?
一本出したら終わりという世界ではないので、次のネタをまた形にできるように頑張ります。
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JAPAN2018秋
しばらく私用で日本に帰ってました。
久々にルフトハンザで帰ってみたら機内映画がたんまりとあったので、行きの飛行機内では一睡もせず全力で映画を見る方向で時間をつぶしてました。
以下、見た映画。
「ミッションインポッシブル・フォールアウト」
このシリーズ見たことないので登場人物の関係がよくわかりませんでしたが、まぁまぁ面白かったです。設定がわからなくても、アクションで魅せる映画ですね。ロンドンやパリといった、見慣れた景色が出てきました。
「ハン・ソロ」
スターウォーズのハンソロの若いころを描いたもの。誰やお前、という人物から、あ!お前、という人物まで。ただ、スターウォーズ知らなければ何も面白くない気がします。
「ゴーストインザシェル」
日本のアニメ映画のハリウッド実写映画版。TVシリーズであるSACも混じってたりしてます。ストーリーは大衆受けするように変更されています。吹き替えがオリジナルの声優を起用しているので違和感なく見れました。ただ、たけしはいらんかったなぁ・・・
「トゥームレイダー・ファーストミッション」
同名のゲームの映画版。ゲームをプレイしたことが無いので、ストーリーが忠実に再現されているのかどうかは知りませんが。日本のどこにこんなヤバイ島があるんだよ、と突っ込まずにはいられない・・・
そうこうしてるうちに、もう関空に到着。空港で蕎麦を食べてから電車で移動。
予定の時間まで暇だったので天王寺動物園にやってきました。入場料500円の割には悪くないです。あと、某お笑い芸人が園内でたまたまロケしてました。さすが大阪。
その後は実家に帰ったりなんやかんやとバタバタしてました。
その結果、わたくし、入籍しました。結婚式は来年です。
さようなら、自由気ままな無責任独身生活・・・これからは責任感ある真人間を目指します。
披露宴会場の下見のため、京都観光の中心である東山区に。紅葉の季節なせいもあってか、平日だったにもかかわらず観光客で一杯です。
ついでに、久々に錦市場を歩いてみました。こちらも観光客で一杯で、歩くのにも一苦労です。ここを食べ歩きするのがよかったのに、今は食べ歩き禁止なのですね。
なんだかんだやることがあったため、あまり自由な時間は無いままドイツへ戻ることに。
帰りの機内では寝ようと決めていたのに、行きと同様に全部の時間を映画に費やしてしまいました。
以下、見た映画。
「オーシャンズ11」
有名な映画ですが見たことなかったので、この機会に見ました。ご都合主義的な展開ですが、それでも飽きさせない展開で面白かったです。ジョージクルーニーの渋さとうさん臭さが良い感じです。
「オーシャンズ8」
今年公開された映画で、オーシャンズ11の女性版での焼き直しみたいなコンセプトのよう。こちらもご都合主義的展開ですが、主要登場人物が全部女性になるだけで映画の印象はがらりと変わってます。なんというか、ライトな感じ。
「キングコング・髑髏島の巨神」
キングコングvs人間かと思いきや、キングコングvsトカゲでした。キングコングが超デカイ上に、やたらと格闘慣れしているのはなぜなのか。なんだか続編もやる気があるようですが、果たして・・・
火星で発見された単細胞生物が成長し人類と触れ合うドラマ的な話かと思いきや、その生物が成長してエイリアン化し人を襲いだすというB級感漂う映画でした。さらにはこの手の映画によくあるエンディングになるかと思いきや、これも逆の展開を行くなど、いい意味で予想を裏切る中身になっており、なかなか満足。
「メッセージ」
異星人物を二連発で見るのもどうかと思いながらも見てしまいました。こちらは、突如現れた異星人の謎の言語を理解してコミュニケーションをとろうとする話。やや突飛な設定もありつつも、映画に込められた意味は哲学的で考えさせる内容でした。異星人を扱いながらも、ライフとは全く違う方向性の映画です。
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アイラ島
スコットランド旅行の最後の目的地は、アイラ島です。今回スコットランドに来たのは、ここに来るためと言っても過言では無いです。
アイラ島?何が有名なの?と思われるでしょう。この島で有名なのはただ1点、ウィスキーです。スコットランドどこでもスコッチウィスキーの蒸留所はありますが、アイラ島で作られるウィスキーは他と違い特別なのです。ウィスキーファンにとっては、アイラ島は聖地と言ってもいいぐらいです。
というわけで、アイラ島のウィスキー蒸留所を見て回るのが今回の主な目的です。
アイラ島へはグラスゴー国際空港から飛行機で30分ぐらいです。Loganairという航空会社がアイラ島までの便を出しています。機体は30人ぐらいしか乗れないような小さなプロペラ機でした。
すぐにアイラ島に着きました。アイラ島の空港はめっちゃ小さい空港です。この規模の空港は人生初です。
空港には早速ウィスキーの展示がありました。ワクワクがとまりません。ついに来てやったなという感じ。
アイラ島は公共交通機関はバスがありますが、本数が少なすぎてほとんど役に立ちません。レンタカーを予約して空港で受け取って移動しました。他には、タクシーをチャーターして移動する人もいるようです。
写真で見ての通り、だだっ広く何もありません。街灯もないので、夜になると完全に真っ暗です。たまに羊が道で寝てるので、運転には気を付けたほうがよいです。
空港から車で10分ぐらいの場所にある、ボウモアという町へ向かいます。
ボウモアは海沿いにある町で、アイラ島の中心に位置しています。これぞ田舎、というぐらいに住宅以外に何もありませんでした。
ボウモアにある円形状の教会。そのままラウンドチャーチと呼ばれているそうです。町のモニュメント的な存在です。
町内にはインフォメーションセンターもありました。お土産もここで買うことが出来ます。
ボウモアは海沿いな町なだけあって、ちゃんと港もありました。やっぱ海はいいなぁ。ドイツにいると海を見ることはほぼないので。
そして、まず最初に訪れる蒸留所がまさにボウモア蒸留所で、海沿いに面しております。
事前に見学ツアーを申し込んでいたので、堂々と蒸留所に侵入し中へ入ることに。ビジターセンターに入ります。
ビジターセンター内ではボウモアグッズがたくさん売ってました。ツアーはここからスタートするようなので、指定の時間になるまでグッズを物色。結構いろいろなものが売ってます。ボウモア蒸留所は実はサントリー傘下にあるのですが、とりあえずグッズ作れば売れるだろ的な日本人的発想がこのグッズの種類の豊富さに表れているような・・・
指定の時間になり、見学客も集まったところで、ツアーの始まりです。ビジターセンターから奥に入っていくのかと思いきや、外に出て、蒸留所の各建物を見て回る流れになりました。
ウィスキーの原料となる麦芽を作るために、吸水した大麦を床に広げて発芽させます。フロアモルティングという昔ながらの伝統的なやり方です。
発芽した麦は、キルンと呼ばれる煙と温風が入る部屋でじっくり乾燥させ、発芽を停止させます。これが麦芽となります。
この麦を乾燥させる過程で、ピートと呼ばれる燃料を焚きます。写真左に山積みになってるのがピートです。ピートは、野草や水生植物などが長い間に炭化したもの(泥炭)です。アイラ島にはこのピートが豊富にあるため積極的に使用されています。
ピートを焚いた煙に燻された麦芽には、煙の臭いが付きます。この煙臭さは最終的にウィスキーになっても残ります。 そのため、アイラ島で作られたウィスキーは非常に煙臭い匂いがします。はじめてアイラ島のウィスキーを味わうとそのインパクトに引いてしまう人が多いのですが、同時にクセになる魅力も備えており、それゆえコアなアイラ島のウィスキーファンが多いのです。
麦芽をマッシュタンと呼ばれる釜に温水とともに入れて混ぜます。この過程で、麦芽中の酵素がでんぷんを分解し糖分を作りはじめます。いわゆる糖化です。これをろ過したものが麦汁となります。
麦汁に酵母を混ぜることで発酵が進みます。酵母は糖分からアルコールと炭酸ガスを生成します。いわゆるアルコール発酵です。
発酵が進んだ液をこちらのポットスチルと呼ばれる蒸留器で蒸留します。この過程でアルコールや香り等の揮発成分が濃縮されます。
蒸留されたアルコールは樽に詰められ、じっくり寝かされます。No.1Vaultsと呼ばれる貯蔵庫は海に面した海抜0mの場所に位置しており、最近ボウモア蒸留所はこの貯蔵庫発のウィスキーを一つのブランドとして販売しはじめたようです。
ツアーの最後では、ウィスキーの試飲がありました。お持ち帰りできるように、小さな小瓶もいただけます。また、ボウモアラベルの入ったこのミニウィスキーグラスももらえます。
ツアーは大体1時間ちょいぐらいでした。蒸留所見学が初めての人にはなかなか楽しいです。
ボウモア蒸留所が持つホテルにあるレストランで生ガキ食べました。アイラ島はカキも有名らしいです。
さて、お次の蒸留所へ向かうため、再び車で移動です。ボウモアから南下します。
次に訪れたのは、ラフロイグ蒸留所です。ボウモアから車で30分ぐらいでした。こちらもサントリーの傘下になっています。ここでもツアーを申し込んでいたので、参加しました。
こちらのツアーも構成はボウモアと同じです。ウィスキーが出来るまでの過程を説明してもらい、最後にラフロイグの試飲ができます。ラフロイグラベルの書かれた試飲グラスがもらえます。
ラフロイグはアイラ島のウィスキーの中でもトップクラスに煙臭いウィスキーで、ボトルの開封直後は正露丸みたいな匂いがします。昔はじめてラフロイグを買ったときは、「これ買ったの失敗だったか?」と思いましたが、今ではこれぐらいじゃないと満足できない体に。
ラフロイグ蒸留所もボウモア蒸留所と同じくサントリー傘下なだけあって、ラフロイググッズが多く売ってました。なんとも購買意欲を掻き立ててきます・・・
最後にツアーに参加したのは、こちらのラガヴーリン蒸留所です。ラフロイグ蒸留所から車ですぐです。ちなみにここはサントリー傘下ではありません。
ボウモアやラフロイグと違い、待合室は狭く、あまり団体での見学を想定していないような感じでした。そういえば、ツアーの申し込みもオンラインシステムがなく、メールで問合せしました。グッズの種類も少なかったです。日本企業が絡んでないと、こんなもんなのかも。
また、ツアー中は蒸留所の施設内は写真撮影禁止でした。とはいえ、見学構成はこれまでの蒸留所と同じなので、まぁいいかといった感じ。
ツアーの最後には、これまた試飲させてもらえます。一番右のテイスティンググラスはお土産として持って帰ることが出来ます。
ラガヴーリンはお店で買うとボウモアやラフロイグより若干高めなのですが、味的には一番上品だと個人的には思っているウィスキーです。個性が強すぎず弱すぎずで、おすすめです。普段飲む用には買いませんが・・・
ラガヴーリン蒸留所の近くの高台から、蒸留所の全体を見ることが出来ます。なんとも静かな海沿いの場所です。
ラガヴーリン蒸留所のすぐ近くには、アードベッグ蒸留所があります。こちらではツアーは申し込まなかったので中には入っておらず、外から眺めていただけですが、もちろん申し込めば見学可能です。
ボウモアに帰る前に、ポートエレンという町に立ち寄りました。ここはかつて、ポートエレン蒸留所があったのですが、1983年に閉鎖されました。しかしいまでもごく少数のウィスキーが出回っており、恐ろしい値段が付いています。
アイラ島内で町を外れるとろくにレストランもないので、ポートエレンにはご飯を食べるために立ち寄ったのですが、たまたま入ったアイラホテルというところのレストランのご飯がすごーくおいしかったです。味のレベルが他とは1ランクも2ランクも違う感じでした。あとで調べてみたら結構有名なホテルのようでした。ホテルの設備についてはわかりませんが、レストランはとてもおススメです。
そんなこんなで、憧れのアイラ島で蒸留所巡りを終え、帰る日がやって来ました。これがアイラ島での最後の朝焼けです。
蒸留所以外に何もないしまぁ1回行ったらもういいかな、と来る前は思っていたのですが、実際来てみると、とてものんびりとした島で、ご飯も美味しいし、蒸留所巡りをせずともここで1週間ぐらいゆっくりしたいと思うほどでした。アイラ島の全ての蒸留所を今回見たわけではないので、割とマジでもう1回行きたいと思ってます。それぐらい気に入ってしまうほどに、魅力を感じる島でした。
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グラスゴー
インヴァネスから次の目的地へ移動です。電車で移動するため、駅へ。
インヴァネス駅前。小さな駅です。
ところで、電車はちゃんと動いてるのだろうかという不安に駆られながら待っておりましたが、通常運行していました。
で、着いた目的地はグラスゴーです。電車はグラスゴークイーンストリート駅という駅に到着します。
グラスゴーは観光しに来たというよりは、このさらに次の目的地への中継地点のような感じで滞在しました。
駅のすぐ隣には、ブキャナンストリートというグラスゴーの中心的繁華街があります。ここには数多くのショップやデパートが並んでいます。歩行者天国になっているので、ゆっくり見て回れます。
対して、グラスゴーの一般車道は車が非常に多く走っており、しょっちゅう渋滞してました。
グラスゴーはあまりこれと言ってみるものが無い都会の街、といった印象でしたが、一応いくつか紹介します。
こちらはグラスゴー大聖堂。街中からやや外れた場所にあるので事前に調べておかないと、存在自体に気が付きにくいです。
ジョージ・スクエアという広場。街の中心にある広場なので、目印になりやすいです。奥の建物は市庁舎になっています。
グラスゴー・グリーンという公園。内部は結構広いです。ジェームズ・ワットはここを散歩中に蒸気機関のアイデアを思い付いたという逸話があります。
グラスゴーは長居をするような場所でもないので、スコットランド旅行をする際にはあえて選択に入れる必要はないかと思います。
(続く)
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インヴァネス
エジンバラの次は、インヴァネスに移動です。電車で移動するため、とりあえず駅へ。
駅で電車の出発スケジュールを見てると、なんか挙動が怪しいなぁ、と思いながら待ってたら、更新が完全に止まってしまいました。この日、スコットランドをストームが襲い、電車が完全ストップしたのです。なんか外がやけに強風だなとは思ってたんですよね。
ホームの他の方々は復旧を信じて待っていたようですが、たまたま立ち話した整備員のおじさんに「今日中の復旧は無いと思う」と助言をいただいたので、高速バス移動に切り替えました。
というわけでバス移動です。バスターミナルは、電車が止まったことによりバス移動に切り替えた人たちで混雑しておりました。
で、そうこうしてると、インヴァネスのバスターミナルに着きました。インヴァネス駅の横にあります。
インヴァネスの街自体は小さく、そしてさほど見るものもないという。。ネス川という大きな川が流れており、その川沿いに教会やお城が建っています。まったりとした感じがあるので、のんびりはできそうです。
そんなインヴァネスは拠点として利用するために滞在し、ここからレンタカーであちこちへ遠征しました。
まずはコーダー城。インヴァネスから車で30分ぐらいです。シェイクスピアの「マクベス」はここを舞台として書かれたとか。敷地へのバッグ持ち込みが禁止なので、手荷物は車に置いておく必要がありました。城内の見学が可能です。こじんまりとした城なので、見学はあまり時間がかかりません。
城内だけでなく、この城は庭も奇麗なので、歩いて見て回ると楽しめます。
城にはお土産屋さんとカフェがありました。メニューにハギスのバーガーがあったので、性懲りもなく食べてみることに。実はエジンバラとは別の場所で食べたらおいしいんじゃないかと思ったものの、 やっぱり独特の臭みがあり、我慢しながら無理やり完食。これ以降、ハギスには手を出しませんでした。
コーダー城はそれほど時間かからずに見終わりましたので、次の目的地へ。
お次はネス湖。インヴァネスから南へこちらも車で30分ぐらい。車で走ってると、途中で道沿いに大きな湖が目に入るようになります。
ネス湖と言えば「ネッシー」。私が子供の頃はネッシーが話題で、ネス湖のネッシーという言葉はずっと忘れられないものでした。ようやく来てやったなという感じ。
ネス湖の近くにはネッシーショップというお土産屋さんがあります。
こちらにはネッシー関連グッズがたくさん売っています。ぬいぐるみも大量に。かわいいのからイマイチなやつまで多様です。
また、外にはネッシーのハリボテ像もありました。顔が若干怖い。色あせてる所に時の流れを感じる。。
ネス湖で一番の観光地といえば、ここアーカート城になります。というかここぐらいしかないです。駐車場に車を停めて、チケットを買い入場します。実は駐車場から遠巻きにアーカート城が見えるので、近寄らんでもええわ、っていう人は中に入らなくてもよいかもしれません。
とはいえ、せっかくきた以上はと思い、アーカート城内へ。少し歩いていく必要があります。
アーカート城は13世紀に建造され、古い歴史を持っています。度重なる襲撃を受け、今では城は廃墟となっています。
ネッシー出てこないかなぁ、などと子供のようなことを思いながらネス湖湖畔の古城を眺めるのは、なかなか悪くありません。ネッシー・・・
インヴァネスを拠点に向かった最後の場所は、グレンフィナンという場所。こちらは車で片道2時間かかるので、1日必要です。
ここにはグレンフィナン陸橋という高架橋があります。この場所は、映画ハリーポッターに出てくるため、ファンにとっては非常に有名な場所となっています。私はハリーポッターには全く興味がなく見たことないので、全く知りませんが。。
このグレンフィナン陸橋は、ハリーポッターのホグワーツ特急のモデルとなったジャコバイト号という蒸気機関車が通ります。その瞬間を見るために、多くのファンが訪れています。
待ち構えていると、定刻通りに蒸気機関車がやってきました。ハリーポッターファンからすれば、感動の一瞬なのでしょう。 しかし、ハリーポッターを見たことが無い私にはよくわかりませんでしたが・・・
待ち構えているファンのためにこの高架橋ではゆっくり走ってくれるのかと思いきや、一瞬で走り去ってしまいました。遠路はるばるやってきたのに、あっけない。話のタネにはなるからよしとしよう。
(続く)
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エジンバラ
やっと更新できそうな時間がやって来ました。というわけで、2か月ほど前に行ったスコットランド旅行について。
スコットランドで最初に向かったのは、エジンバラです。フランクフルト空港からエジンバラ空港まで2時間。まぁすぐですね。
空港からエジンバラ市内までの移動方法について調べずに現地到着しましたけど、トラムがあったのでそれに乗って適当に移動しました。
しばらくすると、エジンバラ市内に到着しました。この写真の場所に停まってたバスは空港行きのようでしたので、トラムだけじゃなくバスでもアクセスできるのでしょう。
スコットランドは、ドイツより若干なんか寒い。。。そして断続的に小雨が降ったりするので、あまり快適ではないです。
写真の奥に見えるのが旧市街で、少し小高い丘のようになっています。
旧市街への坂を上ると、スっと一直線になっている通りにでます。この通りはロイヤル・マイルと呼ばれており、旧市街のメインストリートとなっています。ここをまっすぐ歩いていくと、エジンバラ城にたどり着きます。
通り沿いを歩いていると、セント・ジャイルズ大聖堂というゴシック様式の聖堂が目に入ります。エジンバラ城に行くついでに訪れるとよいでしょう。
こちらがエジンバラ城になります。観光客はとりあえずここに来るので、いつも人は多いです。
エジンバラ城内も人で一杯です。エジンバラ城への入場は有料ですが、たいして「スゲェ!」と思うようなものは無かったような・・・
エジンバラ城から見た景色。城下の辺りは広い公園になっていて、散歩に向いています。野良リスなども見ました。
エジンバラ城は、この公園から見上げる方が奇麗に見えるかもしれません。観光客もほぼいないので、ゆったりできます。ただ、何もありませんが・・・
公園のそばには、新市街の中心となるプリンセス・ストリートがあります。ここには、数多くのデパートやショップが立ち並んでおり、ショッピングに最適です。
プリンセス・ストリートを歩いていると、バルモラルホテル(写真右)という、割とお高いホテルが目に入ります。ここに泊まっていたわけではもちろんありませんが、
こちらのホテルで、アフタヌーンティーをしてきました。やはり、イギリスといえばアフタヌーンティーでしょ、ということです。
バルモラルホテルから少し歩くと、カールトン・ヒルという丘にたどり着きます。こちらからは、エジンバラの全体を奇麗に眺めることが出来ます。
カールトン・ヒルからはエジンバラの街外れにあるホリルード・パークもよく見えます。こちらはちょっとした山でして、1日暇があるならここを散歩するのも悪くなさそうです。左奥の山は、アーサー王の玉座と呼ばれています。歩いて登ることが出来るようで、山頂には人影がチラホラ見えました。
さて、その他のエジンバラのスポットなど。
こちらはグレーフライアーズ・ボビーという犬の像。グレーフライアーズという場所にボビーという名の犬がいたようです。飼い主であったエディンバラ市警ジョン・グレイが死去した後の14年間、彼の墓の横に座っていたそうです。
ボビーの像のすぐ近くには、エレファントハウスというカフェがあります。こちらは、ハリーポッターの作者であるJ・K・ローリングが、まさにハリーポッター執筆のために通っていたカフェとして知られています。
こちらはエジンバラ動物園です。市内からはやや離れた場所にありますが、バスでのアクセスが便利です。
エジンバラ動物園は世界最大級のペンギンのコーナーがあります。広い敷地に、数多くのペンギンがいました。またある時刻になると、飼育員の人とペンギンが一緒に園内を散歩するショーがあります。
また、エジンバラ動物園にはパンダもいました。常に外に出されているわけではないのか、数回訪れても姿を見かけませんでした。しかし、午後のおやつタイム(?)に飼育員の人が食べ物を 外に置くと、のそのそと出てきてお食事が始まりました。
スコットランドの名物には、ハギスという食べ物があります。羊の内臓を羊の胃袋に詰めて茹でた肉料理です。独特の臭みがあり、好き嫌いがはっきり分かれるような食べ物です。自分はちょっと完食は無理でした・・・
(続く)
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