ミッテンヴァルト
ガルミッシュ=パルテンキルヒェンから東へ電車で20分程度の所に、ミッテンヴァルトという小さな町があります。
こちらはミッテンヴァルト駅。 背後にはカーヴェンデル山という高い山が聳えていますが、それについてはまた後ほど。
ミッテンヴァルト駅前の道をまっすぐ歩いていくとすぐ、この小さな町の中心地にたどり着きます。
街の中には、このオーバーマルクトという道があり、この通り沿いにはフレスコ画がきれいな小さな家がたくさん並んでいます。奥に見えているのは、この町の教会です。
教会前には、このような彫像があります。これは、マティアス・クロッツという人の像で、イタリアでバイオリン製作を学び、この町にその技術をもたらした人です。
そのため、この町ではバイオリン製作が盛んで、今もバイオリンを作るマイスターのおうちがいくつもあります。
教会の裏手には、こちらのバイオリン博物館があります。
小さな博物館ではありますが、中ではミッテンヴァルトでのバイオリンの歴史やバイオリンの展示があります。入り口では写真のようなバイオリン工房の再現もありました。
すぐに見て回れる小さな町ですが、雰囲気は落ち着いていてとてもいい感じです。ここでゆっくり過ごすのもオススメです。
一人旅でなければゆっくり過ごすのも好きなのですが、一人でいると「ゆっくりする」という選択肢が脳内から消え、「とにかく動く 」という思考になってしまうのがこの私。
というわけで、駅の背後に高く聳え立つカーヴェンデル山に登りました。山頂まで運んでくれるロープウェイが駅の裏手から川を渡ったところにあり、それに乗ります。
山頂からはミッテンヴァルトの町をはるか下に見ることが出来ます。
山頂は登って終わりということはなく、ある程度のハイキングコースがあり、十分に時間をつぶすことが出来ます。もちろんレストランもあるので、ハイキングで汗をかいた後にビールでくつろぐことも。
観光客もそれほど多くないので、マイペースで過ごせる居心地の良い場所でした。
(続く)
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ガルミッシュ=パルテンキルヒェン
今回の旅のスタート地点は、ガルミッシュ=パルテンキルヒェンというドイツらしい長ったらしい名前の街です。ガルミッシュとパルテンキルヒェンという2つの街がくっついてこんな名前になりました。ミュンヘンから電車で1時間ちょいで着きます。
日本人でこの街の名前を聞いたことがある人はそうそういないと思いますが、1936年というはるか昔には冬季オリンピックが開催されたこともある街です。街の郊外にはスキージャンプ場もありました。
こちらガルミッシュ=パルテンキルヒェン駅前ですが、街はアルプス山脈そばに位置するため、奇麗なアルプスの山々を眺めることが出来ます。
ガルミッシュ=パルテンキルヒェンの宿に泊まると、ビジターカードがもらえます。これで、バスは乗り放題かついくつかの場所が割引になったりとお得なので、宿泊先で確認しておきましょう。
街そのものは、のんびりとした保養地と言った感じで、特別見るものがあるわけでもありません。ガルミッシュ側は比較的栄えており、カジノがあったりします。観光客向けのお店やレストランが多いのもこちらです。
一方、パルテンキルヒェン側は、割とフツーの生活感ある街だったりします。駅前からちょっと離れたルートヴィヒ通りというこの写真の場所には、そこそこかわいらしい家が並んでいたりします。
こんなのんびりとした街で、のんびりとダラダラするというのもまぁ悪くないのですが(というか普通の人はそうする)、やはりアクティブに行動してぇという拙者ですので、もちろんここに来た目的は別にあります。
ここガルミッシュ=パルテンキルヒェンは、ツークシュピッツェというドイツ最高峰の山へと通じる拠点の様な街です。今回わたくし、このツークシュピッツェに登るためにここにやって来ました。
とはいえ、拙者はガチの登山家ではありませんので、なるべく楽して登ります。そして、ツークシュピッツェの山頂までは、登山列車で行くことが出来ます。その登山列車の始発駅が、ガルミッシュ=パルテンキルヒェン駅の駅裏すぐにあります。
こんな感じの列車です。結構ゆっくり走ります。
が、この列車で最後まで行くのかと思いきや、途中の駅で乗り換えさせられました。なお、山を登り始めると、すぐトンネルに入るため外は見えません。
しばらくすると、Zugspitzplattという駅に着きます。ここからさらに、ロープウェイに乗り換えて、ツークシュピッツェ山頂を目指します。
ロープウェイから降りて外に出ると、広い展望デッキがあります。現在ここは改装工事中で、新しいロープウェイを設置する計画があるようです。
展望デッキの目の前にはこんな岩場があり、正確にはここがツークシュピッツェの頂上になります。金色のポールがある位置にいくためには、一応歩いて登らねばなりません。登る際は自己責任で、という看板もたっています。
自己責任なのは承知の上で、当然登ります。足元はあまりよくないです。ツルっと滑って滑落したら、非常に大変なことになります。なお拙者は、裏がツルツルすべるフツーのジョギングシューズで登りました。いや、余裕だろってね。
特に問題もなく到着しました。ここが、ドイツ最高峰であるツークシュピッツェの山頂2962mです。いやー、簡単だなー。
このポールにはなぜか2963mと書いてありましたけど、どっちが正しいんですかね。
簡単に来れる場所とは言えど、やっぱ高所なので、足元見ると震えちゃいます。
ずっと遠くまで広がるアルプス山脈を眺めていると、なんだかいろいろなことを忘れられます。ま、そのために来たんですけども。
丁度この写真の中央下部あたりが、登山列車が到着したZuspitzplattになります。なお、右にある汚い残雪のようなものは、一応、氷河らしいです。
こちらは、山頂から見た展望デッキです。こう見ると大して広くなさそうですが、奥行きがあるので、実はそこそこ広いです。朝一で来てこの観光客数でしたが、これが昼前になるともう人で一杯です。実はここ、観光客には大人気の場所なんです。
この展望デッキはドイツとオーストリアの国境上にあるため、オーストリア(チロル地方)側の展望デッキへも行くことが出来ます。来てから気付いたのですが、ここツークシュピッツェの山頂はオーストリア側からもロープウェイで来ることが出来ます。
展望デッキではレストランがあり、当然のようにビールが飲めるわけです。ドイツの最高峰でビールというのは、なかなかええもんやということで飲もうとしたのですが、財布の中にキャッシュが全然なかったために断念しました・・・
ロープウェイでZugspitzplattまで降りると、一応ここにもレストランがあり、また周辺をテキトーに散歩できます。せっかくなので、山頂から見えていた汚い氷河の場所(写真右奥)あたりまで行ってみることに。
こんな感じで、氷河の上を歩いたりしてみました。なんていうか、普通に雪の上歩いてるのと変わらなかったです。。。
この氷河はここ100年ぐらいで大幅に溶けて減ってしまったようで、そのうち無くなってしまうのかもしれません。
Zugspitzplatt周辺は、特にこれと言って何もないエリアですが、それでも目の前に広がる山々の景色は雄大で、こいつらを眺めながらハイキングすると時間もあっという間です。
夏はハイキングが楽しい、ここツークシュピッツェですが、冬になればスキー場になりますので、ウィンタースポーツも楽しめます。日本人にはあまりなじみのない場所と思いますが、なかなかオススメなスポットです。
(続く)
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ナツ旅2017
毎年恒例、夏の旅行から帰ってきました。
今回訪れていたのは、バイエルン州南部です。今回はドイツ国外ではなく、国内でした。
具体的には、
ガルミッシュ=パルテンキルヒェン→ミッテンヴァルト→リンダーホフ城&エッタール修道院→(ミュンヘン)→ヘレンキームゼー城(キームゼー湖)→ザルツブルク(オーストリア)→ベルヒテスガーデン
といったようなルート。朝からアルプスとか湖周辺をハイキングして、疲れてその後ビール飲む、みたいな生活を送っていました。天気は恐ろしいほどに快晴で、いやビールがすすむ君。
また馬鹿みたいに歩いたので、帰ってきてからの全身疲労がハンパねぇっす。1日中寝たい。
この旅行記事を書きたいのですが、時間が無い・・・まぁ頑張って書きますので、お待ちくださいませ。
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あれこれ
日々の戯言などをテキトーに。
最近、PCスピーカーをお高いヤツに新調したところ、音質が格段に上がって、夜も休日もずっと部屋で音楽聞いてます。ジャズやクラシックからポップまで、音を聞くのが楽しくなってきた。良質な音って、生活を潤わせる上で大事だなと気付いた。
次のチャリ旅に備えて、プチ・チャリトレを継続しております。前回のライン川サイクリングでは所詮1日しか走ってないので、次回はやはり数日かけて走りたいところ。気温が下がって寒くなってしまう9月あたりまでにもう一度どこかを走りたいが、さてどこにしようかなっと。
チャリ旅だけでなく、夏休み毎年恒例旅行の計画を具体的に立てねばならないわけです。今年はここに行きたい!、というのはすでに決めていますが、どういうルートで、いつ、何日ほど行くか、というところあたりを明確にしたいわけですが、いまだ何も決めておらず。まぁ、適当に気楽に行動します。
今年も学生さんを教えてたわけですが、ThesisもDefenseも無事終わりました。今年は割と賢い生徒に当たり、出来もなかなかでした。スコアも恐らく十分高いものになるだろう。いつもこうだったらいいのに・・・
で、学生さんから最後にプレゼントをもらったのですけど、
ビール瓶?と見せかけて、実はこれチョコレートで出来てるっていう。なかなかオモローですやん。
ドイツでも「ゆとり化」なんてのがあるか知りませんが、昔と比べると今どきの学生の雰囲気はなんか違って、穏やかな感じです。それでもできる子はできるし、できない子はできないし、そこらへんは基本変わってない感じ。日本のゆとり世代たちと話す機会も最近増えてきましたけど、個人的に感じるのは、「考えてる子は考えてるし、考えてない子は考えてない」ということ。ゆとり世代だから、でくくるのは、彼/彼女たちに失礼ですね。
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チャリ旅2017(ライン川編)
前回あんな記事を書いた後、偶然にも3連休があったので、さっそくチャリ旅に出てしまいました。とにかく口にしたことは必ず実行しないと気が済まない性格なんです。
以前、リューデスハイムからボッパルトまでのライン川をボートクルージングした時、川沿いを自転車で走っている人たちを見かけて、「うわーめっちゃ気持ちよさそう」と思ったわけです。
というわけで、ライン川沿いを自転車で走ってやるぞ、という意気込みの元にリューデスハイムにやって来ました。
いや、また来てしまったね、といった感じ。2年ぶりです。
自転車道はリューデスハイム対岸のビンゲンから伸びているようなので、川を渡って向かいまで移動。渡し船には、自転車はもちろん、車も乗りこめます。渡し船は、朝早くから深夜までやっているようです。
あっという間に対岸に着きました。さて、ここからひたすら川沿いに走っていきます。
やや予想外だったのは、結構川沿いの自転車道はよく整備されており、とても走りやすかったということ。また、川の上流から下流に向けて走っているので、マイルドな下り坂で楽ちんでした。負荷をかけて走りたいというドMな方には、逆走をお勧めします。
ライン川沿いには古城が点在しているので、それを眺めながらチャリを漕ぎまくります。
川の中州に建っているのがプファルツ城で、背後に見えるのがグーテンフェルス城です。
こちらは、ライン川下りをする上で主要スポットである、ローレライの岩です。いろいろと言い伝えのあるこの岩ですが、2年前の記事でも書いた通り、めっちゃただの岩です。
ローレライの岩からそれほど離れていない場所には、ねこ城があります。
そのまま軽快にライン川沿いを走っていると、割とあっさりとボッパルトまでついてしまいました。40-50㎞程度しかないはずなので、まぁこんなもんかなと言った感じです。
ボッパルトには、前回は行かなかった場所があり、それがゲデオンスエックという展望台です。丁度その展望台までチェアリフトがあるので、乗ろうとしたところ、雷予報が出てるからリフトは運行中止だと言われてしまいました。どこが雷やねん、めっちゃ晴れとるやんけ・・・
リフトが無いからと言ってあきらめるような拙者ではございませんので、歩いて展望台まで登ってやることにしました。この程度で、わてを退けられると思うなよってね。
とはいえ、意外と傾斜がきつくて、ちょっとしんどかったですが。
それでも30分程度で、展望台のあるゲデオンスエックに到着しました。カフェがあるので、休憩も出来ます。っていうかカフェがあってよかった。
この展望台からは、ボッパルトで大きく蛇行するライン川の全景を眺めることが出来ます。壮大な景色を眺めて休憩し、しばしうっとりとしておりました。
いやー今回もやってやったなぁー、というほどたいして距離は走ってませんが、爽やかな天気と美しい眺め、さらにライン川のワインを堪能しながら、なかなかに気持ちの良いチャリ旅となりました。
ライン川を走った以上、次はモーゼル川も走らなあかんなこれは・・・
そろそろ夏休み旅行の計画も立てないといけないし、仕事より旅行の計画で頭がいっぱいになってしまう。
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チャリトレ
個人的な勘で、なんか今年はドイツは好天な日が多いのではなかろうか、という予想をしており、なるべくお外にお出かけしてやろうと目論んでおります。
いやオマエいっつもお出かけしとるやんけ、という画面の前の皆様方のツッコミもまぁ予想のうち。
2年前のロマンティック街道自転車旅というほど長距離を走るつもりはありませんが、なんか1-2日ぐらいかけて走る自転車旅を何回かしてもいいかなぁ、なんて思ってます。
あの時の、サイクリングした後にシャワー浴びてビール飲んで酔っぱらいながら街をぶらぶらする、という一連の流れが心地よすぎていまだに忘れられない・・・
で、週末晴れたら突発的にチャリ旅に出たりするかもしれないので、その時に備えて少々チャリトレをしておこうと思ったのです。
そして先週末まさに晴れたので、体を慣らす的な意味も込めて軽くチャリで走ってきました。本当は、終わらせるべきデスクワークがありそれを始末しようと思っていたにもかかわらず、あまりにも外が晴れていたので全てを投げ捨てて自転車で1日ブラブラしちゃいました。動機は、太陽が眩しかったから、なんです。
あまり距離を走るつもりはありませんでしたが、なんだかんだで40-50㎞ぐらいは走ってたっぽい。
まぁまぁ、この程度の距離ならまだまだ余裕ですね。
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