ロルシュ修道院
カールスルーエを離れ自宅に帰る前に、別の場所にもよりました。
目指すはロルシュ修道院という、こちらも一応は世界遺産に指定されている修道院です。
ただ、観光本でもたいして紹介されず、また日本での知名度もないので、ここに来る日本人はあまりいないのではないかと思います。
まずは電車でロルシュの駅まで行きます。ベンスハイムという街から電車で一駅です。
駅前の通りには、修道院までの道案内がありましたので、これを頼りに歩きます。
歩いて10分ぐらいで、このかわいらしい建物が目に入ります。こちらは旧市庁舎のようで、中はインフォメーションセンターになっていました。
建物前には、意図がよくわからない像が。これは何を意味しているんでしょう・・・
旧市庁舎の向かい側に、ロルシュ修道院の「王の門」があります。ロマネスク期より以前の建物にしては非常によく保存されているというのが、世界遺産の主な選定理由のようです。この門は9世紀に建てられたとか。
ちゃんと世界遺産であることを示す表記があります。
王の門の奥に、修道院があります。よくあるゴシック様式とは違い、シンプルな造りです。
横から見るとわかりますが、内部には何もありません。
修道院周辺にも他に特に何もなく、実質見るものはこの二つだけでした。正直、ここは多くを期待して来るような場所ではないようです・・・
一応そばに博物館がありましたが、入りませんでした。
田舎なせいで電車も1時間に1本しかないので、ビールでも飲んで時間をつぶすことに。修道院前にはカフェやレストランがありますが、ちょっと離れると普通の民家があるだけでした。まぁでも、このまったり感は悪くありません。
このまま自宅に帰るのももったいないので、ロルシュから電車で20分程度のヴォルムスという街に行きました。こちらヴォルムス駅前です。
駅前からWilhelm-Leuschner-Strasseを歩いていきます。ここはショッピング街っぽくなっていましたが、日曜なので軒並み閉まって閑散としてました。
5分ぐらい歩くと、マルティン・ルターの像がある公園に辿り着きます。1521年、ここヴォルムスで、当時の神聖ローマ帝国は、異端者としてルターを破門にして追放する決定を下しました。
ルター像の近くには銀行があるのですが、その前に竜の像がありました。ここヴォルムスは、「ニーベルンゲンの歌」の舞台となっている街で、それゆえ関連したものをちらほら見ました。
ルターの像から歩いて数分で、ヴォルムス大聖堂に着きます。結構大きいです。ロマネスク期の建築物になるようです。
内部は光の差し込み方がなかなか奇麗でした。ゴテゴテした装飾が無いにもかかわらず、広く荘厳な感じがする造りになっています。
この週末は暑くて日差しが強く、2日しか観光してないのにかなりの疲労感。電車に乗りながら本を読むのが、個人的には一人旅の楽しみの一つでもあるのですが、疲れすぎてボーっと窓の外眺めながら家に帰りました。。。
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