猫が一匹おりま“した”

日本の某所でPIとしてスタート

ダッハウ

ミュンヘンまで来たなら、こちらも見逃せません。それは、ミュンヘン郊外にあるダッハウという街。ここには、「ダッハウ強制収容所」があります。ナチスの収容所の中でも最も古い収容所の一つとして挙げられ、他の収容所のモデルとなったと言われています。

 

ミュンヘン中央駅からSバーンで20分ぐらいでダッハウ駅に着きます。Munchen XXLチケットという1日券を買うと、Sバーンおよびダッハウ市内のバスも乗れるのでお得です。

 

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ダッハウ駅前から、強制収容所行きのバスが出ています。所要時間は10分ぐらいです。

 

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バスは強制収容所の目の前に停まるので、わかりやすいです。この写真の右方向にまっすぐ歩いていくと、収容所に着きます。

 

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収容所の入り口。入場は無料です。英語(もしくはドイツ語)のガイドツアーを希望する時のみ、有料です。ガイドを希望する場合は、バス停のすぐ近くにあるインフォメーションセンターに行ってください。この写真の場所には、誰もいません。

今回は時間の都合により、ツアーは無しで自分で勝手に見て回りました。

 

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入り口の扉に書かれている「ARBEIT MACHT FREI」といういつもの文章。アウシュヴィッツザクセンハウゼン強制収容所にもありました。

 

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入って右手にあるこの建物は、内部が博物館になっており、ダッハウで行われた人体実験などについて学べます。

 

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ダッハウ強制収容所の記念碑。

 

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こちらは、バラック跡地。囚人を収容していたバラックのほとんどは取り壊されており、2棟が残っているだけです。

 

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収容所を取り囲む鉄条網。逃げにくいように、手前には堀が。脱走を試みた囚人は、監視塔から銃撃され射殺されていたよう。

 

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収容所の外側に人目につきにくいように立っているこの建物が、クレマトリウムです。いつぞやかのアウシュヴィッツの記事でも説明しましたが、殺害と焼却がセットになった、複合施設です。

 

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こちらは、クレマトリウム内のガス室。天井にはシャワーのノズルを模したものがついておりますが、当然これはフェイクで、実際はガスが噴出すようになっています。

しかしこのガス室、実際に使用されたという資料は残っておらず、現在では公式に否定されています。ダッハウ絶滅収容所として稼動していたわけではないようです。

 

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遺体の焼却設備。ダッハウ絶滅収容所として機能していたわけではないものの、それでも収容所では処刑は行われており、加えて飢餓や病気で多数の方々が亡くなりました。

 

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クレマトリウムの近くには雑木林があり、小道が通っています。そこを歩いていると、お墓がひっそりとありました。焼却されたあとの遺灰は、ここに廃棄されていたようです。

 

こちらダッハウ強制収容所はウキウキ気分で観光に来るようなところではありませんが、重要なドイツの歴史の一つとして勉強することも大事かと思います。

 

 

 

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