猫が一匹おりま“した”

日本の某所でPIとしてスタート

交流

来月あたりにCell誌から自分の研究分野に絡んだ重要論文がUSのグループから出るのですが、そのfirst authorの方が昨日我々のDepartmentを訪問し、セミナーをしてくださいました。

その後、自分とも自身の研究紹介をしつつディスカッションして貴重なアドバイスをもらったり。
で、その日の夕方はその人とディナーをご一緒することに。

うちのボスが参加者を集っていましたが、どういうわけかほとんど誰も来ず。週末は何よりも家で家族と過ごすことがヨーロピアンには大事らしく、皆すぐ家に帰っていきました。こういうところは日本と感性がかなり違うなぁといつも思います。

貴重な機会と思い、自分は当然参加。トークもすすんで、なかなかよい時間を持てたと思いました。自分の仕事内容も覚えてもらえたし、またどこかで会ったら進展具合で一つ話ができるし、こういう機会があるのはよいことですね。

さて、一つ研究をする上での交流の重要さを思い知ったのは、うちのボスはこのCellに受理された論文の内容を、とっくの昔にUSグループから情報を仕入れ、そこにラボのメンバーを短期派遣させて実験手法を学んだ後、うちのラボで実験系を動かしすでにデータを得ていることです。これは自分がここに来る前にすでに行われていたことから、かなり前から知っていたのでしょう。

最新の情報っていうのはいつでも人と人とのつながりで流れているのだなぁと感じます。論文になったものを見てから動いたのでは、時代の先端から2歩も3歩も遅れているってことですね。研究者同士のネットワーク作り、これは研究で成功するためにも極めて重要な要素であると、ここにいると肌で感じます。




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