猫が一匹おりま“した”

日本の某所でPIとしてスタート

PIと学生と

また2週間も放置してしまった・・・ちょっと違うことを考えているとこれだ。まぁ、1ヶ月更新無ければ死んだと思っていただいて結構です。

自身の研究の最後の一押しを決める実験系をあれこれ考えていて、これでいくかと決めて、いろいろ動いていました。ま、別にたいしたことはしてませんけど。やったことないんで、まずはうまくworkすることを確認からだなぁ。


特筆することも無いので、最近した雑談の話を。

自分がこのラボに来るより先にいたPhDコースの学生たちは、そろそろ学位取得を考える時期になってきた。学位取得の条件として、論文が学術雑誌にaccept、みたいな明確な条件が無いので、仕事がどこまで進んでいるとかはボスの考え次第。うちのグループの場合、普通は最低1本は論文をacceptさせるのが普通だが、ボスが「このネタはどうしてもトップジャーナルに通したい」と考えている場合かつまだそこまでデータが無い場合は、論文なしで学位取得とかになる。が、学生からしてみれば、やはり論文を持ってから学位取得と行きたいところ。特に今後サイエンスの世界でやって行きたいと思っているなら当然だ。が、うちのボスはそういうことは全くcareしないので(よく言うと妥協しない、か?)、学生の気持ちとボスの気持ちの間には大きく差が生まれる。

「NとかSとかいらんし、中堅誌でいいから、きっちり論文ゲットしてここを去りたいのに〜」

というのが学位取得を視野に入れ始めた学生たちの愚痴。

MPIは研究所であるので、そもそも学生の人生(たぶんポスドクも)とかそんなに重視していないのかも。高い業績を挙げることが研究所の存在意義ですし。実際、自分がボスの立場なら同じことを考えると思うけど、こういうのってどうなんでしょうね。もしこれが大学なら、ある程度は学生の人生のことも考えないといけないのかな。

自分が学生だった時の場合、一応論文3本分キッチリ書いてラボを去りましたけど(学位取得条件が3本て今考えると多いな)、こんな立場になったときどう思うだろうかなぁ、なんて想像してしまった。

ポスドクの際のラボ選びも大事だけど、PhDとるラボ選びも大事やな。スタートダッシュでこけるとその後苦労するし。



研究の道はいろいろと落とし穴が待ち受けているなぁ、という話でした。







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