サン・セバスチャン
バルセロナの次は、サン・セバスチャン(別名ドノスティア)という街へ移動。飛行機、電車、どちらで行っても結局トータルの移動時間は変わらなそうだったので、電車にしました。バルセロナから直通があるので、楽です。とはいっても、5時間ぐらいかかるんですが・・・
バルセロナ・サンツ駅から、高速電車に乗ります。電車は快適で、時間も正確に運行していました。
スペインの高速電車は、全席指定で、座席が売り切れるとその電車には乗れないっぽいです。今回のスペイン旅を通じて知ったのは、この時のような観光ハイシーズンの時期には使いやすい時間帯の電車が結構売り切れてしまうということです。電車での移動をメインに考えている場合、あらかじめ予約した方がよいでしょう。
サン・セバスチャンの街自体はそれほど大きい街というわけではなく、また特別見るものがあるという感じでもありません。街中にある大聖堂前の通りは、ショッピング街になっていました。
サン・セバスチャンは海沿いの街で、大西洋であるビスケー湾に面した、こちらのラ・コンチャ海岸という海岸周辺が主な観光スポットとなっています。夏には、海水浴客で一杯になります。つまりこの街は、リゾート地としての要素が強い場所です。
バルセロナと違って、サン・セバスチャンは気温も低く(この時、2~3℃ぐらい)、さすがにこんな真冬に泳ぐ人はいない、、と思いきや、フツーに泳いでる人がいました・・・
海岸をてくてくと歩いて、この写真に写っている向こう側の山(モンテ・イゲルド)の上を目指します。
ふもとにケーブルカーがあるので、これに乗って頂上まで移動します。
山の頂上からは、このようにサン・セバスチャンとラ・コンチャ海岸を見渡すことが出来ます。山頂には、カフェと子供向け遊園地がありますが、それ以外は特に何もありません。しかし、見晴らしがよいため、多くの観光客が訪れます。
ケーブルカー乗り場から、海岸沿いをもう少し歩くと、こちらのような謎のオブジェがあります。設置された経緯はよくわかりませんが、一応これ、芸術作品とのこと。
モンテ・イゲルドから見て海岸の反対側にあるのが、こちらのモンテ・ウルグルです。山頂には、キリスト像が立っています。こちらは、歩いて山頂まで行けます。
モンテ・ウルグルから見た、ラ・コンチャ海岸方面。
モンテ・ウルグルのふもとには、海沿いに道路があります。高さは10m程度あるようですが、天候が荒れて波が強い時は、波がこの高さを超えてくるらしいです。恐ろしや。
とまぁ、海岸沿いもとても美しいサン・セバスチャンなのですが、この街の一番の観光要素はやはりグルメにあります。モンテ・ウルグルそばの旧市街は、バル(スペインの軽食レストラン)がたくさん並ぶエリアになっており、このバルをハシゴしながら食べ歩きをするのが主な楽しみ方です。
サン・セバスチャンがあるバスク地方は、独自の食文化を築きあげており、ミシュランで三ツ星をとるようなハイレベルなレストランがいくつかあります。そんないいレストランにはとても行けませんが、バルは庶民のお食事処なので、気軽に入れますし、どのバルの食べ物もとても美味しいです。
バルで食べる食べ物は、ピンチョスという、パンの上にシーフードやハムなどを乗せた軽食が中心です。1個1ユーロ程度で、これらを皿にとって勘定してもらいます。このオーダーが結構クセモノで、初心者は戸惑います。観光シーズンは、どこのバルも人で一杯で(満員電車のように)、入店するのも難しかったりします。が、そこは人の波を押し分けて、むりやりカウンターまでたどり着き、空プレートをもらいます。そこから、適当にピンチョスを自分で選んで、勘定してもらいます。自分から積極的に動いてアピールしないと何もオーダーできないので、結構疲れます。また、この写真ではたまたまテーブルに座ってますが、ほとんどのバルでは立ち食いになります。落ち着いて食事できるような場所ではないので、家族連れなんかで行くと、結構大変かも。しかし、どのピンチョスも美味しそうで、ついつい取りすぎちゃったり、まぁなんしかこのバル巡りが最高に楽しいです。
大晦日はこのサン・セバスチャンで過ごしたので、年越しの瞬間には海沿いに出かけてみることに。年越しイベントに、特に何か街が準備しているということはないと聞いていたのですが、実際は街中のあちこちから花火が30分ぐらいあがってました。
サン・セバスチャンはゆっくり過ごすには、最高の場所です。奇麗な海岸があり、最高の食がありで、素晴らしいリゾート地です。であるがゆえに、宿泊費もやや高かったりしますが。。
(続く)
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バルセロナ
まずはバルセロナから。主に、バルセロナの超有名スポットのみを見て回りましたので、それらを紹介します。今回は単独行動でなかったので、やはりいつもの観光ペースよりは遅めになってしまいましたね。
バルセロナ・エル・プラット空港に到着後、市内までのシャトルバスがあるので、それに乗って移動。30分ぐらいで、バルセロナのど真ん中のカタルーニャ広場という場所に到着します。
カタルーニャ広場では、なんだかよくわからない展示物がありました。交通量や人通りもかなり多く、夜でもにぎやかです。
バルセロナは地中海性気候のおかげで、冬でも気温はドイツと比べても暖かく、過ごしやすくていい感じでした。まぁ、最初からそれを期待して来ているわけですけども。
さて、バルセロナでまず何を見に行くかとなると、やはりサグラダ・ファミリアということになります。スペインを代表する建築家であるアントニ・ガウディによる設計で、知らない人はいないでしょう。チケットは事前予約がオススメです。というか、みんな予約してると思います。
メトロの駅から出ると、すぐ目の前にあります。パッと見の最初の印象は、「思ってたより小さいな」、でした。朝一で行きましたが、すでにある程度の人だまりが出来てました。
サグラダ・ファミリアのそばには小さな公園のような場所があり、そこからはこんな感じで全体写真が撮れます。皆さんご存知の通り、サグラダ・ファミリアはまだ建設途中なので、クレーンが設置されていました。このクレーンの存在が、教会のデザインとのアンバランスさを漂わせつつも見た目を味があるものにしていると個人的には感じるので、完成してしまってクレーンが無くなると逆に見た目は面白くなくなるのではないかなと勝手に思ってます。
こちらはサグラダ・ファミリアへの入り口の一つである生誕のファサード。イエス・キリスト誕生からの出来事を彫刻によって表現しており、多くの彫刻が飾られています。
こちらはサグラダ・ファミリア内部です。1世紀も前に設計された割には、内装は未来感あるデザインで、独特です。内部は特別広いということはなく、迷うことはないでしょう。
サグラダ・ファミリア側面にある大きなステンドグラスが美しく、光が入ると建物内を奇麗に照らします。
こちらは、サグラダ・ファミリアのもう一つの入り口である受難のファサード。生誕のファサードの反対側にあります。キリストが磔刑に処されるまでを表現した彫刻で飾られています。生誕のファサードと比べると、シンプルな感じ。
サグラダ・ファミリアのこの塔にはエレベータで登ることが出来ます。入場には、チケット予約の際に事前に時間帯を指定できます。生誕のファサード側もしくは受難のファサード側のどちらかを選べます。両者間で何の違いがあるのかわかりませんが、今回は生誕のファサード側に登りました。
エレベータを降りてから適当に歩いていると、小さなテラスから外が見えました。ぶっちゃけ、あんまり高くないです。
途中の通路から見た塔とクレーン。クレーン、かっこいいよクレーン(意味不明)。
塔に登ると、サグラダ・ファミリアのファサード等を身近で見れるというメリットがあったりするのですが、正直なところ普通に下で見てた方が奇麗に見れます。というのも、塔では大部分の視界が壁でふさがれていて、あまり広く見渡せないからです。隙間から除く感じ。
塔から降りるときは、このグルグルの螺旋階段を歩いて降ります。なんかこの螺旋階段が有名とか言われているらしいのですが、何ででしょうかね。この手のものはどの教会塔にも大体あるのですが。ずっと下の方が見えるからかな。
サグラダ・ファミリアの地下は博物館になっており、建築に関わる情報などを見ることが出来ます。ガウディの建築物は、曲線を利用した構造をとることで有名ですが、その曲線を考える際に用いたのがこちらの逆さ吊模型です。糸にオモリを乗せて形成された逆アーチが丈夫な構造だと考えたガウディは、この模型で実験し実際の建築に採用していました。
サグラダ・ファミリアは、もし内装に興味が無ければ、チケットを買わずに外から見るだけでもいいかもしれないです。塔は完全に期待外れでした。結構高いんですよね、チケットが・・・ま、チケット代は建設費用になるので、お布施だと思っとけばいいわけですが。
サグラダ・ファミリアのある場所から少し歩いて北上すると、こちらのサン・パウ病院があります。ドメネクという建築家による設計で、この病院は数年前まで実際に使用されていたものの、老朽化を理由に閉鎖されました。今では建物内の一部を見学可能です。
さて、お次はカタルーニャ音楽堂というコンサートホールへ。こちらもドメネクによる設計です。入口がどこなのかが微妙に分かりにくくて、やや迷いました。
この日ギターコンサートがあったので、 事前予約して演奏を聴いてきました。演奏も当然のことながら、カタルーニャ音楽堂は内装も見事で、演奏が無い日でも見学だけしに来る観光客も多くいます。でもせっかくなので、何かしら演奏のある日に訪れることをお勧めします。
こちらは、ガウディにより設計されたカサ・ミラという建物。メトロの駅からすぐです。こちらはなんと、住宅です。しかも普通に人が住んでいます。曲線を用いたデザインになっており、見た目がうねうねしてます。これは地中海をイメージしているそうです。住宅にもかかわらず観光ができ、内部を見て回れます。
カサ・ミラの中央部分は大きな吹き抜けになっており、空を見上げることが出来ます。吹き抜けは楕円形をしていて、徹底して曲線を使用しているのがわかります。
こちらはカサ・ミラの屋上部分。こちらも曲線を用いていて、うねうねしてます。自分なら、こんな観光客がドカドカやってくるようなところには住みたくないですが・・・
カサ・ミラからそれほど離れていない場所には、カサ・バトリョという建物があります。こちらは、もともとあった邸宅をガウディが改築したものになります。
こちらも内装には曲線を多用しており、なんとも不思議な感覚に陥ります。
吹き抜け部分は青色で装飾されていて、なぜか紙吹雪が常に舞ってました。粉雪をイメージしてるんでしょうか・・・
カサ・ミラおよびカサ・バトリョは距離が離れていないのでセットで観光する人がほとんどと思いますが、チケットが高いんですよね・・・それぞれ20€以上します。二つで40€オーバー。どちらも見終わった後、「いやこれで20€以上とるのかよー」って思っちゃいました。
こちらは街の中心からは少し離れた場所にある、グエル公園です。こちらもガウディの作品で、グエル伯爵とガウディはここに住宅地を作ろうとしたものの、人気が出ずに工事は途中で頓挫し、市に公園という形で寄付されることになりました。
メトロで行くと、駅から少々歩かねばなりません。バスを使うと、ほぼ目の前に到着します。
グエル公園の代表的モニュメントである、トカゲの噴水です。この写真の時は朝一なので、人もあまりいませんが、その後に観光客が増えてくると、みんなここで記念写真を撮るため、人だらけになります。
グエル公園でもやはり曲線を多用しており、やわらかい印象を与えています。
グエル公園は昔はタダで入場できたらしいですが、現在は有料です。あまり長居をするような場所ではありませんが、公園内はガウディ独特の雰囲気を持つ広場になっているので、ここでくつろぐのもよいかもしれません。
こちらはグエル邸で、これもガウディの設計です。グエル邸には予約も何もせずに直接行ったため、入場まで40分ぐらい待たされました。
グエル邸はガウディの初期の作品で、曲線の利用はまだ実験段階だったせいかそれほど多用されていません。
それでも屋上には、カサ・ミラでも見られたようなユニークな形をした排気口がいくつも並んでいます。
とまぁこんな感じで、バルセロナではガウディ建築を中心に見て回るのが主になるかと思います。
しかし、建築物を見て回るだけでなく、ぜひ訪れてほしいのがここボケリア市場です。肉・野菜・果実やお菓子など、様々な食べ物が売られていて、とても活気のある市場です。生ハムの買い食いがくせになりそうでした。
やっぱりスペインと言ったら、とりあえずパエリア食っとくか的な感じ。なので、この市場でパエリア食べてみました。いやぁ、パエリアうまいっす・・・旅行中、何回食べたかわからんぐらいずっとパエリア食ってた気がする。
そう、今回のスペイン旅行を通じての一番の印象は、
スペインは食べ物が美味い!ということ。パエリア以外ももちろん。
今まで数多くのヨーロッパの国々を旅してきましたが、スペインの食べ物が最も日本人向けの味だと思います。スペイン自体は初めてではないですが、前回のは仕事で来たのであまり意識してませんでした。今回のように改めてスペインの食を味わうと、その良さが十分に認識できました。
(続く)
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また来年
12月のできごと。
某日、誕生日を迎える。何歳になったかはもはや言及したくないが、割とシャレにならない高齢っぷりだということを実感中。丁度同日がラボのクリスマスパーティだったので、まぁ悪くなかった。そういや昔、こんな年齢を題材にした不倫ドラマがあったなぁ。。
某カメラ雑誌に投稿した写真が、佳作をもらえた。選定コメントに、ちょっとクスっときたと同時に、なんか悲しくなった。
クリスマスは友人宅でパーティ。子供の相手をさせられる。子供はなぁ、いまいち好きになれないんだよなぁ。自分の子供が出来たら、本当にかわいいなんて思えるのだろうか。まぁそんな予定はないんですが。
安ウィスキーを買って1日中チビチビ飲むかと思ったら、ついつい調子に乗ってストレートでがぶ飲みして、700mlのボトルを空にしてしまった。その後、猛烈にGEROをトイレにぶちまけました。トイレの便器を枕にするのが気持ちいいと思ったのは、結構久々です。
明日から、某国へ10日ほど旅行。今回も友人との旅行なので、ある程度の行動制限はあるが、まぁ行きたいところはまんべんなくまわりたい。
そんな感じで、2016年も終わりを迎えます。ハァー、なんかもっと人生に変化が欲しい。
それでは皆様、また来年。
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Weihnachtsmarkt 2016
もう珍しくもなんともない、またこの季節かよっていう、クリスマスマーケット。とはいえ、行かずに年を越すのもなんなので、一応ぶらっと寄ってみた。季節感のあるイベントを経験しないと、やっぱ時間感覚が無くなりますので。そういや、除夜の鐘も一体もう何年聞いてないかなぁ。日本の12月が懐かしい感じもする。
なんか昔に比べて、人が減った気がする。寒いし、外に出ないのだろうか?そもそも規模が小さすぎて、見るもんも全然ありませんので。
ブラブラしてたら、研究所の別グループの学生と偶然会ったので、ソーセージ食べながら、しばらく立ち話してた。
規模が小さくても、少し歩いて見るだけでも12月感を感じられたので、まぁよしとしよう。
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胃カメラ
少々前の話になりますが(つっても一月前ぐらい)、人生初の胃カメラを経験してきました。
経緯は以下の通り。
数か月前から、どうも食道がグワ~ッと熱く痛くなる時がたまにあり、なんじゃこりゃーと思いながら日々を過ごしてました。一般的にこれを、胸やけというらしい。今までなったことなかったので、胸やけってこういうことなのかと、初めて知りました。
で、まぁ症状的に考えて、胸やけの原因は「逆流性食道炎」だろうなと思っていたのですが、なんかヤベー病気(食道GUN的な)だったら困るので素人判断はせずに病院に行ったわけです。
その結果、医者には「逆流性食道炎ですね」と言われました。さらに、「GUN?ありえねーっす」と笑われました。しかし、誤診という可能性も往々にしてあり得る話なので、もう結構いい歳だしここらで「胃カメラで検査」なんてしてみようと思いました。
専門の所を予約して、さて胃カメラ当日。
普通の人は、胃カメラをする際に睡眠導入剤的なものを処方してもらって(麻酔ほど強くはない)、胃カメラを飲む時に嘔吐反射をしないようにしてもらうようです。なので、目が覚めたら全てが終わってる、という感じ。
しかし、わたくし、まぁそんなの別にいらねーかなと思って、「あ、フツーに胃カメラ飲むんで大丈夫っす」と言いました。担当の人には、「おー、マジ?、勇気あるね」って言われました。いやいや、そんな大したことないでしょ、と思ってたわけですが、
実際には、非常に大変なことになりました。
いや、胃カメラって思ってたより太いっす。親指より太い気がする。そんなのが口から突っ込まれて、おなかの中でドタンバタン動き回ってました。
なんつーか、胃をレ〇プされてるような感じです。
ひたすら嘔吐反射で、オエーオエーってなるし、検査は10分ぐらいで終わるらしかったのに、なんだかすごく長く感じました。そして、てっきり胃の中だけを見るのかと思ったら、どうやら十二指腸まで見るようで、カメラが下腹部の方まで突っ込まれていくのが感触で分かりました。「ちょいちょいちょいー、奥まで突っ込みすぎじゃねーですか?」って思ってました。ええ歳して、思いっきり涙目になってしもうたが。
そんな感じで、これでもかと胃カメラで十分見てもらったわけです。で、実際に検査してみてどうだったかというと、「食道も胃も超キレイだね」って言われました。実際に自分でも画像とか見ましたが、ほんとに奇麗でした。何の苦労も知らない胃ぞ。ま、そもそも、人生で胃が痛くなったことなんて一度もないので。ただ、胃の噴門部がちゃんと閉まらずに、若干の隙間が出来ており、要はここから胃酸が逆流してるんだなってのがよくわかりました。年取るとそうなりますと言われて、なんだかショック。気分はまだ18歳なのに。
とはいえ、なんだかんだで、話のネタになる、よい体験でした。
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アイスランド(3)
アイスランドの国道1号線は、アイスランドの外周をぐるっと一周するように設置されています。今回はぐるっと1周しませんでしたが、アイスランド南部の1号線沿いに観光スポットがいくつか点在しています。なので、それらをカバーしながら、アイスランド東部にある「ヴァトナヨークトル氷河」というアイスランド最大の氷河がある場所を目指すことに。
まずはレイキャビクを出て、南方向へ走ります。レイキャビクを出てしばらくは、そこそこの規模の街もありましたが、それらを過ぎるとただ自然が広がるのみでした。こちらは走行中、車内から見た景色ですが、シンプルに道が敷いてあるだけで、周りは特に何もありません。
さてそんな風景をしばらく走った後に見える第一のスポットが、こちらのセリャラントスフォスという滝。1号線沿いにあるので、車で走っていればすぐ気付きます。ここには簡易トイレと売店がありましたが、レストランのような施設はありません。
セリャラントスフォスの裏側は、やや穿った形になっていて、このように滝の裏側に歩いて回ることが出来ます。丁度方角が西を向いているので、夕方に来ると夕日と滝が合わさった景色を見ることが出来ます。水しぶきがすごくて、結構びちゃびちゃになってしまうのが難点。
セリャラントスフォスからまた少し走った場所には、スコゥガフォスという滝があります。こちらも1号線沿いです。この崖部分は、かつては海に面していたと考えられており、我々が立っている低地部分は昔は海底だったということになります。この時はたまたま水が濁ってましたが、普段はフツーの色です。
スコゥガフォスのそばには、大型のレストランがあるので、ここで休憩できます。
崖にある階段を登って、滝を上から眺めることが出来ます。その水量の多さから、あたりに散る水しぶきが多く、そのため晴れた日にはこの滝には虹がよくかかるとのこと。
崖を登ると、滝を形成する川が見えます。この川は氷河から流れた水でできているはずなので、この川沿いに歩いていくと氷河が見えるはずです。実際に、歩いて行っている人たちが複数いました。が、遠そうだったので我々はやめました。
スコゥガフォスからさらに走ると、ヴィークという小さな村があります。ここを過ぎると、1号線沿いには村らしきものは全く見当たらなくなります。
ここは何気にアイスランド最南端の場所で、この付近にも観光スポットがあります。
その一つがここ、レイニスフィヤラという海岸。結構波が高く、実際に観光客の死亡事故も発生しているので、あまり海には近付かない方がいいです。
海岸にある崖壁は、マグマが冷えて固まり収縮した際に形成された割れ目である「柱状節理」が見られます。ここにしかないというわけではないですが、間近で見れるので興味があればといったところ。
レイニスフィヤラの近くには、ディルホゥラエイという大きな穴が開いた崖があります。この付近には多数の海鳥が生息しており(巣があったりします)、バードウオッチングしてる人がいたりしていました。
レイニスフィヤラやディルホゥラエイがあるあたりの海岸は、「ブラックサンドビーチ」と呼ばれており、実際にこのように黒色をしています。これは溶岩石が流れてきたことに起因するため、と言われています。
ヴィークからヴァトナヨークトル氷河の間は溶岩石が流れ出て形成された扇状地になっていて、あたり一面がずーっと黒い砂地だったりします。そんな中に道路が敷いてあります。強風時には、この砂が激しく舞い上がり、周りが全く見えなくなることがあるらしく、車にもダメージとなることがあるので、気を付けた方がよいとのことです。
そんなところを走っていて、目についてスゲェと思ったのがこの景色。向こうの山が思いっきり抉れてますが、もともとあそこには氷河があって、それが流れ出て形成されたと思われます。一応すでにここは、ヴァトナヨークトル氷河の一部です。
さて、そんな道をひたすら走った後、1号線を横に外れる砂利道を走ると、スヴィーナフェルスヨークトルという、ヴァトナヨークトル氷河から流れ出てきた氷河舌を見ることが出来ます。
この氷河は、駐車場から歩いてすぐのところにあり、簡単に間近で見ることが出来ます。
最初にこの景色が目に入った時、なんじゃこりゃスゲーっ、て思いました。マジで。スイスでゴルナー氷河を見たときもスゲーって思いましたけど、こちらの氷河はなんかもっと迫力が違います。間近で見れるっていうのがいいのかも。
こちらは氷河をもうちょっとズームした写真です。この写真で伝わるかどうかわかりませんが、これらの氷河はとても大きいです。こんなもんが移動するなんて、自然は恐ろしいですね。ちなみに、この氷河の上を歩くツアーなんてのもあるらしいです。
お隣にももう一つ氷河があります。ここらあたり一帯は、スカフタフェットル国立公園と呼ばれ、ハイキングコースや宿泊施設、キャンプ場があります。この写真の左奥方向に、インフォメーションセンターがありました。
さて、さらに車でしばらく走ると、フィヤトルスアゥルロゥンという氷河湖があります。目の前にある、フィヤトルスヨークトル氷河により形成されています。目の前に迫る氷河の迫力がスゴく、こちらも非常に印象に残る氷河でした。
そして、フィヤトルスアゥルロゥンからすぐの場所にあるのが、今回の最終目的地であるヨークルスアゥルロゥンという氷河湖です。アイスランド最大の湖で、観光地としてもトップクラスの人気スポットです。
この看板の左側の絵でも紹介されている通り、氷河湖には氷河由来の無数の氷山が浮いていて、これが大西洋へと流れ出ていきます。その美しさが、ここが人気スポットである理由です。
が、我々が来た時には氷河湖には氷山はあまり残っていませんでした。。溶けたのか、それとも全部海に流れ出てしまったのか。。氷河のそばには、新しく崩れ落ちてきた氷山がそこそこありましたが。
ここヨークルスアゥルロゥンでは、氷河湖をボートクルージングするツアーがあり、間近で氷山を見ることが出来ます。氷山がいかに巨大かというのが、わかるかと思います。
一応、河口付近にはいくつかの氷山が漂着していました。ここらあたりは水深が浅いので、底にひっかかり、その後氷山が溶けたり崩壊したりなどして、それなりの小ささになってから、海に流れ出ていきます。
そのため、すぐ近くの海岸では、このように多くの氷塊が砂浜に漂着しています。そこそこ寒いとはいえ、これらの氷は常に溶け続けていたので、そのうち消えてなくなるのでしょう。
中にはこのように、まだかなり大きい氷塊もありました。
とまぁ、こんな感じで、オーロラこそ見れなかったものの、アイスランドの大自然を十分に堪能できました。当初はおまけ程度にしか考えていなかったアイスランドの観光ですが、これは十分満足できるレベルでスゴかったです。ツアーで行くよりは、レンタカー借りて自分たちでまわった方が記憶によく残るんじゃないかなって思います。冬に来ると、路面も凍って危ないし、寒くていろいろやる気がなくなるので、オーロラもあわよくば見たいとなると、9-10月あたりの秋がよい気がします。もしオーロラはどうでもよければ、夏にきてドライブしたらさぞ気持ちいいことだろうな、って思います。
滞在中、ずっと雲の動きをネットで調べてましたが、今回車で走ったレイキャビク含めアイスランドの南半分は、夜になると南からやってくる雲に覆われてしまうことがほとんどでした。対して、アイスランドの北半分は常に雲がかかってないことが多く、オーロラの活動レベルさえ十分高ければ、アイスランド北部に行くのが正解なのかもしれません。一応、ご参考までに。
(以下、おまけ)
雲の動きを調べながら、がんばって雲の切れ間を探して車で移動して、オーロラを見ようと一応は努力してました。オーロラの写真は撮れませんでしたが、周りが真っ暗なので天の川は肉眼でも観察でき、こんな感じで写真撮れました。
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アイスランド(2)
アイスランドにわざわざ何をしに行ったかというと、「オーロラを見る」という目的のためです。夜空に緑色のカーテンみたいなのがひらひらする、アレです。やっぱし一生に一度は見たいよね、ということで。
しかし、結論から言うと、
1週間も滞在したのに見れませんでした(涙)。
まず、天気が悪くて空にはずっと分厚い雲が一面だったという点、さらに滞在中はずっとオーロラの活動レベルが低いままだった、という2点が原因です。我々が到着する1週間前にはレイキャビク上空にすら強いオーロラが観測できてたらしいので、どうやらタイミングを全力で外してしまった模様。いやー、ほんと今年はやらせてもらえない年だなぁ。
しかし、アイスランドの魅力というのはオーロラだけではありませんでした。なんといっても、アイスランドの大自然がスゴイです。それを以下に紹介します。
レイキャビクからの観光ツアーで「氷河の洞窟に入る」っていうのがあり、それを事前に予約して参加しました。が、悪天候のため、氷河に入るツアーはキャンセルになり、代わりに氷河周辺の観光スポットをまわることに。ここはレイクホルトという小さな村で、一応オーロラ観測の有名スポットらしいです。レイキャビクから北へ車で2時間ぐらいです。
レイクホルトから東へ移動すると、こちらのフロインフォッサルという、溶岩の大地から湧き出た地下水が川に流れ込んで出来ている滝にたどり着きます。 水源が見られる通常の滝と違い、水が突如として表れているので珍しい滝です。
フロインフォッサルからまた東へ移動すると、Vidgelmirという溶岩洞があります。この溶岩洞に潜れるツアーがありました。
というわけで、こちらに潜ってみました。
溶岩が流れたことにより形成されたこの洞窟は、通常の鍾乳洞とはかなり違った景色です。この溶岩洞は保存状態がよいため、ガイドの人に壁には触らないでと念を押されました。
この溶岩洞の周辺含め、アイスランドではレイキャビクを離れると周りはただひたすら台地が広がっているだけでした。各観光地に移動するための公共交通機関などは無いアイスランドですので、こういう場所に来るにはツアーに申し込むかレンタカーを借りるという2手段に限られます。が、ツアーも申し込むと結構高いです。なので、この日だけはツアーに参加して移動したものの、以降はレンタカーを借りて自分たちで移動しました。
というわけで、借りたのがこちらのスバル・フォレスター。なお、わたくし、国際免許を持っておりませんので、ずっと友人が運転してました。
レンタカーを借りてまず向かった先は、ゴールデン・サークルという、アイスランドにおける観光ではおそらくもっとも有名であろうスポットです。
ゴールデン・サークルは特定1か所の場所ではなく、いくつかの観光スポットが集まったエリアで、数か所を車で移動します。レイキャビクから東方向に位置しています。
レイキャビクから国道36号線を東へ走ると、そのうち大きな湖が見えます。こちらはシンクヴァトラヴァトン湖といい、アイスランド最大の湖です。
湖を含めたこの一帯はシンクヴェトリル国立公園と呼ばれており、ゴールデン・サークルに含まれる観光スポットの一つです。ここ、シンクヴェトリルはユーラシアプレートと北米プレートの境目になる海嶺が通っています。海嶺は通常は海の底ですが、ここでは地上に出現しているという珍しいスポットです。
海嶺ということはつまり、この場所では2つのプレートがお互い反対方向に移動していくわけです。そのため、この付近ではこちらのように「ギャオ」と呼ばれる大地の裂け目を直接見ることが出来ます。こういった裂け目はアイスランドの他の場所でも見れるようですが、ここシンクヴェトリルのギャオが一番大きいとのこと。
別の角度から見たギャオ。がっつり裂けちゃってます。規模の大きさかがわかると思います。
ここらあたり一帯はハイキングコースになっているので、大自然を楽しみながら散歩できます。 湖ではダイビングも出来るらしいです。
さて、シンクヴェトリルから車でさらに東へ移動すると、ゲイシールという場所にたどり着きます。
ここゲイシールは間欠泉が有名で、写真の通り地面のあちこちから水蒸気が出ています。
このエリアで最も活発な間欠泉がこちらのストロックル間欠泉で、通常時はこんな風に穏やかですが、
どぉーん、と定期的にこんな風に熱水が噴出します。大体3-4分に1回ぐらいの頻度で噴出していました。
別アングルからの、ストロックル間欠泉。どれぐらいの規模で噴出してるかがわかるかと思います。
レイキャビクを朝に出てゴールデン・サークルを中心に観光しながら車で移動していると、ゲイシールに着くころには大体昼になってます。そのためか、ここゲイシールには大きめのレストランがありました。ここにはガソリンスタンドもあり、安心です。
ゲイシールからさらに車で東へ向かうと、グトルフォスという滝がある場所にたどり着きます。
こちらの写真が、グトルフォスの全景です。近くにある氷河が解けて流れ込んだ川がこの滝を形成しています。歩いて滝の近くまで近づくことが出来ます。
大量の水が落ちることで激しく水しぶきをあげているので、晴れた日には簡単に虹を見ることが出来るようです。グトルフォスはアイスランド語で「黄金の滝」という意味で、その名の通り晴れた日には奇麗に見えるのでしょう。
グトルフォスのそばには、ゲイシールと同じく大きめのレストランおよびカフェがありましたので、十分に休憩可能です。
ゴールデン・サークルは以上の、シンクヴェトリル国立公園・ゲイシール・グトルフォスが主な観光スポットになります。これらのスポットをまわるツアーはレイキャビクからも出ていますので、レンタカーじゃないと行けないというわけではありません。
さて、我々が借りた車は4WDの気合入った車だったわけですが、なんでそんな車を選んだかというと、アイスランドの道には4WDじゃないと走ることが出来ない道があるからです。というわけで、せっかくなのでゴールデン・サークルだけじゃなくて、帰りにそんな道も走ってみました。
アイスランドでは、普通の舗装されたメインの道から横に外れる道を進んでいくと、その先はこんな感じの所ばかりです。地図的には道ってことになってましたが、これは道なのだろうか・・・4WDじゃないと走れないっていうのは、法律的にもそう規定されているのですが、実際には物理的にも4WDじゃないと走れません。
荒れ果てた道を走っていると、川が流れてたので、ここで行き止まりかなと思って引き返しました。しかし、我々より先にこの場所に来てた別の車(パジェロ)に乗ってた老夫妻は、この川も強引に渡ってさらに先まで行ってました。果たしてその先には何が見えたんでしょうか・・・(地図的には、この先に氷河があるはず)。
ワイルドな道を走るのも、まぁアイスランドでの面白い部分ではあるのですが、いかんせんこんな感じで周りには本当に何もないので、もし車がパンクしたり壊れたりして立ち往生したら、助けも簡単に呼べません。それで日が沈んだりしたら最悪です。人がほとんど来ない悪路を走るのは、それなりに気を付けた方がよさそうです。
(続く)
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アイスランド(1)
凱旋門賞の後は、パリ郊外のオルリー空港からアイスランドのケフラヴィーク国際空港へ。3時間ぐらいのフライトです。
空港について飛行機を降りて最初の感想は、「風強すぎ!」。とんでもない突風が吹き荒れてました。日本の台風でもこんな強い風は味わったことないっす。よく飛行機着陸できたなと思いました。
その後、予約していたシャトルバスで、アイスランドの首都であるレイキャビクまで移動。
レイキャビクそのものは、特に面白くもなんともないフツーの現代的な街で、たいして見るところもありません。そして、物価がとても高い。いろんなものが通常の2倍ぐらいしてます。電車や地下鉄、トラムといったものはなく、観光客が街中を移動するためには、基本はバスか車移動です。
そんなレイキャビクですが、一応少しだけ紹介します。
丘の上にあり、街の中心に目立って存在するのが、こちらのハットルグリムス教会です。出来てからまだ30年ぐらいしかたっていない、新しい教会です。
プロテスタント系の教会なので、中はシンプルです。
教会の入り口すぐ横には教会上まで登れるエレベータがあり、チケットを買って入場します。
教会の上からは、レイキャビクが一望できます。雨が降っていたので、奇麗な虹がかかっていました。写真を見るとわかるように、レイキャビクは海沿いにある街です。
こちらはその海岸沿いにある、ホフディ・ハウスという建物。もともとはフランス領事館として建てられたものらしいですが、その後に冷戦終結のためにアメリカのレーガン大統領とソ連のゴルバチョフ書記長の会談がここで行われたとのこと。その記念として、現在もこの建物は残してあるそうです。
こちらは同じく海岸沿いにある、「サン・ボイジャー」と呼ばれるモニュメント。船をイメージしているのはわかりますが、どういう経緯でこれが建てられたのかはよくわからず。
海がすぐそばなだけあって、レイキャビクでは海産物がおいしかったです。中でも、ロブスターが有名です。ただ、尾の形から見て我々がイメージするロブスターと違う気がする、と思って後で調べてみたのですが、アイスランドでいうロブスターは手長エビのことを言うらしいですね。それでも身はプリプリでおいしかったですが。
レイキャビクではないですが、ケフラヴィーク空港からそれほど離れていない場所には、ブルーラグーンという温泉施設があります。世界最大の広さを誇る温泉施設です。しかし天然温泉ではなく、隣接する地熱発電所の排水を利用したものです。名前の通り、お湯が青色をしてます。観光客には大人気のようで、あらかじめチケットを予約購入して、指定の時間に入場する必要があります。お湯の温度が38度程度と、心地よい温度に設定されているため、長い時間入っていてものぼせたりすることはありませんでした。
さてアイスランドの一部をちょこっと紹介しましたが、しかしアイスランド観光の本質はこんなところにはありませんので、それを次回に紹介します。
(続く)
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凱旋門賞2016
日本からわざわざ欧州まで駆け付けてくれた友人とともに、少し旅をしてきました。前回お伝えした通り、アイスランドに行っていたのですが、実はその前にフランスのパリに行ってました。
皆さん名前ぐらいは聞いたことあると思いますが、「凱旋門賞」という競馬の世界的有名なレースが毎年パリのロンシャン競馬場というところで行われています。友人は大の競馬ファンなので、これを見たいということでまず凱旋門賞に参戦することになったわけです。とはいえ、わたくし自身は十数年前に京都競馬場に行ったのが最後ってな具合なので昨今の馬は全くわからないのですが、今年の凱旋門賞では日本の「マカヒキ」という馬が出走することになっており、観戦意欲が高まります。
ところが、今年の凱旋門賞はロンシャン競馬場が改修工事中とのことで、パリ郊外にあるシャンティイ競馬場で行われることに。
というわけで、パリ郊外にあるシャンティイという所にある、シャンティイ競馬場に行ってきました。
シャンティイの駅前から森の中を歩いていくと、開けた場所にでました。ここがもうすでにシャンティイ競馬場のようです。
チケット売り場で入場チケットを購入した後、簡単なセキュリティチェックをして入場します。出走ゲートが入口になってました。オシャレですね。
第95回凱旋門賞の垂れ幕。カタールがスポンサーになっているので、カタールの名前がついてます。オイルマネー恐るべし。
競馬場内に大きなテントが設置されています。一番安いチケットは席指定なしでしたが、チケットの種類によっては座席ありだったり、ゴール付近に場所が取れたりと、いろいろパターンがあります。
テント内にはお土産屋さんや食事用の場所などなど結構広くスペースがとられていて、シャンパンで乾杯しながら談笑したりと、ギャンブルをしに来たというよりはパーティに参加しに来たような気分になります。こういうところ、さすがフランスですね。なんつーか、オシャレっす。
テント内にあった大きなパネル。主には記念撮影用かと。
テントの外は、こういったフリー座席があってくつろげるようになってました。会場には日本人も結構来てました。でかい日本国旗を羽織ってる人も。ツアーで来た人というよりは個人で来た人ばかりのようでした。おそらく重度の競馬ファンの方々なのでしょう。
馬券の買い方など、解説されていましたが、全部フランス語だったのでわけわからず。とりあえず、単勝全ツッパにしました。
適当に予想してみました。前回までの戦績から予想して、単勝でぶっこみました。ジャパンマネーのおかげか、マカヒキは2番人気のオッズでした。一番人気はイギリスのポストポンドという馬。とりあえずはこの2つに突っ込むことにしました。その他、アイルランドのファウンドという馬もいいなと思って買おうと思ったものの、あとで買うの忘れてました。
テント内の窓口にマークシートを提出して馬券を買います。残念ながら、英語はあんまり通じません。後で気づきましたが、マークシートの塗りつぶし方を日本語で解説した紙も置いてありました。
出走直前のコース前は、人でいっぱいです。我々は写真撮影もしたかったので、数レース前から陣取ってました。コースの向かい側のスタンドはどうも事前に高いチケットを予約した上級国民用の場所っぽく、ドレスコードもあるのか、スーツを着た人たちばかりでした。
しかし一番安いチケットでも、こんな感じで目の前に馬が走ってるのを見ることが出来ます。 さて、先頭を走るのは10番の馬で、この馬が結局一着でした。そして、この馬はさきほど馬券を買うのを忘れていたファウンドという馬。ぬぁー、クッソー。
で、肝心の日本馬であるマカヒキはどこかというと、はるか後方で14着(16頭中)という有様。全然あかんやん・・・
欧州の競馬は初経験でしたが、殺伐とした雰囲気は全くなく、まるでコンサートを聴きに来たかのような、エレガントな雰囲気でした。あくまでもレースを楽しむ、というスタンスなんでしょうかね。毎年日本から凱旋門賞を見に来るという方もおられるようですが、なんか気持ちはとてもよくわかる気がします。
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