バルセロナ
まずはバルセロナから。主に、バルセロナの超有名スポットのみを見て回りましたので、それらを紹介します。今回は単独行動でなかったので、やはりいつもの観光ペースよりは遅めになってしまいましたね。
バルセロナ・エル・プラット空港に到着後、市内までのシャトルバスがあるので、それに乗って移動。30分ぐらいで、バルセロナのど真ん中のカタルーニャ広場という場所に到着します。
カタルーニャ広場では、なんだかよくわからない展示物がありました。交通量や人通りもかなり多く、夜でもにぎやかです。
バルセロナは地中海性気候のおかげで、冬でも気温はドイツと比べても暖かく、過ごしやすくていい感じでした。まぁ、最初からそれを期待して来ているわけですけども。
さて、バルセロナでまず何を見に行くかとなると、やはりサグラダ・ファミリアということになります。スペインを代表する建築家であるアントニ・ガウディによる設計で、知らない人はいないでしょう。チケットは事前予約がオススメです。というか、みんな予約してると思います。
メトロの駅から出ると、すぐ目の前にあります。パッと見の最初の印象は、「思ってたより小さいな」、でした。朝一で行きましたが、すでにある程度の人だまりが出来てました。
サグラダ・ファミリアのそばには小さな公園のような場所があり、そこからはこんな感じで全体写真が撮れます。皆さんご存知の通り、サグラダ・ファミリアはまだ建設途中なので、クレーンが設置されていました。このクレーンの存在が、教会のデザインとのアンバランスさを漂わせつつも見た目を味があるものにしていると個人的には感じるので、完成してしまってクレーンが無くなると逆に見た目は面白くなくなるのではないかなと勝手に思ってます。
こちらはサグラダ・ファミリアへの入り口の一つである生誕のファサード。イエス・キリスト誕生からの出来事を彫刻によって表現しており、多くの彫刻が飾られています。
こちらはサグラダ・ファミリア内部です。1世紀も前に設計された割には、内装は未来感あるデザインで、独特です。内部は特別広いということはなく、迷うことはないでしょう。
サグラダ・ファミリア側面にある大きなステンドグラスが美しく、光が入ると建物内を奇麗に照らします。
こちらは、サグラダ・ファミリアのもう一つの入り口である受難のファサード。生誕のファサードの反対側にあります。キリストが磔刑に処されるまでを表現した彫刻で飾られています。生誕のファサードと比べると、シンプルな感じ。
サグラダ・ファミリアのこの塔にはエレベータで登ることが出来ます。入場には、チケット予約の際に事前に時間帯を指定できます。生誕のファサード側もしくは受難のファサード側のどちらかを選べます。両者間で何の違いがあるのかわかりませんが、今回は生誕のファサード側に登りました。
エレベータを降りてから適当に歩いていると、小さなテラスから外が見えました。ぶっちゃけ、あんまり高くないです。
途中の通路から見た塔とクレーン。クレーン、かっこいいよクレーン(意味不明)。
塔に登ると、サグラダ・ファミリアのファサード等を身近で見れるというメリットがあったりするのですが、正直なところ普通に下で見てた方が奇麗に見れます。というのも、塔では大部分の視界が壁でふさがれていて、あまり広く見渡せないからです。隙間から除く感じ。
塔から降りるときは、このグルグルの螺旋階段を歩いて降ります。なんかこの螺旋階段が有名とか言われているらしいのですが、何ででしょうかね。この手のものはどの教会塔にも大体あるのですが。ずっと下の方が見えるからかな。
サグラダ・ファミリアの地下は博物館になっており、建築に関わる情報などを見ることが出来ます。ガウディの建築物は、曲線を利用した構造をとることで有名ですが、その曲線を考える際に用いたのがこちらの逆さ吊模型です。糸にオモリを乗せて形成された逆アーチが丈夫な構造だと考えたガウディは、この模型で実験し実際の建築に採用していました。
サグラダ・ファミリアは、もし内装に興味が無ければ、チケットを買わずに外から見るだけでもいいかもしれないです。塔は完全に期待外れでした。結構高いんですよね、チケットが・・・ま、チケット代は建設費用になるので、お布施だと思っとけばいいわけですが。
サグラダ・ファミリアのある場所から少し歩いて北上すると、こちらのサン・パウ病院があります。ドメネクという建築家による設計で、この病院は数年前まで実際に使用されていたものの、老朽化を理由に閉鎖されました。今では建物内の一部を見学可能です。
さて、お次はカタルーニャ音楽堂というコンサートホールへ。こちらもドメネクによる設計です。入口がどこなのかが微妙に分かりにくくて、やや迷いました。
この日ギターコンサートがあったので、 事前予約して演奏を聴いてきました。演奏も当然のことながら、カタルーニャ音楽堂は内装も見事で、演奏が無い日でも見学だけしに来る観光客も多くいます。でもせっかくなので、何かしら演奏のある日に訪れることをお勧めします。
こちらは、ガウディにより設計されたカサ・ミラという建物。メトロの駅からすぐです。こちらはなんと、住宅です。しかも普通に人が住んでいます。曲線を用いたデザインになっており、見た目がうねうねしてます。これは地中海をイメージしているそうです。住宅にもかかわらず観光ができ、内部を見て回れます。
カサ・ミラの中央部分は大きな吹き抜けになっており、空を見上げることが出来ます。吹き抜けは楕円形をしていて、徹底して曲線を使用しているのがわかります。
こちらはカサ・ミラの屋上部分。こちらも曲線を用いていて、うねうねしてます。自分なら、こんな観光客がドカドカやってくるようなところには住みたくないですが・・・
カサ・ミラからそれほど離れていない場所には、カサ・バトリョという建物があります。こちらは、もともとあった邸宅をガウディが改築したものになります。
こちらも内装には曲線を多用しており、なんとも不思議な感覚に陥ります。
吹き抜け部分は青色で装飾されていて、なぜか紙吹雪が常に舞ってました。粉雪をイメージしてるんでしょうか・・・
カサ・ミラおよびカサ・バトリョは距離が離れていないのでセットで観光する人がほとんどと思いますが、チケットが高いんですよね・・・それぞれ20€以上します。二つで40€オーバー。どちらも見終わった後、「いやこれで20€以上とるのかよー」って思っちゃいました。
こちらは街の中心からは少し離れた場所にある、グエル公園です。こちらもガウディの作品で、グエル伯爵とガウディはここに住宅地を作ろうとしたものの、人気が出ずに工事は途中で頓挫し、市に公園という形で寄付されることになりました。
メトロで行くと、駅から少々歩かねばなりません。バスを使うと、ほぼ目の前に到着します。
グエル公園の代表的モニュメントである、トカゲの噴水です。この写真の時は朝一なので、人もあまりいませんが、その後に観光客が増えてくると、みんなここで記念写真を撮るため、人だらけになります。
グエル公園でもやはり曲線を多用しており、やわらかい印象を与えています。
グエル公園は昔はタダで入場できたらしいですが、現在は有料です。あまり長居をするような場所ではありませんが、公園内はガウディ独特の雰囲気を持つ広場になっているので、ここでくつろぐのもよいかもしれません。
こちらはグエル邸で、これもガウディの設計です。グエル邸には予約も何もせずに直接行ったため、入場まで40分ぐらい待たされました。
グエル邸はガウディの初期の作品で、曲線の利用はまだ実験段階だったせいかそれほど多用されていません。
それでも屋上には、カサ・ミラでも見られたようなユニークな形をした排気口がいくつも並んでいます。
とまぁこんな感じで、バルセロナではガウディ建築を中心に見て回るのが主になるかと思います。
しかし、建築物を見て回るだけでなく、ぜひ訪れてほしいのがここボケリア市場です。肉・野菜・果実やお菓子など、様々な食べ物が売られていて、とても活気のある市場です。生ハムの買い食いがくせになりそうでした。
やっぱりスペインと言ったら、とりあえずパエリア食っとくか的な感じ。なので、この市場でパエリア食べてみました。いやぁ、パエリアうまいっす・・・旅行中、何回食べたかわからんぐらいずっとパエリア食ってた気がする。
そう、今回のスペイン旅行を通じての一番の印象は、
スペインは食べ物が美味い!ということ。パエリア以外ももちろん。
今まで数多くのヨーロッパの国々を旅してきましたが、スペインの食べ物が最も日本人向けの味だと思います。スペイン自体は初めてではないですが、前回のは仕事で来たのであまり意識してませんでした。今回のように改めてスペインの食を味わうと、その良さが十分に認識できました。
(続く)
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