猫が一匹おりま“した”

日本の某所でPIとしてスタート

イスラエル

学会でイスラエルに行ってきました。中東戦争やその後の紛争のイメージから、あまり良い印象が無かったりするイスラエルですが、観光するにはとても良いところでした。

 

何と言っても、冬のドイツではあまりお目にかかれない日光を存分に浴びれるということが素晴らしい。また、食べ物もおいしかったです。

 

学会の観光ツアーでエルサレムに行くことが出来たので、簡単に紹介します。

 

エルサレムは歴史的にも宗教的にも多大な魅力を持つ街です。いつか行ってみたいと思っていながらも、治安への不安から足が向きませんでしたが、今回来ることが出来てよかったです。実際には、治安はいたって普通でした。

 

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こちらは、エルサレムの旧市街です。金色のドームが、イスラム教の聖地である「岩のドーム」です。今回のツアーでは、岩のドームの近くに行く時間はありませんでした。

エルサレムユダヤ教イスラム教、キリスト教の聖地です。また旧市街は、ユダヤ教徒地区、イスラム教徒地区、キリスト教徒地区、アルメニア人地区と4分割されています。

 

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エルサレム旧市街を囲む城壁には7つの門があり、ツアーはそのうちの1つである糞門という場所からスタート。ここはユダヤ教徒地区の入り口でもあります。

なんでそんな名前やねん、と突っ込みたくなりますが、これは昔にここから屎尿やごみを捨てていたことに由来するとか。

 

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糞門をくぐってすぐ、セキュリティチェックがありました。まぁあるだろうなと思っていたので、というかむしろ無かったら怖いので、ほっと一安心。

 

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セキュリティゲート右手にはイスラム教のアル=アクサー・モスクがあります。かつてはここがイスラム教の最高聖地だったとか。

 

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セキュリティゲートをくぐってすぐの所に、嘆きの壁があります。かつてエルサレム神殿の一部であったこの壁は、今はユダヤ教の聖地となっています。

 

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嘆きの壁では男性用と女性用の場所がきっちりとわかれており、男性用の場所ではキッパという帽子を被る必要があります。観光客向けに白色の簡易キッパが貸し出されているので、それを被ります。

 

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嘆きの壁の左手奥には、ユダヤ教の超正統派の方々が祈るスペースがありました。皆さん、とても熱心にお祈りしておられました。 

 

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その後、ユダヤ教徒地区の隣にあるイスラム教徒地区へと向かいます。通り沿いには、イスラムなお土産屋さんとかがたくさんあり、買い物も楽しそうでしたが、立ち止まる時間がありませんでした。。

 

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しばらくすると、ヴィア・ドロローサという通りに出ます。この通りは、イエス・キリストが有罪判決を言い渡された後、十字架を背負って処刑場まであるいた道です。

ヴィア・ドロローサは聖書等の記述に従って設けられた、イエスの行動を記した14のステーションがあります。写真は第5ステーションです(シモンという人物がイエスの代わりに十字架を担ごうとした場所)。

 

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第5ステーションから少し上り坂になっており、ここを登っていきます。通路はあまり広くないため、観光客の団体が来ると人で密集します。

 

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ヴィア・ドロローサを歩いていくと、最終的にはこちらの聖墳墓教会に辿り着きます。この教会はキリストの墓があったとされる場所に建てられており、またこの教会はイエス磔刑に処されたゴルゴタの丘とされる場所でもあります。

 

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教会入ってすぐ正面には、人一人分ほどの大きさの石があります。イエスが十字架から降ろされた後、ここでその遺体に香油を塗ったとされています。

 

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教会入ってすぐ右手には急な階段があり、階段を上るとこのような場所に出ます。ここはまさにゴルゴタの丘とされており、ここでイエス磔刑に処されたとされています。正面祭壇下部には十字架が刺さっていたとされる場所があり、写真の人たちはその場所で祈りを捧げるため列を作って待っています。

 

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ゴルゴタの丘とされる場所を降りて、さらに入り口右手を奥へ進むと、聖ヘレナ大聖堂にたどり着きます。ローマ帝国皇帝コンスタンティヌス1世の母親であるヘレナは、熱心なキリスト教徒であり、西暦326年にエルサレムを巡礼し、この聖堂のさらに奥の場所でキリストがかけられた十字架を発見したとされています。

 

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聖ヘレナ聖堂を後にして教会をぐるっと回って歩くと、復活聖堂(アナスタシス)があります。この中には、イエスの墓があります。当時はこの場所はただの洞穴でしたが、その後このような聖堂が建てられました。

エスの墓を見るため、長蛇の列が出来ていました。とても並ぶ時間は無かったので、残念ながらイエスの墓を目にすることはかないませんでした。

 

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聖墳墓教会を後にし、シオン門と呼ばれる場所からエルサレム旧市街を出ました。

 

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シオン門を出てすぐの所には、マリア永眠教会があります。その名の通り、聖母マリアを祭っている教会です。聖母マリアに関しては新約聖書に記述が少なく情報が少ないため、実のところどこで亡くなったのかはわからないそう。

 

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マリア永眠教会のすぐ近くには、イエスが最後の晩餐を行った部屋があります。レオナルドダヴィンチの画のような部屋を想像していたものの、実際はこのように、食事する所にも見えないような普通の部屋でした。

 

 

以上、ツアーで見て回ったエルサレムの主要ポイントの紹介でした。本当は、もっと自分の足で自由にゆっくり見て回りたかったのですが、まぁ実質半日で見て回るなら仕方ないかな・・・いつか是非ともプライベートで訪れて、ゆっくり見て回りたいですね。

 

その後、エルサレムから首都テルアビブへと移動しました。テルアビブも少しだけ見て回ったので、紹介します。

 

 

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こちらカルメル市場という、伝統的な市場です。朝行くとまだ人は少なめですが、少し時間がたつと人でごった返しになります。 

 

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カルメル市場では、雑貨や食料品などを売っており、買い物にいそしむ人々で一杯です。

 

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この市場ではお土産になるようなものもたくさん売っています。しかも、エルサレムのような観光地で買うよりも、はるかに安く買うことが出来ます。怪しげな偽ブランド品のようなものも売っておりましたが、そういうのを見て回るのも楽しみ方の一つかも。

 

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カルメル市場の近くにあるShenkin通りには、イスラエル発のボディケアブランドで日本にもあるSABONの本店があります。日本で買うと結構な値段がする商品も、ここでは安く買うことが出来ます。

 

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テルアビブは海沿いに位置するため、砂浜の海岸が長く続いていました。この海沿いを歩いているだけでも、気分がよくなります。特に冬だと。

この海岸沿いの果てには、ヤッファという旧市街があり、主要な観光地ですが、今回は行く時間がありませんでした。。

 

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そんなこんなでイスラエルを離れるのを惜しみつつ、テルアビブ郊外にある空港からフランクフルト空港へと帰りました。テルアビブから空港までの公共交通機関がいまいち整備されておらず、タクシーぐらいしか便利な移動手段がないっぽいのがちょっと難点でした(電車があるっぽい感じではありましたが)。

 

なお、イスラエルでの入出国は厳しく、時間がかかると聞かされていましたが、普通の空港と変わらずあっという間に終わりました・・・治安もいたって普通でしたし、悪い噂が先行して広まってるんだろうなという感じ。是非ともまた訪れたい国でした。

 

 

 

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