猫が一匹おりま“した”

日本の某所でPIとしてスタート

サン・セバスチャン

バルセロナの次は、サン・セバスチャン(別名ドノスティア)という街へ移動。飛行機、電車、どちらで行っても結局トータルの移動時間は変わらなそうだったので、電車にしました。バルセロナから直通があるので、楽です。とはいっても、5時間ぐらいかかるんですが・・・

 

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バルセロナ・サンツ駅から、高速電車に乗ります。電車は快適で、時間も正確に運行していました。

スペインの高速電車は、全席指定で、座席が売り切れるとその電車には乗れないっぽいです。今回のスペイン旅を通じて知ったのは、この時のような観光ハイシーズンの時期には使いやすい時間帯の電車が結構売り切れてしまうということです。電車での移動をメインに考えている場合、あらかじめ予約した方がよいでしょう。

 

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サン・セバスチャンの街自体はそれほど大きい街というわけではなく、また特別見るものがあるという感じでもありません。街中にある大聖堂前の通りは、ショッピング街になっていました。 

 

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サン・セバスチャンは海沿いの街で、大西洋であるビスケー湾に面した、こちらのラ・コンチャ海岸という海岸周辺が主な観光スポットとなっています。夏には、海水浴客で一杯になります。つまりこの街は、リゾート地としての要素が強い場所です。

バルセロナと違って、サン・セバスチャンは気温も低く(この時、2~3℃ぐらい)、さすがにこんな真冬に泳ぐ人はいない、、と思いきや、フツーに泳いでる人がいました・・・

海岸をてくてくと歩いて、この写真に写っている向こう側の山(モンテ・イゲルド)の上を目指します。 

 

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ふもとにケーブルカーがあるので、これに乗って頂上まで移動します。

 

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山の頂上からは、このようにサン・セバスチャンとラ・コンチャ海岸を見渡すことが出来ます。山頂には、カフェと子供向け遊園地がありますが、それ以外は特に何もありません。しかし、見晴らしがよいため、多くの観光客が訪れます。

 

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ケーブルカー乗り場から、海岸沿いをもう少し歩くと、こちらのような謎のオブジェがあります。設置された経緯はよくわかりませんが、一応これ、芸術作品とのこと。

 

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モンテ・イゲルドから見て海岸の反対側にあるのが、こちらのモンテ・ウルグルです。山頂には、キリスト像が立っています。こちらは、歩いて山頂まで行けます。

 

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モンテ・ウルグルから見た、ラ・コンチャ海岸方面。

 

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モンテ・ウルグルのふもとには、海沿いに道路があります。高さは10m程度あるようですが、天候が荒れて波が強い時は、波がこの高さを超えてくるらしいです。恐ろしや。

 

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とまぁ、海岸沿いもとても美しいサン・セバスチャンなのですが、この街の一番の観光要素はやはりグルメにあります。モンテ・ウルグルそばの旧市街は、バル(スペインの軽食レストラン)がたくさん並ぶエリアになっており、このバルをハシゴしながら食べ歩きをするのが主な楽しみ方です。

サン・セバスチャンがあるバスク地方は、独自の食文化を築きあげており、ミシュランで三ツ星をとるようなハイレベルなレストランがいくつかあります。そんないいレストランにはとても行けませんが、バルは庶民のお食事処なので、気軽に入れますし、どのバルの食べ物もとても美味しいです。

 

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バルで食べる食べ物は、ピンチョスという、パンの上にシーフードやハムなどを乗せた軽食が中心です。1個1ユーロ程度で、これらを皿にとって勘定してもらいます。このオーダーが結構クセモノで、初心者は戸惑います。観光シーズンは、どこのバルも人で一杯で(満員電車のように)、入店するのも難しかったりします。が、そこは人の波を押し分けて、むりやりカウンターまでたどり着き、空プレートをもらいます。そこから、適当にピンチョスを自分で選んで、勘定してもらいます。自分から積極的に動いてアピールしないと何もオーダーできないので、結構疲れます。また、この写真ではたまたまテーブルに座ってますが、ほとんどのバルでは立ち食いになります。落ち着いて食事できるような場所ではないので、家族連れなんかで行くと、結構大変かも。しかし、どのピンチョスも美味しそうで、ついつい取りすぎちゃったり、まぁなんしかこのバル巡りが最高に楽しいです。

 

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大晦日はこのサン・セバスチャンで過ごしたので、年越しの瞬間には海沿いに出かけてみることに。年越しイベントに、特に何か街が準備しているということはないと聞いていたのですが、実際は街中のあちこちから花火が30分ぐらいあがってました。

 

サン・セバスチャンはゆっくり過ごすには、最高の場所です。奇麗な海岸があり、最高の食がありで、素晴らしいリゾート地です。であるがゆえに、宿泊費もやや高かったりしますが。。

 

 

 

(続く)

 

 

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