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タリン

さて、リガのバスターミナルから、お次はエストニアの首都であるタリンに移動です。リガからタリンは、結構距離があり4時間ぐらいかかります。リガからタリンに向かうバスは、結構混雑していて、座席はほぼ全部埋まってました。

 

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長距離移動の末、ようやくタリンのバスターミナルに着きました。このバスターミナルは、微妙にタリンの観光中心である旧市街から外れたところにあります。ここのすぐ近くにトラムの駅があるので、それに乗って街の中心まで移動します。10分ぐらいで着きます。

 

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旧市街へはどこからでも入れますが、せっかくなのでこの「ヴィル門」から入ってみましょう。昔は、ここが旧市街へ入る正式な門でしたが、その後取り壊されてしまい、今はこの2つの塔が残っているだけです。この門手前あたりには現代的な建物がたくさん立っているのですが、この門をくぐって旧市街に入るととたんに中世の景色になります。

 

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ヴィル門から歩いて最初の角を右に曲がると、すぐに見えるのがこちらの「セーターの壁」です。タリンの名物の一つです。高く長く続く城壁のふもとで、北欧らしいセーターの編み物がたくさん売られています。夏の真っ只中でしたが、お土産として結構買っていく人も多かったです。

 

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セーターの壁がある城壁には、有料ですが、登ることが出来ます。そこそこの距離があるので、城壁を歩きながら中世の雰囲気を味わうのもよいでしょう。

 

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城壁を登る入口の近くには、「聖カタリーナの小径」という小道に入る入口があります。ここはタリンで最も中世を感じられる場所と言われています。昔、このそばに聖カタリーナ教会という名の教会があったことに由来します。ここには工芸職人のギルドがあり、今でもその制作風景を見ることができます。

 

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聖カタリーナの小径からそれほど離れていないところには、「職人たちの中庭(MEISTRITE HOOV)」と呼ばれる場所に通じる小道があります。

 

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職人たちの中庭には、その名の通り工芸職人の作業場があり、さらにはタリンで老舗のチョコレートカフェがあります。

タリンの素晴らしいところの一つは、このように小さな小道をくぐった先に落ち着いた中庭があり、そこにいい雰囲気のカフェやレストランがある、といったような場所が多々あるところです。自分だけのお気に入りの中庭カフェを見つけることが出来ると、うれしい気持ちになれます。

 

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ここはラエコヤ広場という、旧市庁舎前にある大きな広場です。レストランのオープンテラスや、お土産屋さんなど、ここ旧市街の中心となる場所です。写真に写っている旧市庁舎は、内部見学が可能ですが、訪れた時は残念ながら閉まっていました。また、塔にも上ることが出来ます。

 

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ラエコヤ広場には、この市議会薬局(Raeapteek)という薬局があります。ヨーロッパ最古の薬局といわれています。

 

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内部は普通の薬局になっていて、薬を買うことが出来ます。それに加え、この奥の部屋が小さな博物館になっており、昔の薬などが展示されています。無料で入って見学できるのですが、普通に営業している薬局なので、若干気が引ける感じも。

 

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ラエコヤ広場のすぐそばにあるのが、この精霊教会です。この教会の壁にかけられている時計は、タリンで最古の公共時計です。

 

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精霊教会の内部は広くはありませんが、木製の装飾や祭壇が美しいです。

 

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精霊教会の前には、中世タリンにおける商人の交流の場所だった「大ギルドの会館」があります。現在では、建物の中はエストニア歴史博物館になっています。

 

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大ギルドの会館前に通っているのはピック通りという、旧市街のメインストリートのようなもので、この道はまっすぐ長く旧市街の外まで続いています。メインストリートのようなものとはいっても、ずっとレストランやカフェなどが続いているというわけではないため、中心地から歩くにつれ、だんだん人気もなくなっていきます。

 

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ピック通りを歩いていくと、未婚商人の組合の館であるブラックヘッド会館があります。この館の扉が特徴的なことで有名です。

 

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そのままずっとピック通りを歩いていると、3色カラーで塗り分けられた「三姉妹の家」が目に入ります。中世頃に建てられ、当時は商人の事務所として使われていました。なお、今ではホテルとして使われています。

 

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三姉妹の家から歩いてすぐには、「太っちょマルガレータの塔」というちょっとかわった名前が付けられた塔があります。こちらは砲塔になっており、タリンの港の近くにあります。そのため、当時はこの大きな砲塔が、外敵に対しての威圧になっていたようです。フェリー経由でタリンに来た人は、おそらくこの塔からタリン旧市街に入るんじゃないかな、と思います。

 

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さて、太っちょマルガレータの塔からライ通りという道沿いに旧市街に戻ると、こちらの聖オラフ教会があります。こちらの教会塔には、螺旋階段の通路を歩いて登ることが出来ます。内部の通路は狭く、入場者数制限もなかったので観光客で詰まってましたが、登る価値は十分にあります。

 

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塔の上から、タリンの港方面を見ると、こんな感じ。左に太っちょマルガレータの塔が見えてますので、港との距離がわかると思います。

 

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こちらは、旧市街のパノラマ写真です。旧市街には、いくつか展望台がありますが、この聖オラフ教会の塔が、いちばんきれいに旧市街全景を見渡すことが出来ると思います。

さて、この画像を見ていると、この旧市街には少し丘のようになっているところがあるのがわかるとおもいます。ここはトームペアの丘と呼ばれています。

 

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聖オラフ教会前のライ通りをまっすぐ歩いていくと再びピック通りと合流し、そしてトームペアの丘に通じる「長い足」と呼ばれる通りを登ります。この写真の遠くには、さきほどの聖オラフ教会が見えているのがわかると思います。

 

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そしてトームペアの丘に入ってまず目に入るのが、こちらのアレクサンドル・ネフスキー大聖堂です。エストニアがまだロシア帝国の一部だったころに建てられた、ロシア正教会の聖堂です。内部見学できますが、撮影は禁止です。

 

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アレクサンドル・ネフスキー大聖堂の前には、トームペア城があります。ピンク色でちょっとかわっていますが、今では国会議事堂として利用されているそうです。

このトームペア城前広場には、なんだか人が集まったり、舞台が設置されてたり、テレビ撮影のセットがあったり、いったい何がこの日あるんだろうと思っていたのですが、どうやらこの日は「エストニアソ連から独立を回復して25周年の記念日」だったようです。午後にはこの広場が人でいっぱいになり、音楽を演奏してみんなで歌ったりと、盛り上がっていました。

  

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同じトームペアの丘には、こちらの聖母マリア大聖堂があります。ここの塔にも登ることが出来ます。 

 

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トームペアの丘は、丘というだけあって少し高い位置にありますので、タリン周辺や旧市街を見渡せる展望台があります。その一つが、ここKohtuotsa Vaateplatsという展望台(といっても観光客しか映ってませんが・・・)。聖母マリア大聖堂から続くKohtu通りという通りを歩いていると、目に入ります。

 

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Kohtuotsa Vaateplatsから見た、タリン旧市街。左には聖オラフ教会、正面奥にはタリン港が見えています。

 

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もう一つが、Patkuli Vaateplatsという場所。小さなRahukohtu通りという通りに、この写真のように小さな入口があります。

 

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上の入口から入ってPatkuli Vaateplatsから見た、タリン旧市街です。聖オラフ教会が正面に見えています。

こちらの展望台は、意外と発見しにくいのか、観光客は少なめでした。しかし眺めは、個人的にはこっちのほうがよかったです。

 

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さて、アレクサンドル・ネフスキー大聖堂まで戻り、「長い足」を通らずに下町に戻る途中には、デンマーク王の庭園という広場があります。この広場は城壁に囲まれており、また城壁の上にはカフェがあります。疲れたらここで休むのもいいでしょう。

 

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デンマーク王の庭園のすぐ近くには、「キーク・イン・デ・ショク」という塔があります。「台所を覗く塔」という意味があり、当時兵士がこの塔から下の家にある台所を覗き見できると言ったことから、こういう名前になったとか。現在では軍事博物館として利用されています。

 

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こちらは、デンマーク王の庭園から旧市街におりる道である、「短い足」という通り。やや急な坂道になっています。

 

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「短い足」をおりるとすぐに目に入る大きな教会が、こちらの「聖ニコラス教会(ニグリステ教会)」です。内部は博物館になっていて、入るのは有料です。

 

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この教会には、ドイツの画家ベルント・ノトケによる作品「死の舞踏」という絵画があります。オリジナルはドイツのリューベックにあったのですが、戦時中に失われたようです。こちらは、ベルント・ノトケによるオリジナルの模写になります。

 

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聖ニコラス教会からラエコヤ広場に戻る途中には、タリンの地ビールが堪能できるBeer houseというブリュワリーがあります。

 

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内部は結構広くて、座席数も多いので、割と余裕をもって入ることが出来ると思います。ここでは、美味い地ビールを楽しめます。

 

 

さて、ここタリンがバルト三国旅行では最後の場所だったのですが、ここタリンが一番素晴らしかったです。リトアニアラトビアエストニアという順に観光地としての素晴らしさが上がっていく感じです。しかし同時に、観光客の数と物価も上がっていく感じですが。。。

もともとソ連支配下ということもあって、わたくし、勝手に退廃的なイメージをバルト三国に対して持っていたのですが、それは全くの間違いでした。中世の街がきれいに保存されており、なおかつ歴史的背景からか、ドイツ・ロシア・北欧の文化等がうまくミックスされている感じです。旧市街外の新市街はとても現代的で、そのギャップもなかなか面白いです。物価も、「今のところは低い」ので、観光は超オススメです。

 

 

(続く)

 

 

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