私と10年連れ添った愛猫に先立たれて、早いもので既に一年がたちました。
思い返せばこの一年私はずっと心神喪失状態、と言うと盛り過ぎですが、少なくとも自分の中が空洞になったかのような気分でした。なんだか何をしても充実感も達成感もないし、表面上は以前と変わらない生活を送っていますが、内面ではいろいろな事がどうでもよく感じるようになってしまいました。
まぁこの心理状況は、5年近くも同じ場所で同じ生活していることからくる「マンネリ感」とも相まっているとは思うのですが。あと老化。
そんな心のスキマを埋めて(ドーン!)精神の高揚を感じるために、最近はあっちこっちと旅行しているのかもしれません。あ、旅行だけじゃなくて、もちろん仕事でもですが。
しかしそれでも、そういったのはとりあえずの処置みたいなもんで、ごまかしにすぎません。
やはりもっと強烈な刺激、それこそ5年前に日本からドイツに裸一貫で突撃したように、自分の生命を賭けて勝負するような新しい環境に再び飛び込む、というようなものが欲しいと思っています。
思ってはいるけど、、、なかなかチャンスは来ないな。
もういっそのこと転職しようかなとかたまに考えますが、特に他にやりたいこともないのでそれはやりますまい。でも何か面白そうなことを見つけたら、あっさりと今の仕事は捨てるなんてことも。
うーん、自分でも何を言いたいのかよくまとめられませんが、飼い猫の死は想像以上に私の人生感に大きな影響を与えたようです。それまでは、割と能天気だったのですけど。逆に、もしまだ存命だったなら、あまり自分の人生についてそこまで深くは考えていないでしょう。
変えたいという感情と変わらないという現実に悩まされる日々。
これも人生か。