猫が一匹おりま“した”

日本の某所でPIとしてスタート

マウルブロン修道院

当然思い立ったように、週末に一人旅してきました。夏休み旅行とは別です。

 

 

前から行きたかった場所があったのですが、なかなか行く機会が無かったところへ行ってきました。

 

そのうちの一つが、世界遺産でもある「マウルブロン修道院」です。中世時代の様子が非常によく保存されていることが選定の理由の一つでもあります。

 

ノーベル文学賞作家であるヘルマン・ヘッセの作品『車輪の下』は、この修道院を舞台として書かれたと言われています。また、ヘッセ自身もマウルブロン修道院の神学校に通っていました。

 

 

その名の通りマウルブロンというとても小さな町にある修道院で、バーデン=ヴュルテンベルク州にあります。行き方には何種類かありますが、カールスルーエ経由で行きました。

 

カールスルーエの駅からS4に乗ってブレッテンという町の駅まで行き、駅前から出ている700番のバスに乗ってKloster Maulbronnで降りると、すぐそばが目的地です。バスの本数は少なく、週末は1時間に1本ペース・・・

 

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バスに乗って20-30分ぐらいすると、このような特に何もないところに着きます。一応この写真の右手に修道院があります。

 

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修道院があるエリアへの入り口。修道院は城壁に囲まれているため、このような門があります。

 

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入口のすぐそばにあった案内の看板。これを見ると修道院が城壁で囲まれているのがわかると思います。

 

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内部へ入ると、インフォメーションセンターがあります。ここで修道院の中へ入るためのチケットを買います。入場料は7.5€でした。日本語のオーディオガイドもありました。

 

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城壁内部はだだっ広い感じで、いくつか建物があります。奥に見えているのが、修道院です。

 

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修道院以外の建物も、いかにも中世ドイツっぽい感じです。なんか、フツーに人が住んでるような気配がありましたが、実際のところどうなんでしょうか。。

 

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かわいいのがいました。誰かに飼われているような感じでした。

 

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それでは、メインである修道院内部に入ります。

 

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修道院の通路。当時の人はどんな風にここを歩いてたんだろうなとか想像したくなります。

 

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礼拝堂。ゴテゴテした装飾は無く、シンプルです。

 

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修道院の天井にはどこもかしこも模様が描かれているのですが、これがなかなかかわいらしい。

 

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奥の方へとつながる通路のような部屋。奥へは封鎖されていていけませんでしたが、壁にはフレスコ画のようなものが残っていました。

 

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修道院の中庭。ここで当時の人はどんなことしてたんでしょうか。

 

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修道院の中でもちょっと特別な存在感を放つのが、こちらの噴水。ヘッセの作品の中でもこの噴水についての記述が見られるそう。

 

内部はさほど広くなく、構造もシンプルなので見学に時間はかかりません。それでも、当時のここでの人々の生活を想像しながらウロウロ歩いて見るのも楽しかったです。

 

 

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ドイツの郷土料理の一つに、マウルタッシェという食べ物があります。ラビオリとか餃子ようなダンプリングの類の食べ物です。普段の生活でも食べる機会がちょこちょこあります。

今回の旅行の機会で知ったのですが、マウルタッシェはここマウルブロン修道院が発祥の地であるようで、宗教的な理由から肉を食べられない人が、肉を生地に包んで隠してしまえばいい的な発想で考案したとか。

 

 

アクセスの微妙さからあまり人が来ないのか、観光客は少なめでしたが、そのおかげで中世の雰囲気を味わいながらゆっくりできました。

 

 

なお、週末一人旅はここだけにとどまらず他にも行ってきましたので、それについてはまた後程。

 

 

(続く)

 

 

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