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サンクトペテルブルク

タリンで素晴らしい時を過ごした後は、ロシアのサンクトペテルブルクへと移動します。今回の夏旅行で本当に行きたかったのは、実はこのサンクトペテルブルクです。

 

ロシアに入国するには、通常ビザが必要です。数多の国にビザなしで入国できる最強の日本国パスポートも、ロシアの前では通用しません。よって、ロシアを観光するとなると事前準備が結構めんどくさいのです。しかし、サンクトペテルブルクに行く場合には抜け道があります。

 

それは、海路でサンクトペテルブルクに入国すること、です。St.Peter lineというフェリー会社のフェリーで、タリン、ヘルシンキストックホルムから入国すると、ビザなしで72時間まで滞在が可能です。今回はこのシステムを利用して、サンクトペテルブルクに行きました。

 

しかし、3日間滞在したかったものの、3日目の帰りのフェリーの予約が一杯だったので、今回は残念ながら2日間しか滞在できませんでした。クソー。

 

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タリン港のフェリーターミナルから、サンクトペテルブルクへと向かいます。夜タリンを出発して朝にサンクトペテルブルクに到着します。フェリーで長距離移動するのは、大阪南港から「さんふらわあ号」に乗って以来の15年ぶりぐらいですぞ。

 

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出港までの間、ビールを飲みながらフェリーからタリンの街を眺めてました。タリンは本当に奇麗な街だったなぁ。

 

フェリーの長距離旅は、出港してしばらくぐらいは結構テンションあがって楽しいのですが、そのうち日が沈んで真っ暗になって外は何も見えなり、やることがなくなってしまうという。一人旅だと、特にやることがなくて面白くない。しかし、St.Peter lineのフェリーは全部個室になっていて、ちゃんと各部屋にシャワーとトイレもついていました。おかげで、ここまでの旅の疲れを癒せました。レストランはビュッフェ形式で結構おいしかったですし、ビールも飲み放題でした。それとは別にバーもいくつか入っており、「大人のショー」が開催される店もあったりと、なかなか充実してます。比較するのもなんですが、さんふらわあ号より値段も安く圧倒的に快適でしたし、熟睡できました。

 

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さて、サンクトペテルブルク港には朝8時ぐらいに到着します。フェリーから出て目の前に広がる風景はなんとも廃れた雰囲気。いやぁこの退廃的な雰囲気なんだよね、わしが求めていたのは。

 

St.Peter lineでサンクトペテルブルクにビザフリーで入ると、自動的に街中へのシャトルバスサービスがセットになっています。港から街中まで、15分ぐらいです。

 

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シャトルバスは、こちらの聖イサアク大聖堂の目の前に到着します。まさに本場ロシアの、ロシア正教会の大聖堂です。このすぐ隣にはインフォメーションセンターもあります。しかし、聖堂もインフォメーションセンターも、開く時間が遅いです(10時過ぎぐらい)。

 

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入るのは有料ですが、大聖堂内はモザイク画や天井画などが見事ですので、見る価値は十分あります。

 

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例のごとく、聖イサアク大聖堂のクーポラには登ることができ、サンクトペテルブルクの街を一望できます。眺めは・・・まぁそれほどでもという感想。余裕があれば登ってみてもいいかな、という感じ。

写真見るとわかりますが、港前の雰囲気とは違って、街中は観光のメインの場所なだけあってフツーに奇麗でした。まぁそりゃそうか。

 

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聖イサアク大聖堂の隣には、アレクサンドロフスキー公園があります。また、サンクトペテルブルクにはネヴァ川という大きな川が流れており、クルージング船などもあります。川の向こう側も見て周りたかったですが、時間の都合上行けず。

 

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クーポラからも見えていたアレクサンドロフスキー公園には、サンクトペテルブルクを築いたピョートル大帝の像があります。馬の2本の後ろ脚だけで立っているので、とても力強く見えます。

 

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ピョートル大帝像の隣には、旧海軍省の建物があります。こちら、もともとはロシア海軍省の本部でした。今では海軍大学校として使われているようです。

 

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そして、その旧海軍省のさらに隣にあるこちらの建物が、サンクトペテルブルク観光の一番の目玉であるエルミタージュ美術館です。今回の旅は、ここに来るためにプランしたといっても過言ではないです。いやー来てやったなぁ、といった感じ。

 

世界三大美術館の一つでもある超有名美術館で、また夏休みシーズンだったこともあり、観光客が非常に多かったです。ほとんどが団体観光客だったので、次から次へと観光グループが押し寄せては去って行きます。ゆっくり鑑賞なんてのはもう無理なぐらい。

よって、チケットは事前にネットで予約購入した方が、スムーズに入館できます。しかしネットの方が当日購入より料金がやや高いのはなぜなのか。。。

 

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こちらはレオナルド・ダ・ヴィンチの作品が展示されている部屋ですが、観光客でいっぱいで身動き取れませんでした。ちなみに館内は自由に撮影可能です。

 

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美術品だけでなく、内装も奇麗なエルミタージュ美術館です。それもそのはずで、この建物は冬宮殿と呼ばれ、かつてはロシア帝国の宮殿でした。

館内はこれまたクッソ広いので、全ては見て回れませんでした。地図を見ながら効率よく回らないと、無駄に時間を消費してしまいます。個人で普通に見て回ると、半日から1日費やすかな、といったところ。

 

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こちらは、旧海軍省からまっすぐ伸びている「ネフスキー大通り」という通り。ネフスキー大通りは、サンクトペテルブルクの中心的な通りで、観光スポットやブランドショップが並んでいます。

 

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ネフスキー大通りを歩いていると、サンクトペテルブルクには運河が流れていることに気付くことが出来ます。あまりイメージありませんでしたが、実はサンクトペテルブルクは水の都なのです。いろいろな場所から、運河クルーズ船が出ています。

 

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ネフスキー大通りには、こちらもロシア正教会の聖堂であるカザン大聖堂があります。バチカンのサンピエトロ大聖堂を手本に設計した聖堂で、サイズは小さめですが見た目がそっくりです。こちらはガチ信者の方々が普通に使っている聖堂なので、内部は写真撮影禁止です。しかし内装も見事でイコンも見ごたえがあるので、邪魔にならないように見学しましょう。

 

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カザン大聖堂の横には小さな運河が流れていますが、その先にはなんだか特徴的な建物が。

 

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その特徴的な建物は、「血の上の救世主教会」というロシア正教会の教会です。このネギみたいな形した装飾が、まさにロシアといった雰囲気を出してます。入口はこの写真から見ると、裏側にあります。

 

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内部は全面にモザイク画が描かれており、異彩を放ってます。意外と内部の面積は広くなく、すぐに歩き回れてしまいますが、このビッシリ描かれたモザイク画を見てると飽きません。

 

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街を歩いていると、至る所でマトリョーシカ人形売ってました。やっぱロシアっていったらマトリョーシカだろうということで一つ買おうとしたら、2つ買ったらもう一つタダであげるとか言われて、特に使い道もないのに3つも入手してしまった。

 

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ネフスキー大通りをさらに歩くと、フォンタンカ川という大きな川に架かる橋である「アニチコフ橋」という橋にたどり着きます。写真からでは橋とわかりにくいですが。この橋の四隅には、「馬使い」と呼ばれる大きな彫像が飾られているので見つけやすいと思います。

 

さて、サンクトペテルブルクは文豪ドストエフスキーが活躍した街としても有名です。わたくし、子供の頃は多くの海外文学作品を読みましたので、ドストエフスキーの作品も読破しております(ただ、もはや内容をあまり覚えていません(汗))。なので、サンクトペテルブルクにはドストエフスキー博物館もあります。ネフスキー大通りをさらに歩くとたどり着くらしいですが、ちょっと遠かったので、行きませんでした。サンクトペテルブルクは、歩いて観光するには相当に広い・・・

 

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その代わりに、歩いて割と簡単に行ける場所にあったドストエフスキー関連スポットがこちら。ストリャルニ通りとグラジュダンスカヤ通りという通りが交差する、聖イサアク大聖堂から歩いて5-10分ぐらいの場所です。団体観光客も来ないので、静まり返っています。さてここ、写真を見ると何なのか全くわかりませんが、こちらの黄色の建物は、「罪と罰」の主人公のラスコーリニコフが住んでいたという設定になっていた建物です。

 

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建物の角には、ドストエフスキーの像が飾られています。その下には、わたくしキリル文字は全く読めませんので、何て書いてあるのか全然分かりませんが。

 

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というわけで、以上の観光スポットを見て回っただけで、あっという間に2日消費してしまい、再びフェリーでサンクトペテルブルクを去る時間になってしまいました。

もっと行きたいところあったんですが、公共交通機関はキリル文字が全然読めないのもあってちょっと使いづらく(街中では意外と英語表記が少なかったです)、初見には敷居が高かったかな。日本に来た外国人の気持ちがよくわかります。また、サンクトペテルブルク郊外にある宮殿などには、時間の都合で行けなかったですし、いやー少なくともあと1日は欲しかったなぁ。。。

 

で、サンクトペテルブルクの感想ですが、思っていたよりずっと良かったです。まず第一に物価が安い!大都会なのに物価が安いとは、想定してなかったのでうれしかったです。言語に関しては、インフォメーションセンターの人は流暢な英語をしゃべりますが、対して一般人は英語はほとんど通じない感じ。でも結構みんな親切でしたし、好印象です。ロシアと聞くと治安はどうなんだと思われますが、ここサンクトペテルブルクに関しては全く問題なく、他のヨーロッパの観光地と同じような感じです(少なくとも今回歩いた範囲では)。「おそロシア」的なことは全くありませんでした。

 

サンクトペテルブルクには、もっともっと見どころがあるはずなので、ちゃんとビザとってじっくり観光する方がいいかもしれないな、と思いました。

 

 

 

(続く)

 

 

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