忘れないうちにイタリア旅行の記事を書いていかねば、と思っております。今回、結構長く旅行してたため、情報量も多いですので。
まずは、フランクフルトからトリノ空港まで飛行機で移動。たった1時間のフライトでしたが、目下に見えるアルプスが綺麗でした。
そもそもなぜトリノなのかと言いますと、同僚のイタリア人(トリノに長く在住経験有)にトリノを推されたからです。ま、そんなにプッシュされたら無視できないね、っていうわけでトリノもプランに入れました。
トリノ空港は、小さな空港でした。空港の出口前からトリノ市内に向かうシャトルバスが出ているので、それに乗って市内まで移動します。
まず、コンソラータ教会を見に行きました。トリノで最も有名な教会とのことで、実際に内部は荘厳な装飾でした。ただ、観光で訪れると言うよりは地元の人が利用する教会といった感じで、ガチ信者の方が多数おられたため、カメラのシャッターは切りませんでした(そんな雰囲気ではなかった)。
コンソラータ教会前には、こちらのCaffè Al Bicerinがあります。トリノでは、ビチェリンという名前の飲み物が有名で、こちらのカフェがその起源だと言われています。
この時、カフェの前には現地の人がたくさん並んでいて入れそうな気配が無かったので、翌日に入るかと思っていたら、翌日は定休日でした。。。よって中には入っていません。
かといって、ビチェリンを飲まずしてトリノは去れないので、他のカフェに行ってみることに。
トリノには歴史のある有名なカフェが多数ありますが、そのうちの一つCaffè Mulassanoがこちらになります。カステッロ広場(後述)の端にこじんまりとあります。このすぐ近くには、もう一つの有名なカフェであるBaratti & Milanoがあります。
このオシャレなカフェMulassanoに入って、ビチェリンを頼んでみました。
これがビチェリンです。エスプレッソ、ホットチョコレート、ミルクが層状になるようにグラスの中に注がれています。こちらでは、ミルクの代わりにクリームを使っているようでした。
かき混ぜずにそのまま飲むものらしく、エスプレッソの苦味とクリームの甘みが口の中で不思議な存在感を出していました。
さてこのカフェもあるカステッロ広場は、トリノの中心的な広場で、多くの人が集まります。左の建物は、市立古代美術館です。
広場にはこのトリノ王宮も隣接しています。この写真の左手には、サン・ロレンツォ教会があります。
カステッロ広場を中心に、トリノにはこのようなアーケードがずっと走っており、これにそってオシャレなカフェやお店やブランドショップがたくさん入っています。それゆえ、街がとてもゴージャスな雰囲気です。
カステッロ広場から南方向に少し歩くと、サン・カルロ広場に出ます。こちらもいろいろな店が入っており、多くの人が集まる広場になっています。
サン・カルロ広場の近くには、エジプト博物館があります。この博物館は、古代エジプトの収集品を集めた博物館としては、世界2位の規模を誇り、トリノにおける主要観光地の一つです。
さて、カステッロ広場から東方向に歩いていくと、このモーレ・アントネッリアーナが見えます。これはトリノのシンボル的な建物で、内部は国立映画博物館になっています。また、この建物の頂上にはエレベーターで登ることもできます。
そのまま東に歩いていくと、ヴィットリオ・ヴェネト広場に出ます。トリノに流れるポー川に沿っており、またすごく広い広場です。車の交通量が多いです。
ヴィットリオ・ヴェネト広場からポー川をわたってしばらく歩くと、カプチーニの丘に着きます。ここからはトリノの全景が見渡すことが出来ます。また、このトリノの街の背後にはアルプス山脈を見ることが出来ます。
この場所からは、以前スイスに行ったときに間近で見たモンテローザが見えるはずですが、微妙に雲に隠れていたのと、事前に調べてこなかったので、どれがモンテローザかわかりませんでした。。。
トリノという街の感想ですが、全てがオシャレです。そこらへんを歩いている人も、建物も、お店も何もかもがオシャレ。よって、自分のようにオシャレという言葉の正反対に位置するような人間には、やや息苦しさを感じずにはいられませんでした。。。
また、アジア人の姿をほぼ見ませんでした。国外から来た観光客らしき人もほとんど見かけませんでしたし、割とピュアなイタリア人で構成された街なのでしょうか?
観光地として一般受けする感じではありませんが、今回の旅行で訪れた他のイタリアの街とは違う独特の雰囲気を持っていました。
(続く)
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