最後はウルムです。
シュトゥットガルトから電車で1時間ぐらいで着き、またドナウ川を挟んでバーデンヴュルテンベルク州とバイエルン州のほぼ境目にある街です。
またドイツにおいては、「In Ulm, um Ulm, und um Ulm herum」という早口言葉で使われる街としても有名です。
駅前の道をまっすぐ歩いて行くと、10分ぐらいで、高く聳え立つウルム大聖堂が見えてきます。
さてこのウルム大聖堂、実は世界で一番高い聖堂で、その高さは約162mあります。そう、ケルン大聖堂(158m)が一番ではないのです。意外と、ドイツ人ですらその事実を知らなかったりします。
いつものことですが、この大聖堂のてっぺんまで歩いて登ることが出来ます。
この狭い螺旋階段の中を、ぐるぐるぐるぐると延々と歩いて登り続けます。10分ぐらい登り続けていると、ちょっと開けた展望台的な場所に出ます。しかし、そこからさらに狭い螺旋階段が続いており、それをまたひたすらぐるぐるぐるぐると登り続けます。
すると、ようやく最上階にたどり着きます。
その景色がこちら。
たかい(確信)。
この最上階は、地上141mの地点にあり、その高さは東京タワーの大展望台とほぼ同じ高さです。螺旋階段内と最上階は相当狭いので(きっちり1人分の幅しかない)、人がたくさんいる時に行くととえらいことになりそうです。この時は朝一でしたので、まだほとんど観光客はいませんでしたが。
写真に見えているのはドナウ川で、川の向こう側はバイエルン州に属するノイウルムになります。
また、ウルムは大聖堂だけではなく、「漁師の一角」と言われる 小さいながらも中世の雰囲気を味わえる雰囲気の良い地区があります。この小川沿いに小さなレストランがいくつかあり、水の流れる音を聞きながら料理を楽しむとよいでしょう。
実は、ウルムはアインシュタインの出生地です。大聖堂のある街の中心からやや離れたところには、アインシュタインの泉というモニュメントがあります。微妙にわかりにくい場所にあるので、わざわざ見に行く価値があるかどうかはわかりませんが、一応紹介しておきます。
何を意図してこのデザインなのか全く謎なのですが、とりあえずアインシュタインの顔が気持ち悪かったということは間違いありません(近くで見るとさらに)。あの有名な写真だと、お茶目な感じなのに。
というわけで、3日間でドイツの地方都市をまわってきました。ドイツは、小さいながらも雰囲気のいい街がたくさんあるので、いくつかの街を自分の足で周ってみれば、観光本ではあまり紹介されていない発見みたいなのがあるのがいいところかも。
そして~、次の週末は再び3連休なのです。よって、また旅に出ます。どこに行くかは、またのお楽しみということで。
しかし、最近はもう旅行が本職になって、研究は趣味みたいになってきた。どういう人生なんだろうこれは。
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