猫が一匹おりま“した”

日本の某所でPIとしてスタート

指導

教えていたBachelor学生の学位論文と発表が、この間終わった。



この学生は、実験自体は頑張ってやっていたし、のみ込みもよかったので、まぁとくにわてが付きっきりになるわけでもなく、本人には自主的に比較的自由にやってもらっていた。実際、結果も淡々と出た。普段のラボワークに関しては、まぁそこそこ満足していた。



さて、いざ学位論文を書くという時期になり、本人が書いたドラフトに目を通した。



愕然とした。



衝撃だった。読むに全く値しないゴミとはこのことだ。英語も大概アレだったが、それ以前に文章表現がメチャクチャだった。というか、そもそも研究背景もよく理解していない。



こんなもんをボスに提出させたら、非常に大変なことになるので、わてが書き直そうとした。が、もはや修正とかで対応できるレベルではなく、ゼロから書き直さないと無理な状態だった。しかし、わてがそれをやってしまうと、本人の学位論文にならないので、とりあえず修正で対応しようとしたが。。。焼け石に水だった。。。何より直している時間がない。
日本の場合だと、元論文が如何にウ○コであろうとも、指導側と修正等のやりとりを重ねていくうちにBrush upされていくわけだけども、こちらではそんな悠長なことをやっている時間は与えられないのである。教育機関じゃないので。



発表の方は、英語はこれまたアレだったが、一応スライドのストーリー構成は指示しておいたので、まぁなんとかunderstandableなレベルの発表はしていた。一方で細かい説明はなされず、まぁそこまで理解してないんだな、というのは見て取れた。キエエエエエ



他のBachelor学生の発表は、これよりひどいのもあったが、Bachelorレベルとは思えない実に素晴らしい発表をしている学生が何人もいた。


なぜだ。なぜこんなに、差があるんだ。
星はどこから生まれてくるんだ。
地球はなぜ丸いのだ。


メチャへこみました。
能力に個人差があるのは当然だ、というのはまぁそうなんだけど、なんか学生の不出来は全部わしのせいなんじゃないかという気がした。



姑みたいに、もっと口うるさく言った方がよかったのかな。。。




わては指導者には向いてないかもしれません。。。







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