「ポスドクを卒業して独立したい」という意思が拙者から強い怪電波となって発信されていたようで、その電波を受信したボスはわてに次へのステップアップを示唆してきました。
というのは冗談で、フツーにわての方から意見を聞きに行きました。
その結果、研究計画はもちろんだけど、加えて学生の指導経験を持つべきというご意見。確かにポスドクになってこれまで、学生を「教える」というところは完全にすっぽかしてきてました。教えるのには時間をとられるし、結果も本当なのかどうか信用できないし、自分の時間を奪われるばかりになりそうで、結局自分でやった方がはやいと思っていたからです。
しかし、グループリーダー的なポジションについて研究を遂行する上では「指導力」も重要なポイントです。今の自分に何が足りないかと言えば、この指導経験が足りないと。どこでグループリーダーをやるにしても、その経験の有無は必ず問われるぞ、と。
なので、自分のポスドクプロジェクトも一段落して比較的精神的にも余裕が出てきましたし、今年は新しいことにもチャレンジしたいなと思っていたので、「学生を指導して研究を進める」、という点に力を入れていきたいと思います。
しかし、はたして自分にそんな器があるのか・・・いや、悩む前にとりあえずやってみてから考えよう。
というわけで、今後は今まで全く無視していた方面もより成長できるようにしていきたいと思います。
加えて、ポスドクを脱出したいという意思を理解していただけたのか、今までの貢献を評価していただけたのか、contractが任期有から任期無（Departmentが存続する限り）に昇格しました。給料がUPし、保険のグレードもUP。まぁもちろん、どこかでポジションが見つかれば、いつ辞めてもいいということですが。
しかし、一体いつここを脱出できるのだろう・・・人生はいつも予想通りには事が運ばない・・・
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