猫が一匹おりま“した”

日本の某所でPIとしてスタート

その後3

唯一の家族だった飼い猫を亡くし、1ヶ月近くの旅の末に過労でダウンし、それでも論文のリバイスだけは淡々とやっておりました。

PLoS Pathogensに投稿してた論文は日本に帰る前に改訂論文を再投稿し、ドイツに戻ってきてからしばらくしてアクセプトの通知をいただきました。やったね。
アクセプト後にも、フォーマットを変えろだの何だの言われてごちゃごちゃと直したりしてましたが、既にとっくにproduction officeに送られ、proof待ちです。co-submitした別グループの状況がよくわからんので、いつonlineに出るのかもまだよくわかりません。来年になるのは間違いないでしょう。ちなみに、なんとjournalのcoverを飾ることになりました。


さて、eLifeに投稿していた自分のメインワークの方ですが、日本から帰ってきてから今まで主にやっていたのはこのための作業でした。新しいデータをかなり付け加えて、それに伴う論文の中身もかなり書き直す必要があったため、その作業にかなり時間を割かれていました。
reviewerのリクエストにはほぼ答えましたし、そこから出た結果も全て論文のストーリーをプラスにサポートするものだったので、やってよかったです。なんだかんだで、reviewerはよく見ているもんですね。
そして締切日当日に改訂論文を再投稿、その後3日でdecision letterが届きました。早っ。

結果はminor revision。実験結果はsuperだけど、もうちょっと表現を変えなさい、との要求。こういうdecisionは、ほとんどaccept通知と同義ではあるけども、うーん、まだやらせるかね。

んで、再び文章を書き直して再投稿。そして、その2日後に正式にaccept通知。イヤッホー。

この、eLife paper再投稿からアクセプトまでは、拙者の32歳の誕生日を挟んで1週間の出来事でした。結果的に、よい誕生日プレゼント&クリスマスプレゼントとなりました。


今年はドイツに来てからの仕事を、論文2本と言う形で仕上げることが出来た、自分にとってもとても意味のある年でした。しかし同時に、自分の大切なものを失ったという一生忘れられない出来事があった年でもあります。

仕事と飼い猫という、自分を構成していた大部分を失って、自分が今後どう生きていくべきかについて本気で考える時がついに来たようです。




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