先日お伝えしたように、本命の論文をeLife誌に投稿していたわけですが、投稿から3週間後にレビューがかえってきました。
まぁ結果から言うと、Major revisionでした。
N/Sと同格のオープンアクセス誌とか言うだけあって、甘くはないっぽい。
で、Major revisionなのはまぁいいんだけど、reviewの内容が恐ろしくheavy criticismだった。
論文を投稿した後、論文の審査状況を気になって一日に何回もwebでチェックしちゃうのは研究やってる人なら誰でもやると思いますけど、自分の場合もその例に漏れません。下手したらDoS攻撃してるんちゃうかと思われるぐらいに。
んで、寝る前にまたチェックしたらステータスが変わってて(この段階で心臓が止まりそうになる)、Decision letterが見えるように。
そして、糞長いReviewerコメントに目を通す。
自分の論文はMicrobiologyとPlant biologyを融合したような内容なのですが(=8:2ぐらいの割合)、当然この論文のキモの部分はMicrobiologyの部分。
reviewに目を通して、頭から湯気が出そうになった。
Microbiologyの部分は完全にスルー。Plant biologyの部分を集中砲火。
Reviewの内容見るに、reviewer全員"Pure"なPlant biologistっぽい。
fair reviewを掲げるeLife誌ですが、おいどこがfairなreviewやねん。超ウルトラunfairやないか。
Reviewerのうちの一人のコメント、
「この論文の斬新さは、Microbiologyの部分じゃなくてPlant biology側にある」
この一文見た時に、思わず叫んだ。
こいつ●したい。
怒りで頭が沸騰したので、その後はよく眠れなかった。
翌日ボスとco-authorたちとで、ミーティング。あまりにも偏ったアホらしいreviewだったので、皆憤慨していたのだけど、一番憤慨していたのはわしよりもボスだった。
まぁでも頭を冷やして冷静にコメントを見返せば、reviewの内容はほとんど正面切って反論できるような内容だったし、suggestされた実験はそれなりに的を射ていて、実際にもうその実験をreview中にスタートしていた。くだらんコメントを削ぎ落としていくと、最終的に要点は1つだけなんだよね。まぁとりあえずやるしかないかな。
なんしか今回思ったのは、Plant biologistsは目にとまり次第●す。、ではなく、いつでもトップを目指す時は、本当の戦いは論文を投稿してから始まるということ。
そんなことは今までの経験から身に染みてわかっていたけど、改めて思い起こされた。
まぁreviseに向けて、それなりに頑張ります。