猫が一匹おりま“した”

日本の某所でPIとしてスタート

カスプロヴィ山

さて、ポーランド最終日は日帰りで登山をしに行きました。


クラクフから90kmぐらい南にあるザコパネという街へ高速バスで移動。朝イチの6時台のバスに乗りました。道が少々混んでいたこともあり、目的地に着くまで2時間半以上かかりました。


ザコパネはポーランドにおける避暑地として有名で、日本で言う軽井沢みたいな感じの所です。
ザコパネ南部にはタトラ山脈というスロバキアと国境を分ける山脈があります。この山脈の一部であるカスプロヴィ山に登ってみることにしました。

ザコパネに着くと、バス乗り場からすぐKuzniceという登山口がある場所までのミニバスが出ているので、それでさらに移動。15分ぐらいで着きます。



実は山頂まではケーブルカーが出ており、これに乗ればあっという間に着くのでしょうが、朝9時ぐらいの段階でメチャクチャ人が並んでいます。2-3時間待ちというのがザラとのこと。


さすがに待つだけなんてアホらしいというか時間の無駄なので、自分の足でレッツゴー。



おーう、のどかな道やなぁ。しかしこの入り口の時点では山頂の姿すら見えず。ゴールは一体どこだ。。。

ちなみに、MAPをもたずに突入しました。山をなめるなと怒られそうです。


まぁしばらくは楽勝な感じでしたが、



あっ・・・だんだん険しい道になってきたが。見ての通り天気も快晴なので、汗がボタボタと落ちる。

しばらく角度きつめの道を歩き続けると、



フラットな道に着きました。いやー、いい景色だなー。
そして遠くに見える山間には、まだ残雪が確認されます。



またしばらくあるくと、分岐点に出くわしました。右に進むとKasprowy Wierchことカスプロヴィ山山頂。左に進むと湖があるらしい。


山間の湖、うーんCOOLだね
というわけで左に向かってみます。


30分ほど岩だらけの崖っぷち道を歩くと、



湖に着きました。ここでちょっと休憩。今までの人生でこういう景色を見たことが無かったので、しばらくボケっと黄昏ちゃいました。


その後また来た道を戻って山頂を目指す。



分岐点からまたしばらく歩いて、思わず来た道を振り返ってみる。当然もう出発地点などはるか向こうで見えやしない。ずいぶん遠くまで来たもんだ。


ところで、山頂はまだですか?




と思っていると、お?何かそれっぽいもんが見えたぞオラァ。

しかしここからがかなりキツかった。傾斜もキツいし、何か気のせいかすぐ疲れる。もしかして酸素が薄いから?


その後、ちょっと歩いては休憩、を繰り返して、




ついに山頂に到着しました。うひょー、肌寒い。
ちなみに、山頂にはお食事処もあります。



まさにこの山頂はポーランドスロバキアの国境上に位置しています。この写真の稜線の左側がポーランド(来た道)で、右側はスロバキアになります。



Kasprowy Wierch、標高1988m。ここまで来るのに、湖への寄り道含めて大体4時間かかりました。それなりに疲れましたけど、自分のような初心者でも余裕の登山コースです。



さすがに再び歩いて戻る気力は無かったので、ケーブルカーで下山。帰りのケーブルカーは空いています。



ケーブルカーに乗って、来た道を戻ります。
4時間かけて登ってきたところを、15分ぐらいで下山してしまいました。なんか悲しい。


その後、また2時間以上かけてクラクフまでバスで戻りました。1日をほぼ移動することだけで消費することになった。。。


ですが、壮大なタトラ山脈を目にしながらの登山は気持ちよかったです。ちょっと登山に目覚めそうなほどに。天気が最高によかったのも運がありました。


また、このカスプロヴィ山もそうですが、ザコパネ含めてアジア人には一人も遭遇しませんでした。おそらくこの日、登山をしていた日本人は自分一人だけだったと思われます。まぁ普通の人はわざわざこんなとこに来ないですわな。。。



その後、果たして一体自分はどれほどの距離を歩いたのか、計測などをしてみました。
どうやらざっと10km程度歩いたようです。



とまぁ、こんな感じでポーランドで夏のバカンスを過ごしておりました。ポーランドは全体的に日本人の姿も少なく、あまりメジャーな観光地ではないのかもしれません。しかし自分的には夏をのんびりと過ごすには、すごく居心地のいい国だと感じました。ただ、夏以外のシーズンは寒そうであんまり来たいとは思わないかも。。。




でも、いつかまた来るぞー!





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