猫が一匹おりま“した”

日本の某所でPIとしてスタート

とあるコピペ

【コミュニティの一生】

面白い人が面白いことをする

面白いから凡人が集まってくる

住み着いた凡人が居場所を守るために主張し始める

面白い人が見切りをつけて居なくなる

残った凡人が面白くないことをする

面白くないので皆居なくなる


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改めてこのコピペを見てみると、これはどのクリエイティブな分野にも当てはまるなぁと思うわけです。


そしてクリエイティブ職である研究の世界でも同じように当てはまる。
研究分野の興隆と衰退を自分なりに解釈して当てはめてみると、



能力ある人が新しい・面白い現象・概念を発見・提示する

新しい・面白いから凡人が集まってくる

住み着いた凡人が自分の居場所を守るためにそのテーマでグラント・論文を出し始める

能力ある人が見切りをつけて居なくなる

残った凡人が新しくない・面白くない論文を出し続ける

新しくない・面白くないので皆居なくなる



こんな感じか。研究者として目指すのは当然1行目だけど、そんな都合よくいつも行くわけでもないので、「いつか1行目を成し遂げてみせる」と心にキレっキレのナイフを忍ばせつつもある程度トレンドを追うというのは普通のこととは思います。

この流れでポイントだと思うのは3行目でしょうか。誰かが提唱した現象や概念にinspireされるのは当然のことですが、その他人発祥のテーマをベースにグラントを書き論文を出すというサイクルが自身の研究人生において定着・永続すると危険だと思うわけです。おのれの研究者としてのアイデンティティはなんなんじゃい、ってね。そのサイクルに自己を置いておくといろいろと"楽"なので、まぁ人はそこに陥りやすいわけですが、やはり1人の研究者としては気高きプライドを持って自分のオリジナルなテーマで勝負することを忘れないでいたいものです。

ちなみに上記のチャートの中に入らない人達として、「自身は何の生産もしていないけど他人の研究の批評・批判だけは一人前」、みたいなのもあるかなと思いますが、そうなったら終わりだということはしっかりと自分の心に刻み付けておきたい。


と、そんな生意気なことをコーヒー飲みながら考えていた日曜日。こういうことは普段心の中で思っているだけでなく言語化して残しておく方がよいと思って書いてみたものの、こんな不特定多数の目に付くところに残すべきではなかったかとやや後悔してみたりもするけど、まぁいいや。




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