猫が一匹おりま“した”

日本の某所でPIとしてスタート

プラハ(2)

さて、とりあえず街の外側あたりから攻めてみるかということで、プラハ城へ行きました。



写真は、ヴルタヴァ(モルダウ)川沿いから、プラハ城方面を撮ったものです。川にまたがっている橋がカレル橋です。
ちなみに右側で見切れている建物がスメタナ博物館です。中はあまり大きくないので、ちょっと時間があるときにフラっと立ち寄ると、スメタナについて学ぶことができます。なんと日本語ガイドブック有。



カレル橋はこのように橋の淵に聖人たちの像が建てられています。また、この橋では絵描きの人とかパフォーマーとかがいたりします。写真は朝のものなのでそうでもないですが、日中は観光客で大変混雑しています。


地図なんぞを持たなくても、容易に歩いてプラハ城までたどり着くことができます。プラハ城までは、トラムもしくはメトロで簡単にアクセスできますが、ここまでの綺麗な町並みを目におさめながら歩いて向かうことをオススメします。


で、なんやかんやでプラハ城に着きました。なんというか、城というよりは広い敷地という感じがします。



聖ヴィート大聖堂です。よくあるゴシック様式の建築物です。ヨーロッパを回るたびにこの手のゴシック調の教会を見るので、正直やや食傷気味です。



この大聖堂のあっちこっちで、写真のようなガーゴイル像が見られます。これは雨樋になっていて、ガーゴイルの口から雨が排水されます。なんでしょう、やや趣味が悪い気がしますが・・・



広場をはさんで、聖ヴィート大聖堂の向かいにある聖イジー教会。教会にしては珍しく、壁が赤色に塗られています。この日、この教会でもコンサートがあり、演奏曲の中にはエヴァオタ必聴のパッヘルベルのカノンがあったのですが、時間の都合で参加できず。



黄金小路。かつて錬金術師が住んだとかいういい伝えがあり、それにちなんでの名前なのですが、実際のところは城の警備兵とかが住んでいたところです。



この黄金小路の2階は中世時代の武器防具の展示場みたいになっています。大剣を振り回す隻腕の剣士が主人公の某漫画に出てきそうな武器防具が飾られています。



某鷹の団団長のような鎧。誰が得をするんだこのデザインは、と思わないでもないですが。



中世時代の兵士になりきってボウガンをぶっ放すコーナーがありました。憎きアイツの顔・・・ではなく、普通の的にめがけて撃ちます。ボウガンがたいそう重く、腕がプルプルしそうになりましたが、きっちりど真ん中をぶち抜いてやりました。


写真には撮っていないのですが、プラハ城内にはロブコヴィッツ宮殿という場所があります。宮殿と名がついているからいかにもな宮殿があるのかと思いきや、完全に普通の建物な上、他の普通の建物と同化してて見分けがつかないので最初どこにあるのか全くわかりませんでした。メトロのマロストランスカー駅側から歩いて入場して敷地内に入ったら左手側にさりげなく入り口があります。
宮殿見学には日本語のオーディオガイドもあり、ロブコヴィッツ家について学ぶことができます。ロブコヴィッツ公はベートーベンを経済的に支援していた人物としても有名で、この宮殿には有名な交響曲第5番「運命」の楽譜が展示されています。



さて、プラハ城をあとにして旧市街地に戻ってみると、天文時計の前に人だかりができていました。



写真は天文時計の全景です。上側の円盤が文字盤で時刻や日の出日の入りなどをあらわしています。下側の円盤は暦表になっていて、1日1メモリずつ進んでいるようです。



さて、文字盤の上に謎の窓が二つあるのがおわかりになると思います。



毎正時になるとこの窓が、ぱかっと開いて写真のように12使途の人形が代わる代わるあらわれます。天文時計の前に人だかりができるのは、皆この瞬間を見るためというわけです。しかもこの12使途があらわれている時間が結構短い(1分もない)ので、皆カメラを出してスタンバイしています。



この日の夜も、旧市街地の教会で行われたミニコンサートを聴きました。この街にいると、なんだかだんだん自分がハイソサエティな人間であるかのように錯覚してしまいそうです。




(続く)




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