猫が一匹おりま“した”

日本の某所でPIとしてスタート

Nobel Laureate Meeting

Nobel Laureate Meetingとは、
http://en.wikipedia.org/wiki/Nobel_Laureate_Meetings_at_Lindau
である(日本語のwikipediaがなかった・・・)。

日本語で言うと、ノーベル賞受賞者会議である。毎年ドイツのリンダウというスイス・オーストリアの国境沿いあたりの街で行われる。この会議では、ノーベル賞受賞者をたくさん呼び、講演をしたり参加者とのディスカッションの場所を与える会議だそうだ。講演分野を、物理学、化学、医学・生理学の分野で毎年ローテーションでまわしていて、今年は医学・生理学の分野らしい。この会議では、委員会により世界中から選抜された600人弱程度の若手研究者が参加するようである。将来のある若手に知的刺激を与える場というわけですね。



どういうわけか、これに自分が参加するハメになってしまいました。



ことの顛末を語ると、時をさかのぼると数ヶ月前、、、


〜〜〜


ある日、フンボルト財団(今自分がfellowshipをもらっているところ)からメールが届く。

「全フンボルト受賞者の中から何人かをノーベル賞受賞者会議の参加者として、財団から推薦しておいた。あなたもそのうちに含まれているので、受賞者会議委員会のウェブから登録して、必要事項を記入しておくように。ちなみに登録しても採用されるとは限りませんのであしからず」


なんだそりゃいきなり。まぁ無視するのもなんだし適当に埋めておくか。
(ウェブを眺めながら、記入していく)
ん?参加しようと思った動機を書け?知らんがな。あら?しかも誰かの推薦状まで用意しろって書いてある。めんどうだな・・・また今度にしよう。


そのまま全部記入するのを忘れること数十日、、、委員会からメールが届く。


「締め切り間際だが、貴様のフォームには記入漏れが多数ある。さっさと埋めるように」


この時はドレスデン行ったりメキシコ行ったりとあちこち旅行して忙しかった時期だったので、別にそこまで行きたく無いし推薦状頼むのもめんどうなんで、もういいやとスルー気味に放置してたらそのまま締め切りを過ぎた。


その後、

「よし、あと数日だけ待ってやる。我々を失望させるでない」


だからもういいって言ってんだろ採用してくれなくていいから、と無視してたらその後メールは来なくなり、あぁやっと伝わったかと思い胸を撫で下ろした。


〜〜〜


そして、そんなことがあったことをすっかり忘れた2ヵ月後の先日、メールが届く。


「おめでとう!あなたの応募は採用されました!」


・・・どういうことだってばよ?


受賞者会議のHPから、参加者リストを見るとキッチリ名前が載っている。どうやら間違いでは無いらしい。


なんてこったい、どう考えても場違いなのは明らかだろうに。拙者の専門は微生物ですよ?しかも、動物に感染するとかならまだしも、相手は植物だし。ノーベル賞とか全然関係ねー。おそらく受賞者を囲んでディスカッションみたいな時間があるのだろうが、専門分野の話題を振れないから何もできずに終わる可能性大。サインでもねだるか。そしてヤフオクで売りさb


わしゃ絶対に行かんぞ!と突っぱねることもできるのだろうけど、こういうふうになってしまうとそういう大人気ないこともすべきではないし、貴重な経験ありがてぇと思って受け入れるしかない。とほほ。


まぁ、まだ行ったことの無いドイツ南部に行くいい機会なので、また小旅行でも計画するか・・・






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