猫が一匹おりま“した”

日本の某所でPIとしてスタート

研究資金

研究をする上では当然研究費を獲得しないといけないですが、それはうちのラボも例外ではありません。自動的に金がどこからともなく降ってくるとかそういうことはさすがにないようです。


うちのラボは研究ネタを大別すると2つのグループに別けられますが、自分がいる方のグループのネタでとってきている研究資金の経過報告および評価委員会が先日行われました。自分を含めたポスドク3人で参加し評価委員の方に経過説明をすることに。2人は在籍3年ぐらい、自分は8ヶ月。大丈夫か?と思いながらも、拒否権は当然無い。
この中間評価でイマイチだと思われるプロジェクトは資金カットされる可能性も十分あるらしいので、ボスもちょっとナーバスだったような気がします。


さて、その評価会場はなんと大学のAnatomyの建物。廊下には腕とか足とか胴体とかの人体模型が宙ぶらりんになっていて、何を考えてここを会場に選んだんだと3人+ボスで苦笑い。


午前は、この研究資金をとっている各グループリーダーがまずスライドでプレゼンしたのですが、これが全部ドイツ語。何言ってるかわからないので、なんとかスライドから読み取ろうと必死になるも、眠たさの方がだんだん上回る始末。合間にはさまれたcoffee breakで人体模型を見ながら腹を満たしたおかげで目が覚める。


午後はポスタープレゼンで、ここでようやくトークの機会が。愛と情熱が伝わったのか、3人の中で一番ウケがよかった。


うちのボスは大御所な方ですが、この時ばかりは評価委員の方には過剰なぐらい丁寧に接していて、やっぱし研究費をとるのには気を使ってるんだなぁ〜と感じました。


ボーっとしててはラボは運営できません。研究資金をとり成果を出すという正のサイクルを生み出すためにどうすべきかということを、将来その立場になったときのことをイメージしながら今のうちから考えたりしちゃう今日この頃です。






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