猫が一匹おりま“した”

日本の某所でPIとしてスタート

誠実さ

この間Cell誌に掲載されたUSのグループの某論文について、グループミーティング中にちょっと話題が上がりました。

いくつかのFigureのうち、同じデータが使いまわされているという話でした。EUのグループ間で話題になり、メールがうちのラボにもまわってきた模様。確かに改めてみてみると、数あるバンドの写真のうち、いくつかはどう見ても同じモノ。ていうか、隣同士で同じのすらあります。あとは、同じ葉をアングルを少し変えて撮ったモノとか。(てか、よく気づいたなこれ)

まぁデータが大量なのでただ単にアレンジミスしただけと思いたいですが、こういうことがあると論文にもっとも大切な信頼が損なわれてしまいます。

こういうpaperが一度でもラボから出ると、今後またpaper出たときにも懐疑的にとらえてしまいますし、誠実なpaperを書くと言うのはとてもとても重要だと思います。

うちのUS在住経験者いわく、「USはとってもcompetitiveだからこういうのはよくある。誰よりも早くNとかSに出そうとするからね〜」、とのこと。でも信頼を失ってまでそんなことをして意味があるのでしょうか?


なんのために研究をやっているのかということを考えたくなる話題でした。






↓応援(クリック)よろしくお願いいたします。
人気ブログランキングへ