猫が一匹おりま“した”

日本の某所でPIとしてスタート

イスラエル

学会でイスラエルに行ってきました。中東戦争やその後の紛争のイメージから、あまり良い印象が無かったりするイスラエルですが、観光するにはとても良いところでした。

 

何と言っても、冬のドイツではあまりお目にかかれない日光を存分に浴びれるということが素晴らしい。また、食べ物もおいしかったです。

 

学会の観光ツアーでエルサレムに行くことが出来たので、簡単に紹介します。

 

エルサレムは歴史的にも宗教的にも多大な魅力を持つ街です。いつか行ってみたいと思っていながらも、治安への不安から足が向きませんでしたが、今回来ることが出来てよかったです。実際には、治安はいたって普通でした。

 

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こちらは、エルサレムの旧市街です。金色のドームが、イスラム教の聖地である「岩のドーム」です。今回のツアーでは、岩のドームの近くに行く時間はありませんでした。

エルサレムユダヤ教イスラム教、キリスト教の聖地です。また旧市街は、ユダヤ教徒地区、イスラム教徒地区、キリスト教徒地区、アルメニア人地区と4分割されています。

 

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エルサレム旧市街を囲む城壁には7つの門があり、ツアーはそのうちの1つである糞門という場所からスタート。ここはユダヤ教徒地区の入り口でもあります。

なんでそんな名前やねん、と突っ込みたくなりますが、これは昔にここから屎尿やごみを捨てていたことに由来するとか。

 

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糞門をくぐってすぐ、セキュリティチェックがありました。まぁあるだろうなと思っていたので、というかむしろ無かったら怖いので、ほっと一安心。

 

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セキュリティゲート右手にはイスラム教のアル=アクサー・モスクがあります。かつてはここがイスラム教の最高聖地だったとか。

 

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セキュリティゲートをくぐってすぐの所に、嘆きの壁があります。かつてエルサレム神殿の一部であったこの壁は、今はユダヤ教の聖地となっています。

 

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嘆きの壁では男性用と女性用の場所がきっちりとわかれており、男性用の場所ではキッパという帽子を被る必要があります。観光客向けに白色の簡易キッパが貸し出されているので、それを被ります。

 

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嘆きの壁の左手奥には、ユダヤ教の超正統派の方々が祈るスペースがありました。皆さん、とても熱心にお祈りしておられました。 

 

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その後、ユダヤ教徒地区の隣にあるイスラム教徒地区へと向かいます。通り沿いには、イスラムなお土産屋さんとかがたくさんあり、買い物も楽しそうでしたが、立ち止まる時間がありませんでした。。

 

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しばらくすると、ヴィア・ドロローサという通りに出ます。この通りは、イエス・キリストが有罪判決を言い渡された後、十字架を背負って処刑場まであるいた道です。

ヴィア・ドロローサは聖書等の記述に従って設けられた、イエスの行動を記した14のステーションがあります。写真は第5ステーションです(シモンという人物がイエスの代わりに十字架を担ごうとした場所)。

 

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第5ステーションから少し上り坂になっており、ここを登っていきます。通路はあまり広くないため、観光客の団体が来ると人で密集します。

 

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ヴィア・ドロローサを歩いていくと、最終的にはこちらの聖墳墓教会に辿り着きます。この教会はキリストの墓があったとされる場所に建てられており、またこの教会はイエス磔刑に処されたゴルゴタの丘とされる場所でもあります。

 

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教会入ってすぐ正面には、人一人分ほどの大きさの石があります。イエスが十字架から降ろされた後、ここでその遺体に香油を塗ったとされています。

 

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教会入ってすぐ右手には急な階段があり、階段を上るとこのような場所に出ます。ここはまさにゴルゴタの丘とされており、ここでイエス磔刑に処されたとされています。正面祭壇下部には十字架が刺さっていたとされる場所があり、写真の人たちはその場所で祈りを捧げるため列を作って待っています。

 

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ゴルゴタの丘とされる場所を降りて、さらに入り口右手を奥へ進むと、聖ヘレナ大聖堂にたどり着きます。ローマ帝国皇帝コンスタンティヌス1世の母親であるヘレナは、熱心なキリスト教徒であり、西暦326年にエルサレムを巡礼し、この聖堂のさらに奥の場所でキリストがかけられた十字架を発見したとされています。

 

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聖ヘレナ聖堂を後にして教会をぐるっと回って歩くと、復活聖堂(アナスタシス)があります。この中には、イエスの墓があります。当時はこの場所はただの洞穴でしたが、その後このような聖堂が建てられました。

エスの墓を見るため、長蛇の列が出来ていました。とても並ぶ時間は無かったので、残念ながらイエスの墓を目にすることはかないませんでした。

 

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聖墳墓教会を後にし、シオン門と呼ばれる場所からエルサレム旧市街を出ました。

 

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シオン門を出てすぐの所には、マリア永眠教会があります。その名の通り、聖母マリアを祭っている教会です。聖母マリアに関しては新約聖書に記述が少なく情報が少ないため、実のところどこで亡くなったのかはわからないそう。

 

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マリア永眠教会のすぐ近くには、イエスが最後の晩餐を行った部屋があります。レオナルドダヴィンチの画のような部屋を想像していたものの、実際はこのように、食事する所にも見えないような普通の部屋でした。

 

 

以上、ツアーで見て回ったエルサレムの主要ポイントの紹介でした。本当は、もっと自分の足で自由にゆっくり見て回りたかったのですが、まぁ実質半日で見て回るなら仕方ないかな・・・いつか是非ともプライベートで訪れて、ゆっくり見て回りたいですね。

 

その後、エルサレムから首都テルアビブへと移動しました。テルアビブも少しだけ見て回ったので、紹介します。

 

 

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こちらカルメル市場という、伝統的な市場です。朝行くとまだ人は少なめですが、少し時間がたつと人でごった返しになります。 

 

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カルメル市場では、雑貨や食料品などを売っており、買い物にいそしむ人々で一杯です。

 

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この市場ではお土産になるようなものもたくさん売っています。しかも、エルサレムのような観光地で買うよりも、はるかに安く買うことが出来ます。怪しげな偽ブランド品のようなものも売っておりましたが、そういうのを見て回るのも楽しみ方の一つかも。

 

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カルメル市場の近くにあるShenkin通りには、イスラエル発のボディケアブランドで日本にもあるSABONの本店があります。日本で買うと結構な値段がする商品も、ここでは安く買うことが出来ます。

 

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テルアビブは海沿いに位置するため、砂浜の海岸が長く続いていました。この海沿いを歩いているだけでも、気分がよくなります。特に冬だと。

この海岸沿いの果てには、ヤッファという旧市街があり、主要な観光地ですが、今回は行く時間がありませんでした。。

 

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そんなこんなでイスラエルを離れるのを惜しみつつ、テルアビブ郊外にある空港からフランクフルト空港へと帰りました。テルアビブから空港までの公共交通機関がいまいち整備されておらず、タクシーぐらいしか便利な移動手段がないっぽいのがちょっと難点でした(電車があるっぽい感じではありましたが)。

 

なお、イスラエルでの入出国は厳しく、時間がかかると聞かされていましたが、普通の空港と変わらずあっという間に終わりました・・・治安もいたって普通でしたし、悪い噂が先行して広まってるんだろうなという感じ。是非ともまた訪れたい国でした。

 

 

 

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マルタ(おまけ)

あまり触れてなかった、マルタのグルメについて少しだけ紹介します。

 

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まず、地中海なだけあって、シーフードはどこででも食べられます。ですが、これはまぁ他の欧州の国でも、何なら日本でも普通に似たようなものは食べれるので、それほど特筆するほどのことはないでしょう。ただ、マルタにはウニパスタなるものがあり、これをどうしても食べたかったのですが、品切れだったり、店が予約でいっぱいだったり、今回は縁がありませんでした。。。

 

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代表的なマルタ料理に、ウサギの肉があります。こちらの写真はウサギ1匹丸ごと煮込んだ料理です。食べてる当初は味付けの良さもあり、あまり気になりませんでしたが、だんだんとウサギのどの部分を食べてるかがわかるようになってくると、ちょっと気分が落ち込んできて、手が止まってしまいました。

これとは別に食べたウサギ肉ミンチのスパゲティは普通においしかったので、その程度にとどめておけばよかったのかもしれません。。。

 

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マルタで一番おすすめの食べ物が、こちらのパスティッツィです。そこらの売店で軽食感覚で買って食べるものですが、レストランのメニューにもあったりします。1個当たり25セントぐらいと、とても安いです。カフェやレストランでは、1日当たりの販売個数がそれほど多くないせいか、昼前ぐらいになるとほとんど売り切れてしまってたりします。

 

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外側はパイ生地になっており、その中にはリコッタチーズが詰まっている揚げパンのような食べ物です。こいつがとてもおいしいです。出来立ては熱くて食べにくいので、ちょっと冷ました方が食べやすいかも。リコッタチーズの他にも、牛肉と豆が入っているバージョンもあります。

ドイツに帰ってきてから、どっかそこらへんで食べられないかなと調べたものの、どうやらこのパスティッツィはマルタでのみしか食べることが出来ないようです。気軽に食べられないと知ると、またこれを食べるためにマルタに行きたい、、とか思ってしまいます。

 

 

 

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マルタ(4)

マルタの紹介の最後 は、ゴゾ島です。マルタ本島から日帰りで観光可能です。

 

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ゴゾ島はマルタ本島の北西に位置しており、マルタ本島のCirkewwaという町から出ているフェリーに乗って渡ることが出来ます。Cirkewwaまでは、スリマのバスターミナルから出ているローカルバスで1時間弱程度で着きます。

 

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フェリー乗り場に着くと、そのまま料金を支払うことなくフェリーまで一直線でした。フェリー代はゴゾ島から本島に戻る時に往復分まとめて支払うというシステムでした。

 

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フェリーはそこそこ大きく、車も入ります。中には簡易レストランや売店もあります。しかし、ゴゾ島までは30分程度で着くので、デッキで景色を眺めてたらすぐです。

 

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そうこうしているうちに、もうゴゾ島に着いてしまいました。フェリーは、ゴゾ島のMgarrという港町に到着します。

ゴゾ島内の移動手段ですが、ローカルバスを使う手もありますが、あまり頻繁には走っていないようでした。一方、ゴゾ島にもHopOn-HopOffバスが走っているので、これを利用しました。

 

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まず最初に訪れたのは、ジュガンティーヤ神殿です。マルタにはいくつかの巨石神殿があるのは以前に紹介した通りですが、その中でもこちらの遺跡は最古のものとされています。

 

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こちらがジュガンティーヤ神殿の全景です。マルタ本島で見た遺跡たちと違って、劣化を防ぐためのドームは設置されておらず野ざらしでした(局所的に鉄骨で補強されていましたが)。 

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本島の巨石神殿群と同じく、こちらでは生贄として捧げていたであろう動物の骨がみつかっており、太古の宗教施設であると言えます。

全体的にはそれほど大きくないため、すぐに見終えることが出来ます。

 

その次に向かったのは、ゴゾ島の中心にある主要な街ヴィクトリアです。ゴゾ島にある多くの道はここに通じています。

 

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バスターミナルから少し歩いたところには、チタデルと呼ばれる城塞があります。街のどこからでも見えるので、ここへの道に迷うことはないでしょう。

 

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チタデルに入るとすぐ目の前には、こちらの大聖堂を見ることが出来ます。入場は有料でした。

 

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こちらは大聖堂内部。それほど広いというわけでもありませんでした。

 

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この写真を見ていると大聖堂にはドームがあるかのように見えますが、実はこれは「だまし絵」になっており、実際にはこの大聖堂にドームはありません。大聖堂の建築当初の予定ではドームを造ることになっていたのですが、予算不足のため実行不可能になり、苦肉の策としてだまし絵を採用することになったそうです。

 

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チタデルでは城壁の上を歩いて回れます。 ここからはゴゾ島を360度見渡すことが出来るので、景観を楽しめるビューポイントとなっています。

チタデル内部はたいして広くないので、さっと見て回ることが出来ます。

 

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ヴィクトリアから次の目的地に向かう途中には、このタ・ピーヌ聖堂があります。ここは訪れずにスキップしてしまいましたが、この聖堂は病気が治る奇跡の聖堂と言われており、内部には実際に奇跡が起きた人たちからの感謝の手紙が数多く展示されているらしいです。 

 

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ゴゾ島のメイン観光地とも言っていいような場所である、ドゥエイラ湾です。ここには、石灰岩が浸食を受けることで形成された「アズール・ウィンドウ」という天然橋がある場所です。

 

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が、しかしこのアズール・ウィンドウは2017年3月8日に強い波風により崩落してしまい、影も形もなくなってしまいました。上のリンク先の在りし日の姿と、この現在の姿を比べると、まぁなんとも残念な感じです。

 

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アズール・ウィンドウがあった場所のすぐそばには、Blue holeというダイビングスポットがあります。冬季は強い波のためにとても無理ですが、夏場にはここでダイビングすると奇麗な海中を見ることが出来るらしいです。

 

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このドゥエイラ湾にはもう一つ見るものがあり、それがこの Inland seaです。目の前の崖の外は地中海になっていますが、ちょうどこの崖に小さな洞窟が出来て外界とつながったために海水が内側に流入し、小さな湾になりました。波が穏やかな時はここを釣り船が通ったりするようです。

 

以上がゴゾ島の主な観光スポットでした。ゴゾ島にはその他、海水浴向けのビーチなどがいくつかあるので、夏場に来るとまた違う楽しみ方が出来ると思います。マルタ本島からフェリーで簡単に渡れて、車も乗りこめるので、レンタカーを借りてドライブしに来るといったことも出来そうです。

 

マルタには、今回は思いっきりシーズンオフの冬にやって来ましたが、それでも結構な数の観光客がおり、人気のようです。次に来ることがあるなら、夏季に来たいかな~、って思います。

 

 

 

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マルタ(3)

さて次は、マルタ島北部地域の紹介です。

 

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再び地図とともに紹介していきます。主な観光地としては、赤線で囲ったものになると思います。

 

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まずはMostaにある、こちらのモスタ・ドーム。モスタという言葉は、アラビア語で真ん中という意味をもつムスタという言葉に由来し、実際にこのドームはマルタ島の中心に位置しています。バスはこのドームのすぐ近くに停車します。

 

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「ドーム」というように、内部はそのまま円形になっています。

 

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ドームの天井がこちらになります。第2次世界大戦中にドイツ軍による空爆が行われた際に、爆弾がこのドームを貫通して落下したのですが、不発弾となり誰1人として死傷者が出ませんでした。

 

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その時に落ちた爆弾のレプリカが、ドームの奥に展示されています。

貫通した場所はどこらへんだろうと天井を眺めてみましたが、完全に修復されているようで、それらしいものは見当たりませんでした。

 

モスタ・ドームの次はイムディーナという街です。こちらは、バレッタが築かれるより以前のマルタの首都であり、中世の様子を残しています。

 

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バスはイムディーナへの入り口前に到着します。ここからイムディーナへと入っていきます。イムディーナは城壁に囲まれた小さな街です。

 

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観光客以外はほぼ人が見当たらず、静かな雰囲気の街でした。道を歩いていると、まるでダンジョンを徘徊しているような気持ちになれます。

 

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イムディーナの中心にあるのが、こちらの聖パウロ大聖堂です。入場は有料で、この写真右手に位置する博物館でチケット(大聖堂+博物館)を購入する必要があります。

 

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正直、バレッタの大聖堂と比べるとこじんまりとしている感じで、わざわざお金を払ってみるほどかというと微妙なところです。

 

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大聖堂前の通りをさらに歩いていくと、バスティオン広場という広場にでます。イムディーナは小高い丘の上に位置するため、ここからバレッタ方面を望むことが出来ます。最初に紹介したモスタ・ドームも見えています。

 

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イムディーナ内はそれほど広くないため、すぐに歩いて見て回れます。しかし街並みがとてもきれいなので、ブラブラするだけでも楽しいです。

 

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イムディーナの外はラバトという街で、この写真左側の道路を奥に歩いていくと、いくつか観光スポットがあります。

 

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そのうち主要なものが、こちらの聖パウロカタコンベです。つまり、地下墓地です。

 

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ここには多くのカタコンベへの入り口があり、実際に内部を歩いて見学できます。内部は狭い通路になっており、遺体が埋葬されていた穴が多数あります。

見学できるカタコンベは20箇所ぐらいありますが、ほとんどどれもが似たようなものなため、すぐに飽きてしまうかも・・・

 

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お次は、ゴールデン・ベイ(Golden bay)です。島の西側にある海岸で、高級ホテルが建つリゾート地です。

 

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ここはエリザベス女王がハネムーンで訪れた場所らしく、実際にとてもきれいな海岸でした。夏に来たらさぞかしリゾート感たっぷりなのだろうな、と思います。

海岸は西向きなので、夕日がとてもきれいに見ることが出来、砂浜がまるで金色に輝いているように見えることからゴールデンベイと呼ばれているとか。

 

冬季に来てもさほど楽しくはないかもしれませんが、時間があれば立ち寄ってみるのも悪くないかもしれません。

 

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最後は、セントジュリアン地区です。レストランやお高めのホテルがたくさんある地区です。観光というよりは、主な滞在地になるような場所です。

写真はスピノラ湾というセントジュリアンにある小さな湾です。

 

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観光スポットというほどのものではありませんが、スピノラ湾の近くにはキャットビレッジという、猫の遊び場があります。一般の個人の方により管理されているそうです。

 

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実際、スピノラ湾周辺は猫がたくさん徘徊しておりました。

 

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ピノラ湾には、LOVEという文字が逆さのモニュメント があります。日が当たって地面に照らされると、通常通りに見えるという仕掛けです。ここ周辺はバスの停留所になっているため、数多くの観光客でにぎわっています。また、夜の景色も奇麗なので、ディナーに立ち寄るとよいと思われます。

 

 

(続く)

 

 

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マルタ(2)

お次は、マルタ島の南部側の観光スポットを見て回りたいと思います。

 

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再びどこからともなく現れたマルタ島南部エリアの地図(自家製)を用いて説明すると、主な観光地は赤線で囲った3か所になります。

 

各地には、ローカルバスを乗り継いで行くとお安くすむのですが、バスがそれほど頻繁にあるわけでもないので、時間がない場合に効率よく回るためにはあまりおすすめできないかもです。

 

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で、個人的な観点から言うとこの手のバスはあまり好きではないのですが、観光ルートを定期周遊しているHopOn-HopOffバスを利用しました。これを使うと、1日で全て上のマルタ南部観光地をカバーできます。

世界中どこでもあるCity Sightseeing社のものと、マルタ公式のMalta Sightseeing社の2つがあります。走るルートは両社ともほぼ同じで大した違いはありません。チケットに互換性はないため、片方の会社のチケットでもう片方の会社のバスには乗れません。バスの見た目がお互い似ているので、間違える観光客多数です。

 

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まず1つ目は、マルサックスロック(マルサシュロック)という町。こちらはマルタで最大の漁村の町になっており、ルッツと呼ばれるカラフルな船が多数海上に停泊しています。

 

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船の先頭には、なんだか目の様な模様が取り付けられています。これはオシリスの目と呼ばれ、海難を避けるための魔除け的な役割があるそうです。

 

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港のすぐそばにある教会では、建物の上にある聖母像は船に乗っていました。

 

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マルサックスロックは漁村の町なだけあって、港には漁師の方々がおられました。と同時に、観光客もこの湾内の景色を見たり、シーフードを食べたりなど、まったりと時を過ごせる場所です。

 

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港なだけあって、魚狙い(?)の猫がチラホラ。椅子に観光客と一緒に座って日向ぼっこする猫なども。

 

朝にスリマやバレッタを出ると昼前ぐらいにマルサックスロックに到着するので、ここでランチをとってから次に移動するのがよいかと思われます。

 

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お次の下車ポイントは、ブルーグロット(青の洞窟)と呼ばれる場所です。この写真の駐車場で下車できます。

 

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駐車場近辺では、地元の人が野良猫に餌を与えているようで、その時になるとわらわらと猫が集まってきました。意外とお互い仲良くないのか、餌の取り合いをしておりました。。

 

ブルーグロットをきれいに眺めることが出来る展望台は、駐車場から来た道を少し戻って坂を10分ほど登った所にあります。

 

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こちらが、観光本等でも紹介されているブルーグロットです。夏季の間は、先ほどの駐車場を下ったところあたりから小舟が出ており、このブルーグロット内をめぐってくれるサービスがあります。冬季の間は波が高いため、このサービスは無いようです。

 

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こちらは、別の場所から見たブルーグロットの背面です。小さな洞窟があり、この中を小舟で運行してくれるようです。

 

小舟に乗らないのであれば、あまり長居をするほどの所ではありませんが、一応主要観光スポットの1つです。

 

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最後は「ハジャーイム神殿およびイムナイドラ神殿」です。前回、タルシーン神殿という巨石神殿の遺跡をご紹介しましたが、マルタにはほかにも巨石神殿があり、その一部がここになります。

こちらの建物でチケットを購入したのち、裏手から神殿へ入ります。

 

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まず最初に見えるのが、ハジャーイム神殿です。タルシーン神殿の時と同じく、遺跡の劣化を避けるためにドーム状の屋根が設置されています。規模は割と小さめなため、すぐに見終わってしまいました。

 

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ハジャーイム神殿から少し歩くと、イムナイドラ神殿があります。こちらもドーム状の屋根で覆われています。ハジャーイム神殿よりは大きめですが、それほど見れるところが多いわけでもありませんでした。

これらの遺跡はBC3600年頃に建てられたらしく、ピラミッドよりも古い遺跡ということです。しかしこちらの遺跡はピラミッドほど形が保たれているわけでもなく、ただ石が積まれてるだけですけども。。

 

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遺跡は海沿いに位置しているので、遺跡もさることながら、この周辺からの地中海が奇麗でした。冬のこの時期に観光バスで今回のルートで来ると、遺跡を見終わるころには丁度日が沈む時間帯になるので、ここから夕焼けを奇麗に見ることが出来ます。

 

 

(続く)

 

 

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マルタ(1)

マルタ共和国は地中海にある小さな島で、イタリアのシチリア島の南辺りにあります。フランクフルト空港からは飛行機で2時間半。ワイにとっては、お手軽に行けます。日本から行くよりは。

 

通貨はユーロでシェンゲン内ですが、プラグ形状が欧州で一般的なCタイプではなく、イギリスと同じGタイプです。また、車が左側通行です。これは、マルタは長らくイギリス支配下にあったためであると思われます。さらに、英語が共通語として使用されているという情報が観光本やネットにはあります。実際に英語はよく通じます。が、結構イタリアっぽい訛りで話すので、やや癖がある感じです。

 

マルタ国際空港は島のど真ん中にありますが、街の中心からはちょっと離れています。島に電車はありませんので、空港から街への移動はローカルバスかシャトルバスサービスを利用して移動するとよいでしょう。

 

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さて、唐突に現れたこの地図(自家製)は、マルタの中心的街が集まってるエリアの地図になります。真ん中の「バレッタ」というのが、実はマルタの首都になっており、主要観光ポイントでもあります。筆者が滞在したのは、スリマというバレッタの対岸にある地区です。

 

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スリマ地区からは、対岸にバレッタ地区がこのように見えます。朝焼けに照らされたバレッタ地区や夕暮れ時のバレッタ地区は、とても奇麗です。

というわけで、まずはこのバレッタに行ってみましょう。

 

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スリマ地区にはフェリーターミナルがあり、ここからバレッタまで運ぶフェリーが出ています。片道1.5€です。夏季は夜遅くまで運航しているようですが、冬季は最終が19:00あたりと、割と早く終わる模様。この周辺には、ローカルバスのバスターミナルや、別の島に行くフェリーツアー、観光バスツアー等の発着点になっており、マルタを観光する上でとても便利な場所です。

 

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5-10分ぐらいで、スリマから対岸のバレッタに到着します。なおフェリーを使わずとも、バスターミナルからバスでも行けますし、値段も同じ1.5€です。でもせっかくなんで、フェリー乗りたいじゃんってね。

 

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バレッタ内は、起伏に富んだ地形をしており、坂が多めです。道にはこんな感じで車がビッシリ路駐されてました。

 

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また、バレッタの住居の特徴として、出窓が多く、この出窓はいろいろカラフルな色付けがされていたりと、街の景観の演出を担っています。

 

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バレッタの中心を一直線に通るメインストリートがこのRepublic通りです。この通り沿いには、いろんなお店がたくさん並んでおり、観光客で一杯です。

 

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Republic通りにある観光スポットその1が、こちらの聖ヨハネ司教座聖堂(Saint John's Co-Cathedral)への入り口です。

 

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こちらの大聖堂は、マルタ騎士団により洗礼者ヨハネを称えるために建てられました。大聖堂の内部も豪華で見どころがあるのですが、ここにはカラヴァッジョの作品が2点(「洗礼者ヨハネの斬首」「執筆する聖ヒエロニムス」)飾られており、主にそちらが目当てで来る人が多いのではと思います。

 

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大聖堂入口のすぐ隣には、Daphne Caruana Galiziaという方を追悼する場所がありました。この方は、マルタ首相およびその周辺人物の汚職を追及していたジャーナリストです。昨年10月、この方は車に仕掛けられた爆弾により爆殺されてしまいました。ここには、そのことに対する非難のメッセージが多くありました。

 

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Republic通りにある観光スポットその2は、こちらの騎士団長の宮殿です。その名の通り、マルタ騎士団長の公邸でした。今では大統領府と議会が置かれているようです。この宮殿の一部を見学することが出来ます。

 

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宮殿内部の写真がこちらです。廊下には一定間隔で甲冑が飾られていたり、見事な天井画などが素晴らしいです。しかし、見学できるエリアは思ったほど広くありませんでした。

 

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宮殿では武器庫も見学ができるようになっており、数々の甲冑や武器を見て回ることが出来ます。

 

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観光スポットではないですが、Republic通りにあり騎士団長の宮殿すぐそばにあるカフェ「Cordina」はマルタの老舗のカフェで、ここのお菓子やチョコが有名です。お土産にも定番のようです。オープンテラス席もたくさんあり、店内も結構広いです。

 

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同じくRepublic通りにあり、聖ヨハネ司教座聖堂からそれほど離れていない場所にある「Amorino」というアイスクリーム屋さんでは、花の形にアイスを盛ってくれます。味もよくて、店員もフレンドリーで、観光客に人気のお店です。

 

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バレッタの中心から歩いて少々の所にあるUpper Barrakka Gardenからは、スリーシティーズという地区を対岸に見ることが出来ます。スリーシティーズは、その名の通り、バーグ・セングリー・コスピクアの3つの街の総称です。ここからの景色は絶景で、観光客も多く立ち並んでいました。また、12:00と16:00になると軍服を着たおじさんがおもむろに現れ、この大砲で空砲を放ちます。弾は出ませんが、結構大きな音でした。

 

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Upper Barrakka Gardenの横には、下に降りるエレベータがありました。これに乗って下に降りると、海沿いまで歩いてすぐの所にあるスリーシティーズへ向かうフェリー乗り場にたどり着きます。

 

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というわけで、フェリーに乗ってスリーシティーズへと向かってみました。フェリーからスリーシティーズへと入っていく景色がたいそう奇麗でとても印象的でした。

 

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フェリーはコスピクアに到着しましたが、あまりよく調べもせずとりあえず勢いだけで来たので、何があるのかよくわかりませんでした。周りの観光客に、ここには何があるのと聞かれたので、他の人もあまりわかってないのにとりあえず来てみたようです。しかし周辺を歩いて見ると、古い街並みが並んでいたりしたので、こういうのを散策するのが楽しみ方なのかもしれません。

 

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とりあえず適当に岸沿いを歩いていると、聖アンジェロの砦という半島の先端のようなところにたどり着きました。ここからは近隣の街であるセングリー(上写真)や、対岸のバレッタ(下写真)が見えました。

 

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スリーシティーズの南部にはタルシーンという地区があり、ここにはタルシーン神殿という巨石神殿の遺跡があります。遺跡と聞いちゃあ、黙ってられねぇー。こいつはロマンだぜってね。紀元前3000年ぐらいの遺跡のようです。

バレッタのバスターミナルからバスに乗り、バス停Neoliticiで降りると、歩いてすぐです。

 

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タルシーン神殿では、雨風による風化を避けるために、遺跡はドーム状の屋根で覆われています。通路は遺跡の内部と外周に敷いてあり、自由に歩いて見学できます。あ、もちろん入場料はかかりますが。

 

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遺跡が発掘された時の彫像などは国立博物館にうつされ、ここにあるのはレプリカのようでした。それでも、発掘当時の状態を再現したものを見学できるのは楽しいですね。

 

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外周路から遺跡を見ると、神殿の各部屋は半円を組み合わせたようになっているのがわかります。

 

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遺跡を見て回っていると、なんかかわいい生き物が2匹ほど、遺跡の中で寝てました(写真中央)。確かに侵入は容易ですが、いや自由だなーこいつらは。

 

マルタには、このタルシーン神殿の様な巨石神殿が多数見つかっており、遺跡ファンには楽しみな場所でもあります。

タルシーン神殿の近くには、ハイポジューム地下神殿(ハル・サフリエニの地下墳墓)と呼ばれる別の巨石神殿があります。しかしこちらは、遺跡の保存状態を保つために1日当たりの入場者数制限が厳しく設けられており、事前予約が必要です。また、結構な値段(35€)するので、今回はパスしました。

 

 

次回からは、マルタの別の場所を紹介していきます。

 

 

(続く)

 

 

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2018

新年あけましておめでとうございます。

 

 

今回の年末年始は、地中海に浮かぶ小島である「マルタ共和国」で過ごしてきました。

 

 

なんとも写真を撮りがいのある国でした。

追って記事を更新していきたいと思います。

 

 

本年もよろしくお願いいたします。

 

 

 

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よいお年を

2017年ももう終わりということで、思い返してみてなんかいいことあったかなというと、はて・・・

 

 

今年はワイの年である酉年だったので何か人生の転機があるかと思いきや、大したことはなかった。もうおしめぇだ。

 

 

今年も国外逃亡してきます。

 

 

それでは、また来年。

 

 

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SW8

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暇だったので、見てきました。ドイツ語版はさすがにわからないので、オリジナルの英語版で。つーか、吹き替えよりオリジナルの英語版の方が役者の演技がそのまま伝わってくるのでいい気がします。

 

自分はそれほどコアなファンではありませんが、ファンからすると賛否両論だろうなという内容。むしろ否の方が多い気がします。次作(EP9)の話をどう作るつもりなんだろう、とついつい不安になるストーリー展開でした。

 

映像はさすがに奇麗だったので(しかも3Dで見ました)、まぁそこらへんだけはよかったです。

 

 

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12月

いつの間にか12月に突入してました。

 

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というわけで、今年もクリスマスマーケットの時期になりました。まぁ初日以外ほぼ行くことはありませんが。

 

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初日は金曜の夜なだけあって、さすがに人がいっぱいです。もう毎年恒例ですが、2017年版のグリューワインのカップをゲットしておきました。

 

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雪まで振り出す始末。こうなると街のバスの運行状況はカオスになり、週末はもう外に出る気が無くなります。家の中はあったかいんですよね・・・

 

 

降るのはこれっきりにしてくれー、と思っております。

 

 

 

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